静岡県戦時強制労働関連年表(1939〜45)
月日 記事 典拠
1939 2・11 岳南協和会、夜間部を開設、皇国臣民の誓詞を1000部印刷配布、8・3修了証書 2・5
3・10 北遠協和会結成 5
3・ 日本軽金属・富士川発電工事着工、(〜1941・12) 14
4・10 伊豆忠愛会、毎夜講習会を実施 2
5・19 熱海同和会総会開催300人、武運祈願祭 43
7・ 河津鉱山須崎鉱で争議 6
8・28 富士川発電工事・大宮で大倉協和会結成 2
8・29 富士川発電工事・蒲原日本軽金属工事により西松組協和会、飛島組協和会結成 2・7
10・1 磐南一心会、24人で神社参拝・戦勝祈願・宮城遥拝 5
12・1 静岡県協和会設立 2
12・1 協和事業地方事務打合会(〜12・2) 5
12・13 静岡県、労務動員(朝鮮人連行)計画に伴い、協和事業の打ち合わせ会を、浜松・掛川・静岡・吉原・下田・沼津で実施(〜12・19) 12
東京麻糸沼津工場へと45人連行 1
袖浦で陸軍飛行場建設工事始まる、朝鮮人就労(〜1942・4) 41
1940 2・7 静岡県協和会発会式 2
2・7 静岡県産業報国会連合会結成 6
2・16 日本鉱業河津鉱山に忠北清州郡から22人連行 1
3・18 日鉱河津鉱山に忠北清州郡から20人連行(〜3・22) 1
3・19 日本鉱業峰之沢鉱山へと忠南洪城郡から50人連行 1
3・ 静岡県協和会の各支会の設立・県下25支会・警察署単位 9
4・20 河津鉱山蓮台寺鉱で争議・朝鮮人監督更迭要求 4
4・ 大倉土木富士川発電工事芝川で300人に時局講話・国語作法訓練(〜6) 11
5・1 県協和会「協和会について」を配布 11
5・15 協和事務関係者協議懇談会 11
5・ 海軍大井航空隊工事開始、朝鮮人の就労 33
5・ 間組、日本発送電・久野脇発電工事現場の798人に対し、毎日2時間の団体訓練・精神訓話(〜10) 11
6・18 協和事業指導者講習会(〜6・19) 11
6・ この月、峰之沢鉱山から15人以上が逃走 1
6末 県協和会、11818人を組織 9
7・17 河津鉱山須崎鉱で争議、林海成ら28人がストライキ、家族の呼び寄せ等を要求 2
7・ 協和会沼津支会、千本浜公園の清掃(〜8) 11
7・ 県協和会、兵器献納資金募集運動(〜9) 5
7・ 県協和会藤枝支会と三島支会の神社参拝 11
8・12 協和事業指導者協和懇談会、280人(〜8・16) 11
8・18 古河鉱業久根鉱山へと慶北尚州郡から30人を連行 1
8・25 久野脇発電工事・間組金谷支会、映画講演会「道はひとつ」「日の丸兄弟」1855人(〜8・26) 11
9・2 河津鉱山へと慶南晋陽34人、忠北清州6人ほか計42人を連行(〜9・24) 1
9・ 日軽金発電所工事で労働者の負傷事故続く 51
9・21 芝川町富士川発電工事・大倉土木現場、金在山らストライキ、強制貯金反対 2
9・25 協和会第1回補導員講習会42人 2
10・4 河津鉱山へ慶南晋陽郡17人等計23人を連行 1
10・10 土肥鉱業へ慶北迎日58人等59人を連行 1
10・21 協和会第1回協和事業補導員講習会43人 2
10・ 大倉土木、富士川発電下稲子で150人に対し時局講話・国語作法の訓練(〜12) 11
11・2 土肥鉱業へ慶北迎日郡18人等、20人を連行 1
11・3 磐田支会、強化座談会 11
11・ 間組久野脇で体育大会、720人参加 11
11・ 協和会静岡支会で軍事教練、三島・沼津・大宮でも実施 11
11・ 三島・清水・磐田の各支会で神社参拝 11
12・11 沼津支会で強化座談会 11
12・ 日本鉱山協会半島人労務者調査に河津鉱山分 4
12末 県内朝鮮人数、15726人 2
久根鉱山で、一般強化訓錬、国語作法 11
築地町鈴与商店清和寮の100人に、夜間精神訓話・国語作法 11
東京麻糸沼津工場、工場内で270人に2時間の教育,この年50人を連行 1・11
間組、久野脇発電工事に797人を連行 1
1941 1・1 磐田支会、袖浦村天竜建築工事場で儀式訓練 11
1・20 二俣支会700人に映画会 11
1・30 磐田支会、映画講演会「銃後の国民の覚悟」800人 11
1・ 河津鉱山へと慶南晋州から3人連行 1
2・8 協和事業事務主任者協議懇談会 11
2・ 金谷支会、神社参拝 11
2・ 河津鉱山へ忠北清州から11人を連行 1
2・ 清水支会・飛島組分会・西松組分会で矯風強化訓練に対して表彰・54人 11
3・12 静岡支会の崔承貴舞踏会1899人、3.13浜松での公演には1770人参加 11
3・20 河津鉱山へ京畿驪州26人ほか計28人を連行(〜3・22) 1
大仁鉱山に朝鮮人約100人が就労 41
4・5 土肥鉱業に忠南天安30人ほか計31人を連行 1
4 本川根の林野局、朝鮮人入山・32人 47
4・13 久根鉱山へ慶北尚州30人を連行 1
5・10 大倉土木・久野脇発電工事徳山に慶北高霊などから連行 1・5
5・ 河津鉱山へ慶南統営2人ほか計3人を連行(〜6) 1
5・ 新丹那トンネル工事の杭打ちはじまる 51
5・ 佐藤謙三・前川益以「国内資源二依ルアルミニウム及ビ加里原料自給国策樹立二就テ」で明礬石採掘の国策会社設立を訴える 34
6・20 土肥鉱業へ忠南天安76人ほか計83人を連行 1
7・17 峰之沢鉱山へ京畿水原44人・始興27人ほか計84人を連行 1
8・14 久根鉱山へ慶北尚州9人ほか計11人を連行 1
久野脇発電工事・中川根の水川国民学校に多数の朝鮮人の子どもが入校、学級人数倍増、1学級の朝鮮人数は24〜5人へ 35
9・11 県協和会、協和会補導員錬成講習会 2
9・ 日軽金清水工場操業式、富士川第1発電所完成 14
10・5 峰之沢鉱山争議、原田星鶴ら20人が飯場頭を殴打、7人検挙 2
10・6 川崎支会・役員2、補導員14人で役員会、一時帰国の心得等 5
10・7 大宮支会、教練・時局講演・国語教育(10・7,10・17,10・27) 5
10・11 土肥鉱山争議、協和寮の労務を襲撃、11人検挙 2
10・20 金谷支会、支会役員と大倉土木協和事業主任の引率で静岡陸軍病院を慰問・市内見学 5
10・23 二俣支会、陸軍療養所への勤労奉仕 5
10・25 沼津支会で総会、優良会員表彰,勤労奉仕,青年部員指導を打ち合わせ 5
10・31 大仁支会で補導員会、映画会・総会・神棚奉斎・陸軍志願兵募集・補導員講習会の打ち合わせ 5
10・ 三島支会で夜学校(日本語教育)週5日午後5時から9時 5
10・ 清水支会、日本軽金属青年学校講堂で事業主と共催して講習会、69人 5
10・ 峰之沢鉱山からの逃走者15人を超える 1
11・1 磐田支会、袖浦天竜事業場で勤労奉仕、72人 5
11・1 静岡支会婦人部結成62人、推進員任命、愛国貯金、青年訓練日の変更、講習会開催を協議(11・7) 5
11・11 浜松支会、伊勢神宮・橿原神宮参拝・奈良京都の協和事業の視察、15人(〜11・12) 5
11・16 清水支会、集団生活地での指導懇談会を決める(入江・折戸・清水国民学校) 7
11・29 朝鮮人接客業者に対して時局講演会、「奢侈・享楽的慰安」への刷新を指導 2
11・ 河津鉱山へ忠北清州から11人など計13人を連行 1
12・1 磐田支会、袖浦天竜建築現場で勤労奉仕80人、130円の報労金を国防献金へ 5
12・18 労務係員養成講習会、県下鉱業所日本人労務係員30人召集(〜12・19) 2
12末 県内朝鮮人数、14784人 2
日本鉱業所長会議で峰之沢鉱山、取り締まり方法の確立について発言 8
大倉土木・久野脇徳山へと187人連行、間組・久野脇へと402人連行 1
東京麻糸沼津工場へと174人連行 1
この年県内の事業所へと3408人が連行された、うち逃亡は1403人、争議への参加者は2056人中425人 2
この頃金嬉老、姉と鈴与煉炭工場で働く 13
1942 1・30 久根鉱山へ忠南青陽から20人連行 1
2・7 移住朝鮮人労務者使用事業主協議懇談会開催、事業主側から11人参加 2
2・13 土肥鉱業へ忠北清州48人、報恩40人ほか計90人を連行 1
2・16 協和会補導員錬成会西部可睡斎2・16、東部修善寺2・20 2
3・10 持越鉱山へ慶南密陽40人咸安6人ほか計49人を連行 1
3末 3月末までに峰之沢鉱山134人、河津鉱山104人、土肥鉱業260人、縄地鉱山41人、久根鉱山80人、持越鉱山46人、日発久野脇発電間組へ1321人、同大倉土木402人、富士川発電西松組545人、同飛島組255人、同大倉土木591人、日本坂トンネル大倉土木138人、東京麻糸沼津工場215人、鈴与商店119人を連行 10
4・5 河津鉱山へ慶南晋州・晋陽6人、忠北清州6人の慶2人を連行 1
5・15 久根鉱山へ慶北尚州9人等計11人を連行 1
5・24 峰之沢鉱山へ慶南固城45人ほか計46人を連行 1
5・30 久根鉱山へ忠南青陽36人ほか計40人を連行 1
6〜 河津鉱山へ忠北清州8人ほか計13人を連行(〜7) 1
6 警察,朝鮮の旱魃と反戦思想の結合を監視、県内2人に対し「厳諭」 2
6末 6月末までに、峰之沢鉱山180人、河津鉱山200人、土肥鉱業269人、久根鉱山120人、日本坂大倉土木213人を連行 10
7・6 久野脇発電・柿間沢現場で130人がストライキ、1人不明が契機 2
7・31 県内で列車移動中の「達城信雄」、不穏言辞を理由に列車内で検挙、「厳諭」 2
7・ 戦時金属非常増産強調期間官民懇談会に河津・縄地・土肥・大仁・持越・清越・久根・峰之沢の各鉱山から参加、朝鮮人の移動防止などを協議 12
8・1 富士宮少年戦車学校開校、建設に朝鮮人 37・41
8・14 清水の朝鮮人9人、国債割り当てを申出 7
8・15 県協和会、会員章をチェック、6675人を検査、うち無所持者は331人(〜9・3) 2
8・25 清水支会補導員会議、清水・庵原の2000人の支会員への時局認識について協議、週1回の夜学、貯金報国、勤労報国隊の組織化、青年の団体訓練、翼賛の強化などを決定 7
9・ 日軽金蒲原工場で新規徴用、清水工場は43年9月に徴用 14
10・3 清水支会で70人余の青年勤労報国隊を組織 2
10・8 持越鉱山で11人が帰国を要求 2
10・ 協和会名簿から軍徴用者名簿を作成し245人に出頭命令、86人が出頭を拒否、出頭者180人中、100人に徴用令書を出す、在日を海軍直轄事業場へと連行 2
10・14 三島支会員青島吉洪の徴用に対し、三島署で壮行会 12
10ころ 清水・万世町の福永五郎、朝鮮人志願兵となる 42
11・6 久根鉱山へ忠南禮山39人ほか計43人を連行 1
11・ 河津鉱山へ忠北清州46人ほか計48人を連行 1
12・ 富士川第2発電所の全装備が完成 14
12末 県内の朝鮮人数17077人となる。募集により4589人が連行され、うち逃走1981人、転送326人、斡旋で698人が連行され、うち逃走は26人 2
沼津海軍工廠・中島飛行機三島工場・静岡三菱発動機工場・住友金属工場の建設始まる、朝鮮人就労 41
西伊豆でボーキサイト代用鉱としての明礬石の開発が進む 14
鈴与が業務部を設立、日軽金・東亜燃料・三菱静岡・住友静岡へと労務供給、業務部が朝鮮人寮の管理へ、 15
この年、久野脇発電工事・間組397人、大倉土木275人を連行 1
この年、日本坂トンネル工事大倉土木へ218人連行 1
この年、東京麻糸沼津工場へと200人連行 1
1943 1・23 三島支会、勤労報国隊を結成 3
1・26 湯ヶ島鉱山へ忠南牙山31人ほか計33人を連行 1
1・ 日立清水工場建設始まる、朝鮮人就労 16
1・ 協和会、銃後の活動として献金(19団体31個人)、戦勝武運祈願祭(5団体) 3
2・ 二俣支会、神社清掃と道路改修 3
2・5 県、「半島人遺家族」の徴用扶助援護を通牒 12
2〜 河津鉱山から日立鉱山へと94人を転送(〜3) 1
3・ 日本鉱業下の河津鉱山から日光鉱山へ64人、木戸ヶ沢鉱山へ10人、吉野鉱山へ4人を転送 1
3・1 県協和会、徴兵のための朝鮮同胞男子調査を実施(県内男子総数は10718人) 3
3・10 伊東支会、戦没将兵の墓地清掃 3
3・ 清水支会港湾荷役の勤労奉仕2日間、3.15傷病兵の慰問 3
3末 県内朝鮮人人口、17215人、男10936人、女6279人 12
3 日本坂トンネル工事に晋州などから200人連行 46
3・ 中島飛行機浜松工場の建設始まる、朝鮮人就労 38・41
4・ 協和会の勤労奉仕、3件11日、のべ570人を動員 3
5・5 持越鉱山から久根鉱山へ11人を転送(1942年3月の連行者から) 1
6・9 久根鉱山へ慶北青松39人・盈徳5人ほか計50人を連行 1
6・9 峰之沢鉱山へ忠北清州46人ほか計48人を連行 1
6末 斡旋による県内への連行数1234人となる、うち逃走256人 3
8・ 久根鉱山から10数人が逃走 1
9・ 宇久須鉱業設立(西伊豆明礬石) 14
9・21 峰之沢鉱山で争議34人参加、飯場頭殴打、2人検挙 3
10・8 峰之沢鉱山で忠南洪城40人ほか46人を連行 1
11・ 戦線鉱業設立、日軽金・鹿島組による仁科鉱山整備、明礬石開発 14
12・14 土肥鉱業へ江原通川20人、揚口11人ほか各地から計50人を連行 1
12末 県内への連行者総数6189人、募集による連行者4589人、うち逃走2287人、斡旋による連行者1565人うち逃走572人、逃走率は4〜5割へ 3
12・ 協和会の銃後献金に6団体7個人 3
この年、日本坂トンネル工事大倉土木へと140人連行 1
この年、久野脇発電・大倉土木徳山へ73人連行、久野脇間組へ131人連行、間組は1943年度までに慶南密陽102人、梁山108人、栄山9人、慶北醴泉82人、栄州49人、ほかから連行 1
1944 1・9 久根鉱山へ忠南舒川32人ほか34人を連行 1
1・18 峰之沢鉱山へ全南海南28人ほか計29人を連行 1
1・ 協和会・新丹那トンネル工事への勤労奉仕・木炭7千俵搬出奉仕 3
1・ 海軍藤枝飛行場建設工事(静浜)、朝鮮人徴用 26
2・14 土肥鉱山争議、期間満了により24人が帰国を要求しサボタージュ 3
2・ 中央協和会、「移入労務者」定着指導のために静岡へも派遣団 3
3・26 久野脇発電所、発電開始 36
3・29 峰之沢鉱山へ全南潭陽11人ほか計13人を連行 1
4・26 峰之沢鉱山へ全南長城38人ほか計46人を連行 1
4ころ 東京麻糸紡績沼津工場へと女子勤労挺身隊として昌原・鎮海などから連行 44
5・15 久根鉱山へ全南羅州36人・光山5人・忠南青陽6人ほか計54人を連行 1
5・25 宇久須鉱山へ全南宝城62人ほか計75人を連行 1
6・14 峰之沢鉱山へ全南長城14人ほか計19人を連行 1
6・15 土屋組へ慶北尚州10人ほか各地から30人を連行 1
6・ 陸軍富士飛行場建設始まる、熊谷組請負、朝鮮人就労(〜1944・12) 39
6・ 峰之沢鉱山からの逃走者30数人 1
6・ 国産原料によるアルミニウム生産を計画 14
7・1 浜名用水工事・中村組、慶南109人・慶北66人、全南28人ほか各地から257人を連行、 1
7・26 土肥鉱業へ江原揚口25人、麟蹄6人計31人を連行 1
7・ 静岡市2丁町の遊廓に朝鮮人「慰安婦」約100人転送 27
8・19 黒崎窯業清水工場へ慶北高霊41人ほか50人を連行 1
8・ 伊豆明礬石鉱山の積極的開発へ 14
9・9 清水港運送へ忠北陰城74人を連行 1
9・27 宇久須鉱山で争議、朝鮮人への殴打に抗議し、10人が検挙・起訴 3
9・ 清水海軍航空隊開設、建設に朝鮮人 13・28
9・ 日軽金、明礬石臨時国産推進本部設立 14
10・ 富士飛行場建設工事へと中国人504人を連行(10・8,10・22) 17
10・ 富士の中国人、総隊長・労工協会・警察官・組員らの暗殺計画を理由に6人検挙・うち4人獄死 17
10・ 富士五貫島の中国人収容所、大津波で流出 17
10・ 久根鉱山から20人余が逃走 1
10・ 海軍藤枝飛行場建設現場に「自治修練会」設立 18
11・5 戦線鉱業へ慶南釜山から98人連行 1
11・7 久根鉱山へ忠南牙山36人ほか計41人を連行 1
11・8 峰之沢鉱山へ忠北清州47人ほか計50人を連行 1
11・ 協和会、興生会へと再編 3
12・16 黒崎清水工場へ京畿開城24人を連行 1
12・24 日通静岡支店へ忠南論山47人を連行 1
12・28 龍山村役場で「中国人移入」に際しての懇談会 12
12・ 沼津海軍工廠疎開工事に朝鮮人 19
12・ 志太郡青島町国民学校に朝鮮からの転入児童増加 12
12末 県内朝鮮人数22418人へ 3
中島飛行機三島工場の地下工場化工事・池田組、朝鮮人就労 29
朴得淑ら、佐世保・長崎・熊本・三保・富士の飛行場工事や壕掘削工事に動員される 13
ー末 藤枝飛行場工事第2滑走路建設工事 26
三方原での基地拡張工事すすむ 41
大倉土木日本坂トンネル工事に69人連行 1
東京麻糸沼津工場へ302人連行 1
ー末 富士飛行場で誘導路建設工事 41
この年、厚生省名簿関連で約1350人、飛行場・地下施設関連で約2000人、慰安婦約100人など計3450人の連行が推定できる 41
1945 1・6 峰之沢鉱山へと中国人197人連行、連行途中死亡15人 17
1・7 戦線鉱業へと中国人200人連行、連行途中死亡22人 17
1・13 清水港運送へと中国人160人連行、連行途中死亡4人、河北省から連行 17
1・16 鈴木織機へ平安北道寧辺117人ほか計118人を連行 1
1・18 戦線鉱業へ黄海海州50人・碧城80人の計130人を連行 1
1・19 久根鉱山へ江原旌善39人ほか計44人を連行 1
1・19 峰之沢鉱山へ忠北槐山35人ほか計40人を連行 1
1・21 戦線鉱業へ慶南固城38人ほか計58人を連行 1
1・26 峰之沢鉱山の中国人、隊長・通訳の暗殺・逃走計画により検束 17
1・30 宇久須鉱山へと中国人199人を連行、山東省から連行 17
1・ 久根鉱山から20数人が逃走 1
1・ 陸軍、鈴木織機に対して工場疎開を命令、二俣・金指に地下工場建設へ、工事に朝鮮人 20
1・ 軍需省航空兵器総局内に伊豆明礬石開発本部設置、戦線鉱業・宇久須鉱業での開発が本格化 14
1・ 藤枝への字山弾薬庫建設工事・佐藤工業、朝鮮人の徴用 31・41
2・10 宇久須鉱山へ慶南山清16人・泗川8人・晋陽7人ほか計48人を三菱名古屋から転送 1
戦線鉱業へと三菱名古屋から朝鮮人を転送 41
2・15 宇久須鉱山へ忠南論山111人、公州92人、扶余52人、青陽32人、保寧24人など計365人の連行 1
2・15 戦線鉱業へ慶南昌原81人、昌寧60人、咸安37人計178人を連行 1
2・15 黒崎窯業清水工場へ京畿22人ほか計39人を連行 1
2・28 峰之沢鉱山から中国人3人が逃走するが、発見 17
2・ 宇久須鉱業の経営に住友鉱業が参入 14
2・ 日本楽器、天竜に佐久良疎開工場を建設、建設工事に朝鮮人 21・41
2・ 海軍大井航空隊の地下施設工事はじまる、工事に朝鮮人も 32
3・14 新潟華工事務所から清水へと中国人1人を転送 17
3・23 日通浜松支店へ忠南禮山25人ほか37人を連行 1
3・26 戦線鉱業へ慶南昌寧14人咸安8人の計22人を連行 1
3・27 峰之沢鉱山の中国人2人が逃走するが発見 17
3・ 戦線鉱業の経営に古河鉱業が参入 14
3〜 中村組、慶南32人・慶北58人ほか計140人を連行(〜4) 1
3・ 清水港運送で戦時服務規則を設定 15
3・ 伊豆・稲取に震洋格納壕の建設、海軍設営八田隊・縄地・蓮台寺の工夫動員、和歌の浦・小稲・長津呂・三津浜・三保でも建設工事がすすむ 22・23
3・ 戦線鉱業から20人余が逃走 1
3・ 黒崎窯業清水から10人余が逃走 1
4・5 峰之沢鉱山火災のため休鉱へ、峰之沢から石川県尾小屋鉱山へと60人を転送、中国人は日立鉱山へ転送へ 1・17
4・13 豊年製油清水工場へ全北益山42人を連行 1
4・16 日本鋼管清水造船所へ全北完州6人ほか8人を連行 1
この頃 宇久須鉱山土木工事に鹿島組200人日軽金仁科選鉱場施設工事に栗原組100人割当 45
中島飛行機原谷地下工場の建設へ、朝鮮人2000人を動員、原谷国民学校の児童数倍増 24・25
この頃 牛尾山に海軍島田実験所の半地下施設建設へ、朝鮮人連行 31・41
4・ 戦線鉱業から50人余が逃走 1
5・5 宇久須鉱山の中国人5人逃走するが、発見 17
5・10 宇久須鉱山へと土肥鉱山から92人を転送 1
5・16 共立水産工業へ全北完州郡19人ほか計20人を連行 1
5・26 久根鉱山へ忠南天安32人・舒川16人ほか計52人を連行 1
5・29 大井川上空で日本軍機がB29に特攻(朝鮮人兵士) 50
5・ 戦線鉱業から20人余が逃走 1
6・18 久根鉱山へ峰之沢鉱山から30人を転送 1
6・ 大井航空隊の分散基地建設、壕掘削に朝鮮人 40・41
6・ 宇久須鉱山から20余、戦線鉱業から20余、久根鉱山から30余人が逃走 1
6末 戦線鉱業の中国人8人検挙、投獄、のち清水へ転送 17
7・ 富士飛行場熊谷組の中国人、7・6高山、7.10松本へと転送 17
7・ 宇久須鉱山30余、戦線鉱業20余人が逃走 1
7・ 日本楽器、空襲のために生産の主力を疎開工場に移転、日通が移転業務に協力 21
8・ 宇久須鉱山から20余人が逃走 1
間組久野脇へと7人を連行 1
間組静岡出張所島田に160人を連行 1
金谷に海軍大井航空隊用専用「慰安所」約半数が朝鮮人 41
藤枝海軍航空隊用の「慰安所」に静岡から転送 27
富士紡に東京麻糸沼津工場から334人を転送 1
この年、厚生省名簿関連で約2000人、地下施設関連で約3000人の連行を推定 41
伊豆船舶兵、島田・富士川鉄道兵、浜松歩兵、弁天島・清水高射砲兵などに朝鮮人兵士 41・48
伊佐見・三ケ日・朝霧に朝鮮人農耕隊兵 49
典拠番号 文献名 出版社等 発行年
1 厚生省勤労局「朝鮮人労務者に関する調査」 1946
2 朴慶植編『在日朝鮮人関係資料集成』4 三一書房 1976
3 朴慶植編『在日朝鮮人関係資料集成』5 三一書房 1976
4 朴慶植編『朝鮮問題資料叢書』2 三一書房 1981
5 朴慶植編『朝鮮問題資料叢書』4 三一書房 1982
6 静岡県労働組合評議会『静岡県労働運動史』 1984
7 清水市『清水市史資料・現代』 1972
8 朴慶植『朝鮮人強制連行の記録』 未来社 1965
9 静岡県社会事業協会『静岡県社会事業概覧』 1941
10 中央協和会「移入朝鮮人労務者状況調」 1942
11 中央協和会『協和事業年鑑』 1942
12 静岡県『静岡県史 資料編20』 1993
13 山本リエ『金嬉老とオモニ』 創樹社 1982
14 日軽金『日軽金20年史』 1959
15 鈴与『鈴与170年史』 1971
16 日立清水工場『清水工場4』 1994
17 中国人連行関係「事業場報告書」 1946
18 「大田良元治関係史料」
19 佐藤一生『学徒通年動員日記』 沼津市立図書館 1976
20 鈴木自動車工業『50年史』 1970
21 日本楽器『社史』 1977
22 東伊豆町老人クラブ連合会『歴渦』 1994
23 震洋会編『人間兵器震洋特別攻撃隊』 国書刊行会 1990
24 静岡県近代史研究会『史跡が語る静岡の十五年戦争』 青木書店 1994
25 静岡県退職婦人教師の会小笠支部『絣のもんぺ』 1991
26 静岡県歴史教育者協議会『静浜基地の歴史と基地闘争』 静岡県歴史教育者協議会 1984
27 小長谷澄子「静岡の遊郭二丁町(4)」(静岡県近代史研究9) 静岡県近代史研究会 1983
28 清水市中央図書館「清水海軍航空隊について」 1993
29 三島市平和委員会『三島にも戦争があった』 1991
30 兵庫朝鮮関係研究会『地下工場と朝鮮人強制連行』 明石書店 1990
31 小屋・小林・土屋『明日まで続く物語』 平和文化 1992
32 諸田平八「大掴みの大井空」 大井同釜会
33 松本芳徳『大井海軍航空隊』 1990
34 「山本階関係史料」
35 小笠農学校昭和13年3月卒同級会『卒業50周年記念高田ヶ丘』 1988
36 中部電力『大井川』 1961
37 富士宮市『富士宮市史 下』 1986
38 高橋泰隆『中島飛行機の研究』 日本経済評論社 1988
39 富士市『富士市史 下』 1970
40 朝日新聞静岡支局『静岡の戦争』 彩流社 1985
41 本年表編者の調査・聞き取りによる
42 サンケイ新聞静岡支局編『ああ静岡34連隊』 フジPRプロ 1963
43 『熱海新聞』 熱海新聞社
44 『東京麻糸紡績沼津工場朝鮮人女子勤労挺身隊公式謝罪等請求訴訟資料集』 同訴訟を支援する会 1999
45 日本土木建築統制組合「昭和20年度第1次朝鮮人労務者割当表」 1945
46 『これが運命だ 姜壽熙さんの聞き取り』 館高校フィールドワーククラブ 1994
47 本川根・林野局「4月入山増員名簿」 1941カ
48 「朝鮮人陸軍軍人軍属調査名簿」
49 塚崎昌之「朝鮮人徴兵制度の実態」(在日朝鮮人史研究34) 緑陰書房 2004
50 本川根町『本川根町史 通史編3近現代』 2003
51 静岡新報