2006年5月3日憲法集会

        


県内西部では浜松で日本国憲法上映会、袋井で高遠菜穂子講演会、掛川では金両基講演会が持たれた。浜松の集会には180人が参加した。

掛川での集会に参加しての感想を記したい。掛川集会には130人が参加した。掛川では掛川9条寺子屋の形で小規模な意見交換会が続けられてきている。戦争参加と改憲の動きが強まる中でそれぞれの立場を尊重しての共同がすすんでいる。掛川9条ステッカーも、もうすぐ完成する。小笠や掛川倉真でも9条の会が結成されている。

今回の集会では月桃三線団とNO!NO!バンドが出演し、沖縄とコリアの歌を歌い反戦平和を表現した。金両基さんは日本と韓国の近代史を示して憲法9条の大切さを語った。活発な討論がおこなわれそのなかで出た発言が印象に残った。歴史的な史実の共有と社会正義の実現、それに向けての行動力がたいせつな視点だろう。ここではそれを紹介したい。

●これからの日本にとって経済のみでなく哲学が大切だ。経済がだめになると国際社会の中では、哲学がないと惨めになるだろう。

●知識はあっても判断力がない。判断し行動することがなく、傍観者であるという大人の社会を変革することが大切だ。

●日本社会の中で社会正義の実現という視点が薄れている。社会正義への視点が大切では。

●アジアは歴史的事実の確認を求めているのに日本では認識や解釈で回答する動きが強い。                             〔竹〕