2005
7月31日(日)15時から
郵政民営化を考える集会
会場 板屋町会館1階
主催 郵政ユニオン東海地方本部(浜松)
浜松・郵政民営化を考える集会に参加して
05・7・31
郵政労働者ユニオン東海地本が呼びかけて浜松で集会がもたれた。委員長の鈴木さんの解説の後、活発な意見交換がおこなわれた。
参加しながら考えたことをここではまとめておきたい。
それは第1に、民営化なるものが、この間の資本のグローバリゼーションの一環であり、それが労働者や市民にとって生存権・社会権の破壊となっていることだ。市民にとって本来の公共事業は社会的な権利であるのだが、その基幹部門の私有化がすすんでいるのである。独占資本による国有財産のぶんどり、私営化がすすんでいる。
第2にこの私営化が、闘う組合つぶしと公共サービスの切捨てになっていることだ。市民の財産権を維持するものとしても機能してきた郵貯340兆円などを独占資本が私有化する。そのために、抵抗するものを弱体化させ、排撃することになる。
第3にこの私営化が、競争と戦争となって僕たちの前に現れてきていることだ。JR福知山線の脱線事故はこの私有化路線の行き着くはてだった。安全を捨て利潤第1をすすめ、労働者をいじめた結果だ。社会的な脱線状況が今ある。このような労働者いじめは、経済での生命の搾取である。戦争の行使は、この生命の搾取の政治的な形である。
このような生命の搾取にむけて、生存権の剥奪がすすんでいることにもっと自覚的であるべきだ。この帝国の支配的な姿が、スポーツとお笑いへの熱狂と政治的無関心だ。
第四に、だからこそ、この状況で労働者として、根底のところで隷従を拒否し、団結した仲間たちの行動は輝く。その志を街頭で示し、この私営化と社会的サービスの破壊の問題点を訴え、仲間をつかむことが今こそ求められるといえるだろう。
今日の集会が、その第一歩であってほしいと思った。 (T)