防衛庁長官様                    2002年10月29日

浜松基地司令様               NO!AWACSの会浜松 

    日米共同訓練へのAWACS投入に対する抗議・要請書

 10月29日から30日にかけて、秋田西方で行われる空の日米共同訓練に浜松のAWACSが投入されます。わたしたちはこの訓練へのAWACS参加に抗議の意思を示し訓練の中止をもとめます。

今回の訓練は、日本 F15・F4・AWACS、米 F16が参加します。

浜松のAWACSは日本の三沢や千歳の軍用機とともに三沢の米軍機をも管制・指揮することになります。米軍三沢のF16はイラク攻撃にも参加してきた軍用機です。浜松のAWACSを使っての共同訓練は集団的自衛権行使につながる訓練であり、違憲行為です。

今年のグアムでの共同訓練に続く、浜松のAWACSを中心にしての共同訓練は、浜松を戦争・派兵の拠点として強化していくことにほかなりません。わたしたちは平和な街づくりを求める浜松市民として、このような訓練が繰り返されていくことをもとめません。

また、11月11日から22日にかけて行われる、航空総隊総合演習(約430機参加)は日米共同統合演習の一部としても行われる予定です。浜松のAWACSは空の日米両軍の警戒・指揮のセンターとして使用されていくものとみられます。

今回、同時期に陸の共同訓練が東富士や日生出台でもおこなわれ、日本各地で一斉に共同訓練が行われていくことになります。米軍はいま、イラク攻撃の準備を着々とすすめています。このような米軍との共同訓練はアジア各国への威嚇行為であり、アジアの民衆を殺戮することにつながっています。共同訓練は即中止すべきです。

 以上、抗議・要請します。



なお、日米共同訓練へのAWACS投入がくりかえされ、ブルーインパルスの曲技飛行も再開されようとしている状況は、浜松の平和を侵すものです。平和を求める市民の声が自衛官の海外派兵や米軍への支援行為をはばむことになると考えます。よって、11月24日(日)11時、基地宛に要請書を持って訪問し、趣旨を説明しますので,対応をおねがいします。