2・1山本太郎講演会

2月1日、袋井総合センターで山本太郎講演会が行われた。参加者は175名。講演会は最初40分程度の講演があり、そのあと応答形式で行われた。

最初、俳優をやりながら反原発を訴えていこうと考えたが、文科省が子どもに対しての被爆量を1ミリシーベルトから20ミリシーベルトにあげて、我慢できなくなった。発言した後、所属事務所では電話が鳴りっぱなしになり、通常の業務ができなくなった。そして事務所をやめ、仕事が減り、被爆にふれて仕事がなくなった。テレビ界ではスポンサーは絶対である。広告料が東電一社で260億円、電力会社10社で1000億円あり、マスコミは被爆のことはテレビでは言えなくなった。原発反対というとテレビには出演できなくなる。

次に東京都知事選に話が及んだ。野党は国会で何もできないことを学んだはずだ。衆院選、参院選では野党の得票の方が自民党より多い。なのに一本化ができなかった。名護市長選では一つになり、勝つことができた。自民、公明は組織票が200万票ある。これに勝つには投票率を上げるしかない。しかし、投票日の29日は条件的に良くない。真冬で寒く、27日にソチオリンピックの開会式があり、投票に行かなくなる。

他に、リニアモーターカー、原発労働者等の話題に対して発言した。最後に3年間国政選挙はないが、その間に統一地方選挙があり、それらの選挙でまず勝利しなければならない。そのためには市民が繋がらなければならない。山本太郎自身が参院選で当選したことにしても、特定秘密法であれだけ大きな唸りを作れたことにしても、市民が大きく貢献した。

山本太郎氏の講演ということで、若い人達の姿を見ることができた。また、発言もしていた。氏は大変謙虚で講演の中でも「教えてください」と、何度も聴衆に言っていた。同じことを同じ言葉で話すにしても、講演者でこれほど違ってしまうのかと、感心した。そして、まだこれから続く苦難の3年間を、市民が手をつなぐ3年間に変えていかなければならないと思い、帰途についた。               (池)