浜松市教育委員会教育長に要請行動
3月9日、市民団体9名で浜松市教育委員会教育長に要請行動を行った。浜松市の小中学校では「君が代」「日の丸」は100%実施されている。教育長は、平和憲法を基にした教育をしていきたいと言っていた。今後は教育現場への調査を行っていきたい。要請行動を今後も重ねていくことを確認した。
以下が、要請書です。
2001年3月9日
浜松市教育委員会
教育長・土屋 勲様
浜松市憲法を守る会,
静岡県西部地区平和遺族会, 社民党・浜松支部, 天皇制を考える会
浜松市平和委員会, 浜松政教分離の会,
AWACSはいらない女性の会
西遠地域連帯する労働組合会議, 平和問題研究所, ピース・サイクル,
浜松YWCA,浜松月桃の会
・・・・・・要請書・・・・・・・・・
多くの教育課題のある中、平素の浜松市でのお働きに敬意を表します。
3月に入り、各学校では卒業式を、続いて4月には入学式が開催される季節となり、それぞれの場で、「君が代」の斉唱と、「日の丸」の掲揚がなされることと思います。
しかし、私たちは、以下の理由により、各学校校長が、卒業式・入学式において「君が代」斉唱・「日の丸」掲揚を、決して<強制>することのないように、貴委員会が指導されることを要望します。
このことは、政府が国会答弁でも明言しており、ご承知のはずですが確認させて戴きます。
[理由]
「君が代」の「君」とは、「天皇」を指すことは明らかであり、これは、憲法の三本柱の一つの「国民主権」に反すること。また、「日の丸」は、アジアの方々には、かつての日本侵略の象徴であり、今なお不快感をもっておられること。
尚、憲法では、思想と信教と良心の自由のほか、多くの人権に関する自由が定められています。そこで、卒業式・入学式の開催に際し、保護者を含む出席者の中の、起立したくない方、歌いたくない方の心(人権)を最大限、尊重してください。