「女性国際戦犯法廷の記録」浜松上映会・
            教科書問題討論会

      
6月12日(日)
  会場・浜松市ザザシティ 
パレット・ミーティングルームA・B室
                       

「女性国際戦犯法廷の記録」を見て

 

●国家犯罪は明らかにされなければならない。否定しづける日本政府は必ずや世界から断罪されるだろう。日本人の一人としてわたしにも責任がある。           M

●証言者から受ける印象があまりに激しく切ないものだった。兵士が慰安婦を相手にしていた時にどのような感情だったのか知りたく思った。               N

●年々高齢になっていく元慰安婦の賠償を日本政府は早くすべきだとおもった。   T

●東京裁判は国際人道法に拠って裁かれたと思うが、日本人の中には一方的裁判という人が多数いる。今も日本人の中には人身売買しているものがいる。戦時中には東北の娘さんを買い集めて戦地に送り商売するものもいた。                      K

●責任をとらず真実を隠すありようが繰り返されている。かつて人間の道を脱線し、今もそれが続いている。それが、靖国参拝やつくる会教科書の形になっている。映像で、「日本に観光に来たんではない、真実を語りに来たんだ」とサバイバーは語る。「天皇ヒロヒトに日本軍性奴隷制の犯罪の責任がある」と判決が出ると、一瞬沈黙が流れ、そのあと歓喜が会場を包んだ。真相を隠し続け、その責任の処罰をおこなうことなく過ごしてきたことは2重の犯罪だ。被害者の救援のためだけに、この問題を追及するのではない。戦争へと動員されて最も苦しい思いをした人々の側から戦争をとらえなおし、その尊厳の回復を平和と人権の基点としていくことは人間として当然の行為だし、それなくして平和も人権もない。「自衛と解放」・「大東亜共栄」といった偽りの言葉が今、「自由と解放」・「人道復興支援」にかわっているだけだ。僕たちがどんな地平からいまの世界を見るのかを、この映像は語り続けている。                                   T