第15回満月まつり浜松コンサート
2014年10月5日、第15回満月まつり浜松コンサートが、浜松市の龍泉寺で開催された。台風の接近による雨の中での開催であり、参加者は50人ほどであったが、「あたらな戦争の時代に改めて問い直す、命の大切さ、平和への思い」をテーマに、参加者はさまざまな表現でその思いを示した。
出演は、ブルーシーズ、めでたバンド、YOSHIKO&SIRAKURA、月桃三線団、OSHOS、NONO!BAND、金曜アクションBANDなどであり、地引浩、里檀の詩の朗読、キミヨの紙芝居、反原発と袴田事件のスピーチもあった。音楽は、風雨が強まり、湿気が高まるなかで奏でられた。その音はゆっくりと参加者の心に響いていくようだった。
1995年の沖縄での少女暴行事件、その後の普天間返還協議と辺野古への新基地建設の動きのなか、それに抗するかたちで、辺野古の瀬高の浜で満月まつりがはじまった。1999年のことである。浜松ではそれに連帯し、浜松でのAWACS配備などの基地問題もふまえて、2000年から開催してきた。浜松での開催は今年で15回目となる。
いま、政治の言葉が軽薄になり、嘘が軽々と語られ、それに追従する「日本人の誇り」集団が徒党を組みはじめた。そのような時代であるからこそ、命と平和の視点から、新しい関係を組みはじめていくことが求められている。この場もそのような協働・アンサンブルの時空だった。 (NO!NO!BAND・T)
コンサートの模様は遠州Web TVのサイトにもあります。