=お便り=

 超監視社会を問う     浜松市民タカベ

 国民総背番号制や住民基本台帳ネットワークが導入されて、「便利になる。」と言う人たちが多くおられます。確かに「便利」になります。いったい何が?決まっているでしょう!一握りの権力者の方々が、私たち下々の国民全員を24時間監視し管理することが便利になるのです。

 通信傍受法が制定され、監視カメラがあちこちに設置されて、「安全になる。」と言う人たちが多くおられます。確かに「安全」になります。いったい何が?決まっているでしょう!政治家や官僚および財界の有力者の方々の、地位と権力と利権が安全になるのです。

 今や、子どもたちまでも含めた私たち下々の国民はみな、国のほんの一部の権力者の方々によって、生まれたときから死ぬときまで一日中つねに、ブロイラーのように監視され管理される家畜になろうとしています。全員に番号が付けられ、いずれは指紋や究極のプライバシーであるDNAまで採られて・・・・。

 今年の夏に、私の姉夫婦に子どもが生まれる予定です。もうすでにあの2人は、自分たちの子どもの名前をあれこれと考え始めていることでしょう。「男の子だったらこの名前にしよう!」「女の子だったらこんな名前がいいわね!」と。

 でも、2人がどんなに一生懸命に、自分たちの子どもの名前を考えて名づけたとしても、国から与えられる「名前」は番号なのです・・・・・。国や権力者の方々にとっては、私たち庶民の子どもなど、所詮、番号に過ぎないのです。

 今まさに、この日本国における一握りの権力者の方々にとって、とても「素晴らしく」「夢のような」「完璧な」超監視社会が完成しつつあります!しかし、これでも権力者の方々は「まだ不十分だ!」とご不満なご様子です。

 そこでアメリカなどの高度な技術を用いて、究極の国民監視システムを導入しようと摸索されているとか・・・・。耳にしたところによれば、超高性能カメラを搭載した人工衛星を駆使して、宇宙から、私たち国民一人一人の日常生活を監視することが可能になりつつあるそうです。
 もしそうなると、あのゴルゴ13も、貪欲な企業家や凶悪なマフィアのボスなどを狙撃する事など、もはや全く不可能になるでしょうね。今や、彼は失業の危機・・・・・。冷酷なテロリストもハローワークに通わなければならない事態になりました。

 「自己責任」の名のもとに。

ゴータマ・シッダールタを敬愛する仏教徒にして、
神道と民俗信仰の素朴なる信徒である日本国市民タカベより、
地球上の全人類の皆さんへ愛をこめて。