以下を中電浜松支店に提出
中部電力による原子力規制委員会への浜岡4号機の安全審査申請の撤回を求める要請書
2014年2月14日
中部電力社長様
やめまい!原発・浜松、人権平和・浜松、ピースサイクル浜松
本日、中部電力は原子力規制委員会に対して、浜岡原発4号機の安全審査を申請しました。わたしたちは、中部電力がこの申請を撤回し、原発推進事業を中止することを求めます。
浜岡原発は東海大地震の震源と断層の上に立つ原発であり、巨大地震に耐えることができないとみられています。地震時には核燃料プールでの冷却も困難になるとみられます。また、周辺30キロの人口は70万人、周辺50キロには200万人を超える人々が居住し、大事故時の全員の避難は不可能です。さらに周辺30キロ圏内には東名高速道や東海道線があり、大事故が起きれば、東西の交通は分断されます。そして、大事故による放射能は首都圏を襲う可能性が高く、政治・社会をマヒさせる危険性が高いのです。
中電は、耐震工事をする、津波用の防潮堤を作る、フィルターベントをつけるなどの安全対策を宣伝しています。しかし、巨大地震の震源域の上に立つ浜岡原発の安全の保障など、だれにもできません。
3・11の福島原発震災以後、自治体の首長をはじめ元首相も、原発反対の声をあげるようになりました。浜岡原発は当時の政府の要請で停止し、周辺の市議会では危険な浜岡原発の永久停止・廃炉を求める決議があがっています。静岡県内での世論調査でも浜岡原発の再稼働反対が大半です。中電の金もうけ・再稼働のために、生命・地域・財産を売り渡す気はないという住民の声は、強いものになっているのです。
そのような原発反対の声を無視して、再稼働に向けて、原子力規制委員会に安全審査を申請する中電の姿勢に、私たちは強く抗議します。わたしたちはこのような動きに抗議して、3月9日、浜松駅前に集まり、いらない!やめまい!さよなら!原発、浜岡原発再稼働NO!の声をあげ、中部電力浜松支店まで歩きます。中電は今すぐ、この申請を撤回し、原発再稼働による利潤追求をあきらめるべきです。