104移転訓練の中止を!イラクからの撤兵を!
富士を撃つな!7月行動
7月10日(日)10時30分 御殿場市中央公園 集会
11時30分 デモ行進
13時 滝ケ原・ 米軍キャンプ富士要請
7・10東富士行動報告
東富士での104訓練に抗議して、7月10日御殿場中央公園で集会を持ち、市内を行進し、滝ケ原駐屯地とキャンプ富士に要請行動を行いました。
当日は強い風と濃い霧が立ち込めていました。横断幕が大きく揺れる中、現地御殿場の仲間は、御殿場のアメとムチの実態を語り、神奈川からキャンプ座間での市が先頭に立っての米陸軍司令部移転反対の活動の紹介がありました。基地前では反戦平和への思いを表現しました.
集会会場では事前に棍棒を持った警察官が公園を巡回して不審物のチェックをしていました。基地前で幕を広げると警察は事前に許可を出せといいました。それは市民の平和の声への過剰な反応でした。取り締まるべきは米軍の富士を撃つ行為であるべきです。
滝が原駐屯地司令様 キャンプ富士司令官様 2005年7月10日
日本国首相様 USA大統領様 富士を撃つな!行動実行委員会
東富士での104訓練の中止とイラクからの撤兵を求める要請書
2005年7月15日から東富士で七回目の沖縄104移転訓練がおこなわれようとしています。ここ東富士で訓練している沖縄の海兵隊はイラクへと派兵されています。そしてファルージャなどの作戦に投入され、多くのイラク民衆を殺戮しています。また自衛隊はイラクに派兵されこの米軍を支援しています。富士学校からも派兵されています。北富士にはイラク派兵用の模擬施設が作られました。
ここ富士での訓練はイラク攻撃の訓練場となっています。わたしたちは今回の104訓練の中止を求め、イラクからの即時撤兵を求めます。
アメリカでは、「米兵を今すぐ帰還させろ!」「新兵募集に応じるな!」という声が強まっています。イラク戦争は国際法に反する侵略であり、大量破壊兵器保持は戦争の口実にすぎませんでした。その戦争に動員されたアメリカ民衆の側から撤兵の要求が強く出されています。米兵の死者は1700人を超え、重傷者はその数倍とみられます。またイラク民衆の死者は10万人を超え、ウラン弾による汚染は深刻な状況をもたらしています。
発言する兵士家族の会・戦争に反対するイラク帰還兵の会・平和のための戦死者家族の会などがつぎつぎに結成され、「いまこそ兵士の帰還を!」と大きな声をあげています。イラクからの撤兵は米国議会の中でも発言が出るようになり、イギリスでさえ大幅な撤兵を考え始めました。
一方イラク内では、イラク民衆による占領へのレジスタンスが強化され、「反占領愛国戦線」なども結成されるに至っています。レジスタンス側が主張する、占領軍の即時撤退・占領拒否へのイラク民衆の権利・自国とその資源の防衛の権利・イラクのアイデンティティの保持・占領と暫定政府による抑留者の解放・掃討作戦と人権侵害の中止・破壊行為への正当な賠償といった要求は理にかなったものです。これらの要求をイラクの民衆は支持し、そのなかで抵抗運動がすすんでいます。15万のイラクのアメリカ軍はイラクの点と線しか維持できない状況に追い込まれています。
いまこそ米軍とそれを支援する軍は撤兵し、イラク民衆の自決権を擁護すべきです。
自衛隊内での自殺者は昨年九〇人余りとなりました。これは戦争国家化がすすんで実戦を想定しての訓練の強化と、営内での人権侵害が一向に改善されないことによるものとみられます。また米兵による市民への犯罪事件も続いています。軍隊は人権抑圧の場であり、日々の人権侵害がこのような自殺や犯罪を生みます。しかし、自衛官にも米兵にも人間としての尊厳と権利があります。わたしたちはそれを擁護します。兵士の尊厳の回復こそ急務です。そのためには兵営での団結権を保障し、政府による戦争と派兵を中止すべきであると考えます。
私たちは殺戮と侵攻の訓練である104訓練の中止とともに戦場からの全兵士へ撤兵を求めます。兵士の皆さんが悪政の尖兵となって、殺し殺される場の最前線へと追いやられることに、断固として反対します。戦争と派兵を担う立場にある人びとが、撤兵に向けて力を尽くすことをここに要請します。
Demand
to Stop the 104 Drill at
Dear
President of the
Commander of
Prime Minister of
Commander of Takigahara Station,
From
In
the
Such organizations as “Military Families speak out” “Iraq Veterans against
the War” “Gold Star Families for Peace” have been formed, raised the big voice
of “Return the soldiers home immediately!”
Such voice can be heard in Congress, and
In
Now
is the time for the
Last year more than 90 officers of SDF committed suicide. This is caused both by the reinforcement of training
for actual fighting, which accompanied the tendency of war-nation, and by the
violation of human rights in SDF. The
criminal cases caused by the
We
strongly demand to stop the military 104 Drill, and to withdraw troops from
連帯アピール
東富士の皆さんに遠く大分県・日出生台の地から連帯のメッセージを送ります。
東富士からも、日出生台からも、そして日本中のすべての場所から米軍を撤退させ、憲法9条の理念を、胸を張って世界に発信できる。そんな国の実現に向けて、これからもお互いに連帯して、ねばり強くともに頑張っていきましょう
米軍基地と日本をどうするローカルネット大分・日出生台
「富士を撃つな!7・10集会」に参加された皆さんへ、はるか九州の片隅から熱い連帯のメッセージをお届けします。
ご承知のように米海兵隊による104実弾演習は、観光地で名高い湯布院に近接する日出生台演習場でもおこなわれています。私たちはその都度、「大分・草の根の会」の人たちととともに、演習場ゲート前で抗議行動をおこなって来ました。
今年も1月に予定されていたのですが、スマトラ沖地震による津波被害救援に米海兵隊が派遣されたことで中止されました。私たちは日出生台演習場を所轄する
日出生台演習場は、もともと明治政府が帝国陸軍の演習場として農民から強制的に取り上げてつくったもので、戦後は自衛隊の演習場として利用されてきました。日出生台演習場には演習に参加する自衛隊員のためのプレハブの宿舎がありますが、104実弾演習の開始に伴い、米海兵隊のための4階か5階建てのマンション風の洒落た施設が建設され、自衛隊が米軍の下位に位置していることをよく示してます。演習場に通じる道路の拡張整備も進んでいます。
米国のイラク侵攻以降、演習場ゲート前での規制も厳しくなりました。私たちは抗議集会をおこなっているゲート前の30坪ほどの空き地も、抗議集会のある日はロープが貼られ、ロープの内側には防衛施設局職員が立つようになりました。道路は大分県警のパトカーが数台停まっていて、私たちは道路とロープのわずかな隙間で抗議行動をせざるをおないという状況です。104実弾演習が始まった頃は地元の警官が姿を見せる程度だったのですが、最近は大分から来るパトカーと公安刑事で、口調も「オイコラ」調です。
「自衛隊の核装備化」がマスコミに登場するような時勢です。私たちを取り巻く状況は、もっと厳しくなることが予想されますが、それにめげることなく手を取り合って頑張りましょう。
「北九州かわら版」
本日の東富士での海兵隊演習反対行動に参加されたすべてのみなさんに、東京・立川から心よりのメッセージをお送りします。
さる6月19日に、私たちは地域の仲間達とともに、米空軍横田基地に対しての再編反対デモを行いました。東京の西方に位置する700ヘクタールを越すこの広大な米軍基地に、航空自衛隊が移転し、米軍と自衛隊の共同利用が計画されています。
小泉が言うように、「米軍再編が基地縮小のチャンス」であるはずなどありません。それは米軍の遂行する対テロ戦争により有利なように米軍全体の構造改革を行うことに他なりません。
一方兵士達のおかれている情況はますます厳しいものになっています。先日の東京新聞では徴兵制の復活が政府の中で議論され始めているとの報道がなされていました。年間数百万という大学の学費にあてる奨学金のために、貧しい人々が兵士になっています。いや、既にこれは「貧しい人」だけの問題ではありません。これまでは「中流」といわれてきた人々の中にも、兵士になることによって得られる恩恵を目的に志願する人々が増えているそうです。
そのディストピアからの解放の道すじは、米国を覆い、今日の日本でも大手を振るい始めた暴力信仰と対峙することからしか始まりません。みなさんの今日の言葉が、海兵隊兵士たちにもしっかりと届けられるよう祈っています。
2005年7月10日 立川自衛隊監視テント村
7・10富士を撃つな!集会への連帯アピール
集会参加のみなさん。
新しい反安保行動をつくる実行委員会より連帯のアピールを申し上げます。私たちは、1995年の沖縄での3名の米兵による少女強姦事件に端を発した反米軍基地運動と連帯すべく活動を始めました。
第9期を迎えた現在では、昨年の6月以来、沖縄・反戦地主会関東ブロックなど首都圏の反戦・反基地あるいは環境保護運動を担う団体と共同して、「辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行員会」を結成し、一年以上にわたって、毎週月曜日に防衛庁・防衛施設庁への抗議・申し入れ行動を続けています。
私たちが、沖縄の米軍基地を無くすこと(あるいは減らすこと)を求めるのは、小泉首相すら言うような、「沖縄の負担軽減」を求めることにとどまることでは決してなく、米軍の先制攻撃をも含む世界支配を支える日米安全保障体制の破棄を目指していくものです。
県道104号越え演習の本土移転が、演習の強化に他ならなかった事実を直視し、7月15日からの海兵隊による7回目の実弾砲撃演習に私たちも反対します。
軍再編協議の中で行われるかもしれない「沖縄の負担軽減」を、日米安保体制の強化の口実とさせない、ヤマトでの反基地・反安保の運動をともにつくっていきましょう。
新しい反安保行動をつくる実行委員会(第9期)