8月24日〜9月3日連続行動

8月24日・27日=日米共同訓練へのAWACS投入反対!・
空中給油機の導入計画の中止を!

 8月28日から9月8日にかけて空の日米共同訓練が九州北西部を中心に行なわれ、自衛隊浜松基地からはAWACSが飛び立った。今回の日米共同訓練は新ガイドライン安保の下での具体的な攻撃訓練です。日米のAWACSが管制・指揮をとり、日米の戦闘機が北朝鮮を仮想敵国として攻撃を行うというものです。現在南北朝鮮では平和的統一にむけて歴史的な対話が進んでいます。しかし、今回の訓練はそれに対して逆行する行為にほかなりません。また、米の空中給油機も参加し、日米戦闘機の空中給油訓練も行なわれています。そして、8月末には防衛庁は概算要求にこの空中給油機をのせ、日本にも配備を計画しています。

 私たちは「NO!AWACS・浜松を再び派兵拠点にするな!」をスローガンに活動をしています。浜松基地からの日米共同訓練へのAWACSの参加、空中給油機の導入計画は浜松の派兵・侵略拠点化を一層すすめるものと考えています。これらに対し私たちは断固としてNO!を訴えます。

 8月24日には浜松市長に対し、空中給油機の配備に反対の意思表示をと要請しました。8月27日には、浜松基地に行き、AWACSの日米共同訓練への参加の中止・自衛隊の軍縮・空中給油機の導入計画の中止を求める要請を浜松・静岡等の市民とともに行ないました


浜松基地は、市民の「AWACSがなぜ参加するのか、いつ決まったのか、浜松を再び派兵拠点にしたくないという市民の声をどう受け止めるのか」などの質問に対し、「基地側もいつ決まったのかしらない、航空自衛隊のHPを見て始めて知ったのでわからない」などと言い、「抗議・要請は基地側の都合も考えろ」など市民の平和を願う声を圧殺・妨害する対応を行なっています。私たちはこのような基地側の対応に怒りをもって抗議します。

9月2日 防衛庁へ要請行動
要請書

 私たちは浜松の平和グループです。"AWACSも空中給油機もいらない"、"浜松を再び派兵拠点にさせない"と考え、活動しています。
 2000年8月末、防衛庁は来年度予算の概算要求に空中給油機の購入費を入れました。私たちはこの要求の撤回を強くもとめます。空中給油機は自衛隊を海外へと派兵する能力をもっています。このような軍用機の導入はやめてください。
 2000年4月から浜松基地でAWACSの実戦運用がはじまりました。AWACSは空飛ぶ司令塔とされる軍用機であり、米軍は海外での空爆に米のAWACSを利用しています。浜松のAWACSが米軍のAWACSのように使われる危険は大です。浜松では騒音量がふえ、騒音地域も拡がり、周辺住民は巨大なAWACSの騒音に不安と怒りを感じています。私たちは、浜松が実戦と侵攻の拠点になってはならないと考えています。今すぐAWACSの飛行を中止してください。
 さらに問題は、8月28日から9月8日までおこなわれている空の日米共同訓練です。米軍のAWACS,空中給油機とともに、浜松のAWACSも参加し、AWACSが共同作戦の訓練で使われ、日米のF15などの戦闘機の指揮を行なっています。南北朝鮮の平和統一にむけての対話が高まるなかで、九州北西部で北朝鮮を仮想敵として軍事訓練をおこなうことは南北朝鮮の平和統一をさまたげるものです。今すぐ日米共同訓練を中止し、AWACSを浜松へともどしてください。
 このような訓練をしながら、9月3日には首都圏で「防災」を口実にした治安出動訓練がおこなわれようとしています。
 私たちは、日米新ガイドラインのもとでの共同訓練や首都圏での自衛隊の大規模出動には反対です。自衛隊の軍拡や日米の軍事共同訓練を今すぐやめてください。

@ AWACSは飛行中止を!
A 空中給油機の導入計画の中止を!
B 日米共同訓練の中止を!
C 「防災」を口実とした自衛隊の出動の中止を!
以上要請します。

 9月3日には東京都で、「防災」を口実に陸・海・空自衛隊7,100人が投入され統合演習が行なわれました。「防災」という言葉で市民に役立つと偽りのイメージを前面にだし、しかし行なわれる事は首都制圧=「治安」行動です。石原都知事の発言した在日韓国・朝鮮人らの外国人による「騒擾」を想定した「治安訓練」=9.3「防災演習」は、民衆を犠牲にする「治安」であることは、関東大震災時の朝鮮人らの虐殺を見ても明らかであり、阪神大震災時の市民を無視した救難にも明らかです。新ガイドライン=周辺事態法の下で市民を犠牲にし、軍の為に自治体・民間への協力を強制する「防災」を私たちは許す事はできません。今、新ガイドラインの具体化として外に向けては日米共同訓練・内に向けては9.3「防災」演習による「治安活動」の具体化が行なわれている事に対し私たちは抗議の意思を示していかなくてはならないと考えます。

 9月2日には、NO!AWACSの会の会員と東京の仲間とともに、防衛庁にAWACSの飛行中止・空中給油機の導入計画の中止・日米共同訓練の中止・「防災」を口実とした自衛隊の出動の中止を訴え、要請行動を行ないました。



8月28日から日米共同訓練が九州北部で開始されます

浜松基地のAWACSが実戦・運用配備になって、おそらくはじめての日米共同演習になります。この演習は日米のAWACSと米軍の空中給油機、そして日本のF15を始めとする戦闘機による北朝鮮を仮想敵国にしたものです。現在、政府・防衛庁はアメリカより空中給油機の購入を計画しており、配備予定先として浜松基地が報道されています。
 ますます浜松の派兵拠点化は進んでいます。今回の日米共同演習に対し、私達NO!AWACSの会は以下のように抗議文を提出しました。
 

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日本政府首相様
防衛庁長官様
浜松基地司令様
浜松市長様

抗議文

 8月28日から9月8日にかけて空の日米共同訓練が九州北西部を中心に計画されています。この訓練では自衛隊浜松基地のAWACSが投入される予定です。
 私たちは浜松市の平和グループとしてAWACSの導入配備に反対し「NO!AWACS・浜松を再び派兵拠点にするな」と活動をしてきました。今回の日米共同訓練のAWACSの投入は日本のAWACSを日米共同作戦の核としてくみこみむことであり、日本の自衛隊が新ガイドライン下の米軍の攻撃にくみこまれていくことを示すものです。私たちはこのような動きにNO!の意思をここに示します。
 今回の訓練には米のAWACSと空中給油機が投入され、日米のAWACSの管制・指揮下で日米のF15や日本のF1・F4、米のC130などが訓練をおこないます。訓練場所からみて、北朝鮮が仮想敵国とされています。このような訓練は武力による威嚇行為であり日本国憲法に反するものであり、南北朝鮮の平和的統一にむけての対話の前進に逆行する行為です。
 また政府はAWACSにつづき空中給油機の米からの導入をすすめています。防衛庁は8月末の概算要求で空中給油機の購入費を入れようとしています。この空中給油機の配備先は浜松基地との報道が1995年末から行なわれています。私たちはこのような動きには断固としてNO!をいいます。
 浜松基地からの日米共同訓練へのAWACSの参加と空中給油機の導入計画は浜松の派兵・侵略拠点化を一層すすめるものです。これは平和な街でくらしたい私たちの思いをさかなでするものです。
 私たちは訴えます。

○ 浜松基地のAWACSの日米共同訓練への参加を中止してください。
○ 朝鮮半島の平和統一にむけての対話に逆行する日米共同訓練を中止してください。
○ 米軍のアジアからの撤退をすすめ、日本の自衛隊の軍縮をすすめる政策をそれぞれの分野でとってください。
○ 空中給油機の導入計画を中止し、来年度予算での購入を中止してください。
*浜松市長は、空中給油機の配備に反対する意思表示をしてください。