国民投票法案と米軍再編特措法案の廃案と平和政策への転換を求める要請書
国会で国民投票法案と米軍再編特措法案の審議がおこなわれ、本日衆院を通過しました。ここに強く抗議します。
この国民投票法案は、憲法を改悪するために国民の反対の声を規制し、有効投票の過半数で改悪ができるようにするものです。それは人権平和民主の精神をもつマスコミや公務員・教員の反対運動を抑圧するものであり、憲法を改悪して戦争のできる態勢をつくるものです。
また米軍再編特措法案は、アメリカ軍のグローバルな再配置を支援し、グアム移転費7000億円を負担し、再編に反対する自治体への交付金を減らすというものです。この法案も戦争国家への道を歩むものです。
私たちはこのような法案に反対します。グローバル戦争に加担することになる法律の制定をすぐに止めるべきです。グローバルな平和を構築するための政策こそ求められています。イラク特措法の延長もやめ、航空自衛隊はイラクからすぐに撤兵させるべきです。軍事ではなく非軍事で民衆の生活基盤を復興する関係をつくり、対話を積み重ねてアジアの平和をつくるべきです。教育関係3法案も政府による圧力を教育関係者に強化するものであり、撤回すべきです。
憲法を改悪し、子どもたちや青年を戦場に送ることになるこのような法案は廃案にし、平和の道を歩む政策を進めることをここに要請します。