11・21愛サランへコンサート・静岡
2014年11月21日、朝鮮学校の支援をめざす韓国のモンダンヨンピル(短くなった鉛筆)の演奏会が静岡市内でもたれ、450人が参加した。モンダンヨンピルは、震災による朝鮮学校の被災の支援と日本の朝鮮学校の存在をアピールするために、韓国のクオンヘヒョらが結成した演奏グループである。
静岡の演奏会では、イハンチョルバンド、ウリナラの韓国のメンバーに加え、静岡の朝鮮学校の打楽器演奏、チョッテ(笛)舞踏などがおこなわれた。最後はウリナラの演奏とともに参加者が歌い踊った。
流れる音を聞きながら、歌うことはいのちを伝えること、弾くことは生の響き、踊ることは愛の表現であること、そこに、奏でることで伝えようとする熱い思いを感じた。手をつなぎ新たな世界を創ろうとする、このような場がもっと必要だ。本来、学ぶことはこころを育て、出会いをつくることであり、学校はこころの故郷であるはずだ。そこに、忌まれるほどの疎外の風が吹き込むようになってしまうことは、悲しいことだ。 (T)