NO WAR!  NO AWACS!

(NO!AWACSの会・浜松)

 

1 AWACSとは

2 NO!AWACSの会

3 憲法9条とAWACS

4 新ガイドラインとテロ対策特別措置法

5 在日米軍

6 アメリカ軍によるアフガニスタン攻撃と小泉政権

7 アフガニスタン戦争に対する民衆の意見

 

 

1 AWACSとは

 

 一機570億円(約4750万ドル)するAWACS=早期空中警戒管制機は、アメリカ政府の軍事戦略と日本政府の軍拡意志によって導入された。ペンタゴンとボーイング社の商品である。

 2001年6月、日本のAWACSはグアム島で米AWACSや他の軍機と共同訓練を行った。空中給油機と空爆機とセットすれば海外侵略の司令塔となる。AWACSは新ガイドライン下での日米共同作戦を象徴する軍用機である。

 

 

2 NO!AWACSの会

 

 我々「NO!AWACSの会・浜松」は、航空自衛隊浜松基地へAWACSが導入配備されることに反対し、1994年に結成された。AWACSは1998年に2機、翌1999年に2機、計4機が浜松基地に配備された。これに対し我々は、全国集会の開催、基地へのデモ、国・市への申し入れ等の反対運動を行ってきた。

 現在、NO!AWACSの会は、AWACSの撤去、空中給油機の導入反対、基地撤去、軍事文化の宣伝反対、反戦の活動を進めている。

 

 

3 憲法第九条とAWACS

 

 日本国憲法第九条は、戦争放棄を記している。そこでは戦力の不保持、交戦権の否認が記されている。

 AWACSは海外で他国への侵略を管制・指揮する能力を持つ軍用機である。それは憲法九条が規定する「戦力」にあたるものであり、憲法違反である。

 

 

4 新ガイドラインとテロ対策特別措置法

 

 NO!AWACSの会は、AWACSの撤去、新ガイドラインの廃棄、日本政府が憲法に忠実であることを求めている。

 新ガイドラインは、日本が日本周辺での米軍の戦争を支援する海外派兵のためのシステムである。最近のテロ対策法は、世界各地へと日本が出撃し、米軍を支援するという参戦法である。

 NO!AWACSの会は、この新法が憲法違反であり、浜松のAWACSを海外へと派兵する可能性をもつものであるとみなし、この法に反対し、抗議活動を続けている。

 

 

5 在日および在アジア米軍

 

 日本各地に米軍基地がある。米軍のアフガニスタン報復戦争により、各地の米軍基地(沖縄・横須賀・佐世保・岩国・三沢等)は厳戒体制をとり、アフガニスタンへ出撃した。

 騒音、土壌汚染、米兵による犯罪・事故など米軍基地があるが故の問題は数限りがない。この米軍基地の撤去を求める平和グループが日本各地にある。

 アジアの国々においても米軍は軍事支配を継続し、軍事文化を宣伝している。米軍はグローバリゼーションによる矛盾を軍事的に解決するためにある。

 NO!AWACSの会はアジアや世界各地の米軍基地の撤去を求める。非暴力直接行動で平和への意思表示をおこなう。私たちは沖縄での反サミット行動(2000年7月)にも参加し、2001年8月には韓国へと反基地交流ツアーをおこなった。

 

 

6 米軍のアフガニスタン攻撃と小泉政権

 

 日本政府は米軍のアフガニスタン攻撃を支持しているが、NO!AWACSの会は「米軍はアフガニスタン攻撃をやめろ!日本は米軍を支持するな!NO WAR!NO AWACS!自衛官は派兵命令にNO!を」と訴えている。2001年10月21日(国際反戦デー)に航空自衛隊浜松基地前で反戦平和のアピールをした。

 

 

7 アフガニスタン戦争に対する民衆の意見

 

 日本政府は憲法第九条の精神を守り、平和的外交を進めるべきである。日本国内での自衛隊海外派遣に対する意見は賛否半々であり、自衛隊の軍事行動への参加については反対の意見が強い。「戦争反対!アフガニスタンに平和を!日本の軍事攻撃への参加反対!」の声は根強いものがある。NO!AWACSの会はこれら民衆の平和への意見を背景に反戦平和の活動を続ける