沖縄《安和桟橋・塩川港(2023年7月5日~11日)》

 暑い日差しの中、辺野古新基地埋め立て用土砂の積み出し港周辺の山々は行くたびに姿を変え痛々しい。反対側の北側はもっとひどく断崖のように削られてしまっていると聞く。塩川港に向かう道すがら削り取られた丘や高台も目につく。

 私たちは前々回から本部町の塩川港の行動を優先して参加するようになっていた。今回も、午前の那覇空港到着便だったので塩川港に直行した。しかしダンプカーの出入りはなくガット船も接岸していない。今日の積み出しはないと判断してキャンプシュワッブ前の午後の行動に参加することにした。翌日早朝、塩川港に向かう。今日も塩川港はゲートが閉まっていて、監視行動に来ていた本部のメンバーからも今日は積み出しはないだろうと聞く。うねりが高く、ガット船が接岸できないのだそうだ(この週は結局4日間積み出しはできなかった)

 琉球セメント前の安和桟橋からの土砂の積み出しは日曜日以外は連日行われていた。海上保安庁のゴムボートも早朝から出ていた。海上の阻止行動を規制するためだ。ダンプの土砂搬入も以前は一方向からだったが今回は右左折、直進と3方向から強引に交差点に進入させている。でもダンプの前をゆっくりと歩道を横断することで少ない人数でもダンプの搬入を6割程度に抑えていた。連日の猛暑の中、人々の決然とした行動が続いていた。

 辺野古の埋め立ては進んでいるように見えるが、全体から見ればまだ1315%程度。マヨネーズ状の地盤の海域は法的にも技術的にも何ら目途がたっていない。それでも埋め立て工事は強行するのではないかと現地では見られているようだ。税金をどれだけでも使えて、あらゆる実験を重ねることができ、ゼネコンには計り知れないメリットがあるからだ。どれだけ環境を破壊しても、工事が完成できなくても誰も責任を問われない、裁判所も含めたこの国の無責任体制がそれを許している。

 主権を放棄した日本政府のもとで進められているのは、日本全体の沖縄化なのだ。沖縄を訪れるたびに私たち自身の行動が問われていると痛感する。

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