8/15平和の集いin浜松
小沢隆一氏(東京慈恵会医科大学)
の講演を聴いて
最初に集会で、9条の会が日本全国で5,000団体を越えたことが報告され、会場は明るい雰囲気に包まれた。
小沢さんは簡単な自己紹介をした後、『憲法60年と9条・平和主義』という題目で、講演に入った。朝鮮半島を中心とした侵略戦争の歴史から、憲法の昨今の問題を主に意義深い話であった。小沢さんは改憲論のねらいを、「集団的自衛権を行使できるようにすることであり、それは同時に海外で武力行使ができるようにすること」とし、現在の改憲論がでてきた理由を、「1990年代のソ連東欧社会主義の崩壊後のグローバルな市場経済により、大企業が海外進出を拡大していく上で、その権益を同盟国の圧倒的な軍事力で守ろうとする意図があった」と述べた。この点が印象に残った。
参加者は、180名程度であった。どの集会にしても白髪が目立つのであるが、若い人もちらちら見られ、心強く感じた。 (池)