815浜松集会・稲葉彬講演

 

 2014815日、浜松で浜松憲法9条の会の主催で平和の集いがもたれ、100人が参加した。集会では浜松学院大学名誉教授の稲葉彬さんが「平和憲法の危機」の題で、集団的自衛権容認の動きの問題点を指摘した。

 稲葉さんは、集団的自衛権が認められれば、憲法9条は有名無実する。自衛隊は米軍と一体化し、人殺しをする軍隊へと変貌する。自衛官も戦闘で殺されたり、重傷を負い、遺族をつくることになる。武器の使用は作る必要のない敵を世界中につくることになる。これまでの努力が水の泡になり、日本人の信頼が地に落ちると指摘した。

稲葉さんは、それを国会の議決も国民投票もしないで閣議決定でおこなったのであり、とんでもないことであるとし、あらゆる機会をとらえ、集団的自衛権の閣議決定と今後出されてくる集団的自衛権関連法案にNO!の声をあげることを呼びかけた。(T)