静岡県朝鮮人史年表(1920〜30年代を中心に)
月日 記事 典拠 記事日付
1897 8・24 安倍郡清水町妙慶寺で日韓実業談話会 1 8・27
1909 安倍郡、石部トンネル工事、西田組配下に朝鮮人 1 1910・
8・27
1910 小笠郡佐束村、道路工事に朝鮮人 1 3・14
1917 8・15 熱海迂回線工事、国府津・寺町間第一区、朝鮮人80人がストライキ 6
1918 7・ 富士郡本吉岡村、朝鮮人土工4人を斬る(大阪毎日) 9 7・14
1919 3 これまで500人が諸種の事業に従事、現在は91人、鉱夫・鉄道工事・紡績織物など 2 3・13
1919 9 牧野特使の移動につき、県内朝鮮人の行動について警官憲兵の警戒監視の強化、熱海線工事に朝鮮人 2 9・12
1920 4・ 浜松、小林鉄工場で朝鮮人と日本人が喧嘩 2 4・23
1921 5 田方郡北狩野村牧之郷、狩野川復旧工事に朝鮮人 2 5・6
1921 8・ 小田原熱海線工事水害事故での被害者に朝鮮人 2 8・25
1921 10・ 熱海線工事、長坂トンネル落石事故、朝鮮人負傷 2 12・18
1921 11・ 清水港と朝鮮の定期航路の開始を決定 2 11・19
1922 3・ 浜名郡鷲津、鷲津紡績、朝鮮人20人余、賃金支払い要求のストライキ 8 3・14
1922 4・20 熱海線西口工事、作業中の李太勲・金太済の2人生き埋め 2 4・21
1922 6・1 熱海線工事、喧嘩により「甲四重傷 2 6・3
1922 6 箱根国道工事に朝鮮人 2 6・4
1922 6・ 浜名郡和田村、天竜川鉄橋護岸工事、勝呂組出張所で60人余、解雇に反対し争議 1・2・3 6・29
1922 9・ 浜松、監獄部屋誘拐への復讐、人夫募集袋叩きにさる(大阪毎日) 9 9・19
1922 9・10 熱海線第8区泉越トンネル工事、日本人による殴打に対し100数十人が全線朝鮮人土工大会を計画したが、中止 1
9・11
9・13
1922 10・25 泉越トンネル、ガスによるダイナマイト燃焼事故、朝鮮人1人死亡、3人重体 遺族路頭に迷う 1
2
10・26
10・25
1922 10・29 泉越トンネル事故、死者への手当てが冷淡とし、ストライキ、有馬組に待遇改善を要求、10・30要求貫徹
10・31
11・2
1922 12・7 泉越トンネル東口工事ダイナマイト爆発事故、朝鮮人6人重軽傷 2 12・9
1922 12・8 田方郡錦田村、箱根国道改修工事、蘆川組で労賃の天引きを契機に格闘、示談 2 12・11
1923 1・28 熱海線トンネル工事、落石事故で朝鮮人金龍文即死、頭部粉砕 2 1・31
1923 3・ 安倍郡豊田村、三光紡績・東洋モスリンに土工、日給1円70〜80銭 2 3・27
1923 6・ 安倍郡豊田村、三光紡績に150人の朝鮮人、 1 6・18
1923 8・9 静岡署へと朝鮮女工問題で朝鮮人20余が押しかけ 2 8・9
1923 8・15 熱海線泉越トンネル工事、有馬組の450人中200余が朝鮮人 2 8・15
1923 8・ 夏から暮にかけて、4人の朝鮮人女性が島田、江尻、浜松、三島の遊廓を移動させられ、翌年3月には3人が高崎へと売り飛ばされる 2 1924・
4・26
1923 9・4 関東大震災、ジェファーソン号が清水港出港後、船内で朝鮮人6人を虐殺、中国人2人を海中へ投棄 1 10・22
1923 9・ 小山町、紡績工場で300人の朝鮮人が震災復旧作業 2 9・14
1923 11・ 田方郡函南村丹那トンネル西口工事、大竹朝鮮人飯場(飯場頭北村春吉) 2 11・20
1924 1 朝鮮人入国者増加、朝鮮人監視のため列車に移動特高刑事を配置、天皇の沼津御用邸での避寒もあるため 2 1・13
1・18
1924 2・10 大竹工事場で坑夫16人が生き埋め 2 2・11
1924 4・4 駿東郡小山町で静岡。神奈川の朝鮮人1000人で労働友和会を発会 1・2 4・6
4・8
1924 5・ 榛原郡金谷町、富国製糸工場、朝鮮から誘惑された少女、非人間的生活(芸備日日) 9 5・15
1924 6・ 東京へと向かう朝鮮人が増加したため、沼津を関所にして厳重な取調べ 2 6・28
1924 8・10 清水に73人居住、辻町耕地整理の一〇間道路作業、荷役従事 8 8・13
1924 11・21 丹那トンネル西口大竹工事場井沢組川上組配下の坑夫が電気機関車に轢かれて4人が即死、内ひとりは朝鮮人朴成王 2 11・23
1924 12・ 遊廓の楼主ら、朝鮮人客用に朝鮮人娼妓の配置を協議 2 12・11
1925 1・11 安倍郡千代田村、大石職布工場で、朝鮮女工への虐待、4人保護 1 1・12
1925 5・ 富士郡大宮町富士製紙発電所水路工事、土工ら親方を襲撃、検挙 2 5・14
1925 6・ 朝鮮人鉱夫30人神奈川県国府津から下田付近の鉱山へ出稼ぎ 2 6・21
1925 8・15 田方郡函南村丹那トンネル工事、島村組で朝鮮人殺害を契機に乱闘 2 8・17
1925 9 浜松に約2000人の朝鮮人、憲兵分遣所と警察が共済と慰安を目的に日鮮融和会を計画 8 9・3
1925 12・7 静岡市日の出町で朝鮮人団体、300人余りが日朝融和と救済を目指して結成 1 12・9
1925 12・25 田方郡錦田村、観音松トンネル工事、トンネル外の土砂切取中に生き埋め、果昌朱即死、金基正重症 2 12・26
1926 1・2 三島町で、丹那トンネル・観音松トンネル工事の朝鮮人280人の内、160人余りが新年会と親分子分の訓示 2 1・4
1926 3・ 静岡県内の朝鮮人労働者は約2400人、浜名郡鷲津町の工場敷地建設、丹那トンネル工事などに従事、三島町大竹には300人の飯場。女性は静岡市東洋モスリン、三光紡績、浜松付近の織布工場、朝鮮料理店浜松・沼津・静岡に5軒 2 3・1
1926 3・7 浜松市砂山町に相愛会静岡県本部発会、元城小学校会場、融和・差別観念撤廃・共存共栄などを目標 8 3・9
1926 5・14 田方郡大見村,大見川水電工事、賃金不払いに抗議しストライキ、金井組事務所に押しかけ 8 5・18
1926 5・ 日本楽器争議団支援の全虎岩らを相愛会が攻撃 6
1926 6・20 静岡市に相愛会の支部の発会式 8 6・22
1926 7・ 田方郡錦田村、箱根国道改修工事に朝鮮人 2 7・2
1926 8・ 韮山町寺家、別荘地開拓中に土砂崩壊、朝鮮人1人死亡 2 8・22
1926 8・24 浜名郡入出村、明進社製糸工場で相愛会員が暴行 1 8・29
1926 10・ 浜名郡三方原陸軍飛行隊工事、大倉土木600人の内200人の朝鮮人 2 10・29
1926 12・ 県相愛会の幹部ら3人が朝鮮女性を東京や神奈川に密売買、逮捕 6
1927 1・19 榛原郡五和村横岡、大井川鉄道工事現場の70人余、労賃切り下げに抗議 2 1・21
1927 2・15 榛原郡金谷町大井川鉄橋国道工事、相愛会加入をめぐり、100人余が乱闘、50人検挙(〜2・16) 1 2・17
1927 2・ 三方原飛行場工事の朝鮮人1000人へ、浜松市は失業対策のため300人を道路修理で雇用 2 2・27
1927 3・ 浜松に失業朝鮮人200人散在 2 3・3
1927 4・9 磐田郡中泉、光明電鉄工事、監督の悪罵に対し数十人が殴打 1 4・12
1927 4・20 安倍郡大川村、静岡電鉄発電所工事、監督の殴打を契機に対立 1 4・23
1927 7・15 田方郡伊東町川奈村大倉ゴルフ場建設、日朝労働者乱闘 1 7・16
1927 7 沼津市で労働一信会設立、上香貫に朝鮮人飯場にて、相互扶助、朝鮮人70人余 1 7・17
1927 7 相愛会県本部、浜松に会館の建設へ 8 7・13
1927 8・ 浜松に124人の朝鮮人職工 8 8・24
1928 3・13 浜松市で朝鮮人失業者の救済を目的に浜松土木建築請負業就業組合の発会 3
1928 3・13 浜松市砂山町の相愛会県本部を役員の専横を理由に15〜6人が襲撃 1 3・14
1928 5・ 静岡、紡績工場、騙された朝鮮人娘、本籍地へ、所持金の巻上げ(神戸・神戸又新日報) 9 5・31
1928 8・4 三島町の加藤製糸の朝鮮女工1人自殺 2 8・7
8・10
1928 8・ 周知郡気多村、天竜電気発電所工事で朝鮮人土工1人惨死、同僚の10数人、会社の冷淡さに憤慨し、会社を襲撃 2 8・4
8・10
1928 8・18 浜名郡新居町埋め立て工事,土工100人余が賃金不払い業者を追及、警察署に押しかけ 1 8・21
1928 12・2 清水市で融和親睦会結成、300人余が参加、相互扶助・融和を目的 1 12・4
1928 12・ 伊東町沼原に朝鮮料理店楽仙館 2 12・23
1929 2・ 熱海町に朝鮮料理店玉川楼 2 2・7
1929 2・22 沼津・大岡村東京麻糸紡績女工寄宿舎から出火,朝鮮人女工124人が焼け出される、舎監尹粉伊の救出活動 2 2・23
1929 3・28 磐田郡中泉町陸橋架け替え工事、雇用をめぐり対立し乱闘 1 3・31
1929 3・ 浜松、県相愛会の事務所,職業斡旋・宿泊用会館完成、遠州に400人余の朝鮮人 2 3・31
1929 4・4 丹那トンネル西口大竹工事場、ダイナマイト事故で朴龍瑞の顔面・右肩粉砕 2 4・6
1929 7・ 清水の朝鮮人数300人余、うち雑役200人余、工場80人ほか 2 7・11
1929 8・1 榛原郡五和村井林、大井川鉄道工事、監督の殴打を契機に60人余が反撃、検挙 1 8・3
1929 10・17 静岡市中吉田、静清国道工事、金村組・田村組の乱闘 1 10・19
1929 10・27 浜名郡豊西村、浜松市上水道工事、警察官と乱闘、検挙 1 10・29
1929 10・ 三島町小中島に朝鮮料理店・東洋軒
1929 10・ 小山町に土木関係280人の朝鮮人 1 10・10
1929 12・ 志太郡笹間渡、大井川鉄道工事のため100数十人の朝鮮人 2 12・25
1930 1・3 磐田郡、光明電鉄・船切トンネル工事、土工頭の賃金持ち逃げ・不払いのため、250人余が本社へ押しかけ 1 1・5
1930 3・10 田方郡錦田村・丹那トンネル西口工事、賃金不払いにより20人余が飯場に押しかけ 1・2 3・12
1930 3・11 清水隣保館山田政吉、朝鮮人代表趙性文・朴承辰・趙庸潤ら市に対し失業救済を要請 1 3・12
1930 5・9 丹那トンネル西口工事、朝鮮人土工明桑吾、材料運搬電車で感電死 2 5・11
1930 5・17 賀茂郡稲取村開墾地工事、賃金不払いにより10数人が組頭を襲う 3
1930 8・17 志太郡岡部町、宇津ノ谷トンネル工事、賃金不払いのため50人余が山口組事務所へ押しかけ 1・3 8・22
1930 8・24 静岡市丸山町、日鮮融和会、静岡市在住の100人余で発会 1 8・26
1930 8・ 宇津谷工事場、解雇により飯場頭を殴打、朝鮮人20人余逮捕 2 8・26
1930 9・1 浜松市砂山町、失業対策を求め市役所に150人余が救済を要求 1 9・2
1930 9・13 清水内鮮同和会、辻町東海道で失業移動者の無料接待所 1 9・16
1930 10・28 相愛会と浜松市長、県下1000人、浜松市400人余の失業救済・雇用を静岡県に要請 1 10・29
1930 11・ 三島町で金相圭ら、相互扶助目的、150世帯450人加入の融和団体の発会を目指す 2 11・1
11・15
1930 11・26 丹那トンネル工事、地震により落盤、4人不明 1 11・28
1930 12・12 御殿場の作男李金栄、7年間の給金1000円余の不払い救済を御殿場署に依頼 2 12・15
1930 12・23 韮山村長岡、震災復旧工事、朝鮮人への賃金不払いで業者検挙 2 12・27
1931 1・9 清水市江尻小芝町耕地組合整理工事、請負業者が工賃を持ち逃げ、30人余困窮、警察署に救済を求める 1 1・10
1931 2・2 上川根村千頭、富士水力電気発電所工事、朝鮮人土工1人、口論の末殺害される 2 2・4
1931 4・1 熱海町丹那トンネル西口工事、鹿島組井沢組の解雇による争議、65人中12人が朝鮮人 1・2 4・5
4・10
1931 4・20 田方郡大見、朝鮮人50人余が相互扶助団体設立 2 4・23
1931 3・ 清水の朝鮮人数約500(実数600ほど)、土工197、沖仲仕50、製材工26、飴売り26、農夫46、学生33、雑役70など、 1 3・13
1931 5・7 庵原郡興津町、清水上水道工事、朝鮮人100人余と日本人20人が賃上げ要求ストライキ 1 5・9
1931 5・10 清水市内鮮同和会、常識講座を開催(〜5・11) 1・2 4・19
1931 8・ 函南村軽井沢箱根土地会社専用工事場、桐山飯場に朝鮮人 2 8・9
1931 9・8 庵原郡興津町、清水上水道・山楽山浄水場工事、解雇をめぐり、請負業者・市長宅に押しかけ、争議、三保の埋め立て工事労働者が連帯のストライキ(〜9・11) 1 9・9
9・11、12
9・14
1931 11・29 榛原郡大井川鉄道工事、賃金2千円余の不払いのために列車妨害争議、警察署長・相愛会立会いの下千五百円を支給 1 12・5
1931 12・8 丹那トンネル西口大竹工事場朝鮮人35人、日本軍隊への慰問金 2 12・9
1931 12・19 田方郡湯ヶ島の相愛会、賀茂郡城東村県道工事の極正団に対し相愛会入会拒否を理由に襲撃 2 12・23
1931 12末 県内朝鮮人数4749人 4
1932 2・7 熱海線工事、三島町城山で土砂採取中に生き埋め、朝鮮人金元卯死亡 2 2・9
1932 2・ 大岡村、東京麻糸沼津工場朝鮮人女工70人、三島連隊に慰問金、女工監督尹粉伊 2 2・17
1932 5・5 浜名郡南庄内村、中央開墾株式会社埋立土砂採取所での土砂崩壊で朝鮮人1人死亡 2 5・7
1932 6・27 田方郡対馬村、県道改修工事、労働時間の短縮を要求、20人解雇、6・28手当支給へ 3
1932 4・ 函南村十国峠、駿豆鉄道・自動車専用道路工事(箱根山頂・十国峠間)に朝鮮人(8月完成) 2 4・27
8・9
1932 4・25 田方郡函南村村田代区、村道工事の朝鮮人、賃金支払いを要求 2 4・26
1932 7・15 函南村、自動車専用道路工事場、朝鮮人孫達炳(15歳)、爆破作業により岩石が頭部に当たり重傷危篤 2 7・17
1932 8・2 駿東郡大平村狩野川改修工事、360人が賃上げを要求(うち朝鮮人239人)、内務省沼津出張所へ押しかけ、全協土建金一声、李益Yら22人検挙(〜8・6)、8・11サボタージュ 2・4・5 8・5、6
8・9、10
8・13、27
1932 8・14 静岡協東会設立、150人余 4
1932 10・4 庵原郡興津町中宿、国道工事への再雇用要求し、20人が町役場に押しかけ 1 10・6
1932 10・8 静岡市の万周享・林元春ら韓国併合記念日反対運動計画により検挙、全協土建弾圧関連 1・2 10・9
1932 12・16 熱海町300人余が失業朝鮮人救済を求め、役場に押しかけて交渉、飛島組への採用へ 1・2 12・17
12・21
1933 1・16 熱海町、工事への雇用をめぐり、失業者同盟・社会大衆党熱海支部と国粋会・蓮井組とが対立、加藤勘十・李硯宰ら検挙(〜1・17) 2・3 1・17、21
1・24
1933 1・19 熱海町、100数十人が熱海警察署へ押しかけ、検挙・留置 1 1・21
1933 3 熱海町、熱海失業者同盟から東豆労働組合の結成 3
1933 3・1 労友親睦会の設立 6
1933 3・ 浜名郡東浜名村、埋め立て工事、賃上げ、時短を要求しストライキへ、全協土建豊橋地区が支援、3人検挙 4・5 3・11
1933 3・24 狩野川改修工事301人(内朝鮮人98人)日給の一部を国防献金 2 3・26
1933 3・30 田方郡多賀村、熱海伊東線工事、西松組日朝土工350人余、待遇改善を要求してストライキ(3・30)、東豆労働組合の支援、4・14争議解決、争議団は解散 1・2 3・31、
4・1、
4・5、6、7
1933 4・30 東豆労組のメーデー企画に対し、崔南守ら6人検挙 5
1933 5・ 志太郡東益津、県道工事、賃金支払い要求し、朝鮮人20人余が飯場に立てこもり、ストライキ 2 5・6
1933 5・29 県道熱海往還改良工事の朝鮮人李徳彦、土砂崩壊圧死 2 5・31
1933 7・25 磐田郡浦川村、三信鉄道工事、尾高トンネル土砂崩壊、朝鮮人1人大腿から腹部粉砕により死亡 2 7・27
1933 8・ 志太郡用宗で朝鮮人争議、賃上げ要求 2 8・8
1933 10・22 熱海町、丹那トンネル東口工事、26日のストライキを用意、東豆労組の支援 4
1934 1・9 田方郡多賀村、不動トンネル付近で仕事中に墜落、朝鮮人朴秋大、死亡 2 1・11
1934 2・27 富士郡朝鮮人親睦会設立、29人 4
1934 5・1 田方郡熱海町、東豆労組メーデー企画、崔南守ら7人検挙、200人が抗議デモ 1 5・2
1943 5・9 伊東線宇佐美工事場、間組配下の朝鮮人トロッコ事故で負傷 2 5・12
1934 7・13 榛原郡上川根村、大井川発電工事、谷川組・酒井組の労働者待遇改善要求 1 7・14
1934 8・9 丹那トンネル鉄道用採石撒き作業中、山田川鉄橋際でトロッコから振り落とされて死亡(朴こと山本武一) 2 8・9
1934 9・ 榛原郡上川根村、大井川発電工事、日朝労働者数計5000人余へ 2 9・22
1934 9・25 熱海町来之宮駅工事、67人(うち朝鮮人55人)が賃上げを要求しストライキ、東豆労組支援 2・
1・4
9・28
10・12
1934 9・30 東豆労組の盧在浩・韓徳銖・朴鳳林ら10数人検挙 3・4
1934 11・ 静岡市の朝鮮人520人、成年者300人中6割が土工、人夫、屑買いなど 2 11・8
1934 11・21 榛原郡上川根町、第二富士発電トンネル工事、2人生き埋め 1 11・27
1935 3・ 東豆労組、全協メンバーの韓徳銖への治安維持法違反の求刑 2 3・2
1935 5・ 富士繊維工業富士工場の朝鮮人60人、賃金算定支給方法の変更を要求、ストライキ 6
1935 5・1 熱海町、東豆労組メーデーを企画、許可されず20人で座談会 4・5
1935 6・21 大井川親睦会設立400人余 4
1935 6・28 榛原郡上川根村、大井川発電所工事、間組朝鮮人148人の解雇に対し300人がストライキ、6・30帰国旅費増額支給で妥結 3
1935 10・ 伊東線宇佐美トンネル工事、崩壊事故で金東律死亡 2 10・1
1935 12・7 浜名郡白脇村、馬込川改修工事、日朝200人余(内朝鮮人76人)、収入減に抗議、ストライキへ 2・3 12・9
1935 この年 岳南協和会設立、137人 4
1936 3・ 三信鉄道工事、全協の動きを水窪署が検挙(社会運動通信) 9 3・26
1936 4・2 三信親睦会の結成150人余 4
1936 5・18 引佐郡気賀村、国鉄湖北線工事、土砂崩れにより1人負傷 1 5・20
1936 8・ 熱海、海女争議、賃金支払いにより解決(社会運動通信) 9 8・28
1936 9・ 浜松で朝鮮共産党再建運動メンバー逮捕(社会運動通信) 9 9・9
1937 5・19 田方郡上狩野村、持越鉱山で争議、金判権、争議団のリーダーとして活動 3
1937 5・20 熱海町、日本無産党熱海支部準備会結成、崔南守らも参加、12月一斉検挙 1 12・23
1937 10・20 清水市内鮮同和会、75人が日本軍への感謝の慰問金を清水署へ 1 10・21
1938 5・27 相愛会静岡県本部、天皇崇拝、英霊黙祷、皇軍将兵への感謝などを決議 6
1938 5・30 熱海町 東豆労働組合の解散 3
1938 6・15 富士新生会の設立、吉原・大宮警察署長の斡旋による 4
1938 10・9 磐田郡二俣で「言動不穏」により1人検挙 5
1938 11・19 静岡協東会、124人で陸軍共同墓地埋立工事の勤労奉仕 7
典拠
1 静岡民友新聞
2 静岡新報
3 『静岡県労働運動史』静岡県労働組合評議会
4 社会運動の状況
5 特高月報
6 姜徹『在日朝鮮人史年表』
7 『静岡県史資料編20近現代5』
8 東京日日新聞静岡版・遠州版
9 「戦前日本在住朝鮮人関係新聞記事検索」HP
参考文献 枝村三郎「静岡県における戦前戦中の在日朝鮮人の労働争議等」『静岡県近代史研究』一一 1985年
杉山正和「静岡県朝鮮人関係記事1918〜1935」1994年
小池善之「併合前の「韓国人」−静岡県の事例−」『静岡県近代史研究会会報』二〇五 一九九五年一〇月
『清水市史資料編』近代、現代