1 12・18 反派兵アピール
2 12・23 イラク派兵NO!デモ
3 12・24 小牧行動

自衛隊はイラクへ行くな!12月行動報告

12.18 派兵実施要項決定に抗議
浜松駅前市民の木で反派兵アピール


 緊急に呼びかけて市民10人でチラシまきをしました。

12月13日での静岡での反派兵デモとあわせて計500枚のチラシを配布しました。

 

12.23 自衛隊はイラクに行くな!浜松デモ

浜松駅前の市民の木に集まり、緊急の呼びかけでしたが、30人でモール街から有楽街へとデモをしました。

 イラクは戦場、日本によるアメリカのイラク戦争支持は誤り、復興支援や国際協調は米軍支援のためのごまかし、基地の町から派兵にNO! 自衛隊はイラクに行くな!と呼びかけました。

新聞社やTV局の取材がありました。

なお、

12月13日には静岡市で70人が市民デモ(平和と人権のための市民行動など)12月21日には浜松市で100人が派兵反対ウォーク(基地のない平和な浜松をつくる会など)
12月22日には静岡市で300人がデモ(県平和国民運動センターなど)
12月22日、静岡県弁護士会が自衛隊イラク派遣は憲法違反の声明
12月23日静岡市で60人がサンタの行進で派兵反対(静岡YWCA)
など、さまざまな形で反戦平和の行動が取り組まれました。

 また12月20日には札幌で陸上自衛隊の派兵に抗議する人間の鎖が取り組まれ500人が参加しました。NO!AWACSの会からは連帯メッセージを送りました。

以下メッセージ

12.20イラク派兵反対人間の鎖札幌行動への連帯メッセージ

 12月7日愛知県の小牧基地前で、愛知を中心に全国から集まった人びとが、自衛隊はイラクへ行くな!米軍を支援するな!殺すな!死ぬな!基地司令は派兵拒否権を認めろ!自衛官は戦争と派兵に反対する市民とともに歩もう!と呼びかけました。小牧基地への派兵反対の行動はさまざまな団体によって毎週のようにおこなわれています。

 9日のイラク派兵基本計画策定の際の首相の説明は『戦争に行くのではない』『憲法違反ではない』『復興人道支援のため』『武器弾薬は運ばない』など、うそ偽りをならべたてたものでした。このような発言は逆に、市民に怒りをもたらすものでした。

 イラク派兵は戦争に参加し、憲法を蹂躙し、米軍を支援するものであり、多くの市民が派兵のNO!の意思を持っています。

 18日、派兵にむけての実施要項が承認され、航空自衛隊先遣隊の派兵が25日にもおこなわれようとしています。18日夜、わたしたちは浜松駅前でこの派兵案に抗議してピースアピールをおこないました。緊急の呼びかけでしたが10人で幕を掲げ、チラシをまきました。一つ一つの行動を積み重ね、地域から平和の風を起こしていきたいと考えています。

 24日には小牧基地で派兵部隊の編成完結式がおこなわれようとしています。一方、23日名古屋では大きな反戦集会が企画されています。わたしたちは浜松で小さなデモをおこないます。
自衛隊員が戦争と派兵にNO!の声をだすことができる状況にむけて、ともに手をつなぎ、心をあわせ、声をあげていきましょう。

                  NO!AWACSの会浜松 






12月24日小牧現地抗議行動

 イラク派遣輸送航空隊の編成式に抗議して150人が集まり、小牧基地前で派兵反対を自衛隊に呼びかけました。愛知のピースアクション、社民党の要請書とともにNO!AWACSの会の要請書を渡しました。また平和委員会などの要請書に対しても受け取りを求め、担当者に手渡しました。基地前で、市民団体が共同して『自衛隊はイラクに行くな」と呼びかけました。NO!AWACSの会からも基地の自衛隊員に対して、イラクにいくのはやめよう、と呼びかけました。

 ところで、この日の夜の番組欄を見た所、「モーニング娘のクリスマスドラマ」「テレビ報道50年SP」「爆笑おすピー問題」「笑っていいとも!クリスマスイブ」「スポーツエンタ愛2003」「単純に笑ってください!!」といった文字が並んでいる。イラク派兵が目前というのにこの報道コピーを並べればこの国の笑えない程度を世界に示すことができるだろう。

(竹)

以下要請書。

日本国首相様 防衛庁長官様                2003年12月24日 

小牧基地司令様 基地内自衛隊員様             NO!AWACSの会浜松

                         

イラク派兵計画を撤回し『イラク復興支援派遣輸送航空隊』編成の中止を求める要請書 

2003年12月9日、政府はイラクへの自衛隊の派兵計画を策定し、その後、派兵に向けての命令を出しました。わたしたちはこの計画と派兵命令の撤回をここに求めます。

 当日の記者会見での首相の発言は、戦場に行くのにもかかわらず「戦争にいくのではない」「憲法違反ではない」とし、偽りをならべ、憲法の平和条項を無視するものでした。イラク派兵は「復興支援」「国際協調」を口実とした米軍支援です。テロ特措法成立以来、米軍の物資を運び続けた自衛隊員の皆さんは、今後米軍を支援するためにどのような物資を運ぶことになるのかがよくわかると思います。

 本日、小牧基地のC130関係の隊員を中心に「航空支援集団」の『イラク復興派遣支援輸送航空隊』191人の編成式がおこなわれようとしています。この隊は、報道によれば司令部(38人)飛行隊(34人)整備隊(40人)業務隊(70人)衛生隊(6人)などであり、警務隊を配属しての部隊となります。また空輸計画部、運航支援隊、支援機隊、救援整備隊なども編成されます。

 この航空支援集団はイラク政府の下で活動するのではありません。空輸計画部はカタールの米軍基地に派兵され、米軍の指揮下で輸送計画を立てて活動します。このことは、この派兵の本質が、復興支援ではなく米軍への後方支援であることをしめしています。憲法に反し、自衛隊員を戦場に送るための部隊はいますぐ、解散すべきです。

 イラク戦争は国際協調の精神をアメリカが単独行動主義によって破った侵略戦争です。それは空からの劣化ウラン弾を含めての殺戮爆撃からはじまりました。米軍は『解放軍』を自称しましたが、イラク民衆の反米行動は高まるばかりです。米軍の撤退が解決の第一歩です。この米軍を支援することは、逆に反日感情を増し、国際協調や人道復興にマイナスとなります。ブッシュ政権以後の日本の対応を考えて行動すべきです。今イラクに自衛隊を派兵する必要はまったくありません。

 政府が憲法を無視し、国際社会によるイラク戦争への批判を省みずにおこなう派兵に、自衛官が服従する義務はありません。今からでも遅くはありません。自衛官には派兵を拒む権利があります。司令や長官はその良心による拒否を認める義務があります。日本国憲法は基本的人権をうたっています。国民である自衛官が憲法に反する業務を遂行する義務はありません。この国の80パーセントを超える人々が派兵に反対しています。

 イラク派兵は、憲法の平和主義、基本的人権を侵すものであり、国民の意思に反するものです。政府は今すぐ、派兵計画を撤回し派遣輸送航空隊の編成を中止すべきです。

 以上要請します。


日本国首相様                    2003年12月15日

防衛庁長官様                     NO!AWACSの会浜松  

 

       自衛隊イラク派兵計画の撤回を求める要請書      

 

2003年12月9日、政府は自衛隊のイラク派兵計画を策定し、首相は記者会見をしました。わたしたちはこの計画の撤回と実施要綱の策定中止をここに強く要請します。

首相の会見内容は民衆と憲法を愚弄し、ウソ・偽りにみちたものであったといわざるをえません。米軍を支援することが主体であり、参戦することになるにもかかわらず「戦争に行くのではない」と何度も語り、戦争への参加を「国際協調」「人道復興支援」活動の言葉でごまかすものです。

「米軍手を引けと国際社会はいっていない」「国連の復興支援要請にこたえ」「日米同盟を強化しつつ国際協調」といいますが、国際協調を破壊して戦争をしたのはアメリカです。米軍を支援することは国際協調の精神にはつながりません。国連の復興支援などという言葉を持ち出していますが、国際的な復興活動のためには米軍の撤退が第一になされるべきです。

イラクは戦場であり、「非戦闘地域」などは指定できません。自衛隊が応戦すれば「武力行使」そのものです。にもかかわらず、「非戦闘地域に派遣」「武力行使ではない」などとウソをいっています。

首相は自衛隊は「一般国民にできない仕事を」、「自衛官は使命感を持って赴く決意」といっていますが、国民にできない仕事とは戦闘をはじめ武装しての活動にほかなりません。自衛官に「使命感」を強要しているのは政府です。行きたくはないという自衛官の声など無視し、行かせる必要はないというこの国の民衆の声を踏みにじっています。

首相は「憲法違反ではない」「前文にあるように名誉ある地位を」「平和的に生存するため」などと憲法を自分に都合よく「解釈」しています。しかし、憲法前文は政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こらないようにするとし、そのためには平和的精神で外交をすすめることを方向付けています。そのような精神による活動を「名誉」とするものであり、武力行使や戦争への加担を認めたものではありません。首相の発言はまさに憲法を蹂躙し、憲法に違反するものであり、無法の宣言です。このような解釈を公言する首相は辞職すべきです。

首相は「武器弾薬は運びません」といいますが、「武装した兵士を運ぶことは可能」と他の閣僚が言う始末です。「イラク国民が歓迎」といいますが、日本が軍事的組織を派遣することを求めているのはアメリカ政府であって、イラクの国民ではありません。サマワに掲げられたアラビア文字の「日本人歓迎」の幕の文字を「自衛隊歓迎」と訳して派遣のプロパガンダに利用したことも明らかにされています。

「隊員の安全面に配慮」「必ずしも安全とはいえない」といっていますが、派兵されれば配慮しきれないことばかりであり、危険そのものです。「恩恵を受けるのは日本国民」とまで言っていますが、派兵はイラクへの侵略に加担することであり、それは加害国民となることであり不名誉な行為です。また「反対意見があるのは承知」といいますが、90パーセント近い人々が、「今自衛隊は行く必要はない」としています。意見を承知するということは派遣中止することです。

首相は「外交官の死の悲しみをのりこえ」「テロに屈しない」と外交官の死を利用し「遺志」まで持ち出して、派兵の口実にしています。開戦後、外交官に米軍支持の形でイラク内での活動をさせたのは首相であり、それゆえ首相は外交官の死に責任があります。

「(自衛官が死亡したら)政治責任は自分で判断する」といっていますが、政治責任はとらない、死んでも都合よく解釈して派兵の口実とするということでしょう。

満州侵略戦争での柳条湖事件、ベトナム戦争でのトンキン湾事件に見られるように多くの戦争がウソ偽りで始められています。イラク戦争での「大量破壊兵器の存在」、「フセインとアルカイダとの関係」などの戦争口実もその類の可能性が高いと見られます。

国際社会はこの戦争を批判してきました。その戦争を首相が支持したことが、戦争に参加し、武力行使となるのに、「戦争に行くのではない」「武力行使ではない」「国際協調のため」「復興支援のため」「非戦闘地域に派遣する」「憲法違反でない」「平和的に生存すること」「安全面に配慮」などというたくさんのウソ偽りを生んでいます。

このような説明を聞かされて、私たちは市民として本当に怒りをもっています。

12月14日の中日新聞東海本社版の報道によれば、12月8日から17日にかけ、小牧基地で航空自衛隊の派遣隊員と予備要員の計320人があつめられ、テロ対処や射撃の訓練がおこなわれているといいます。それによれば小牧のC130に関する190人をはじめ、浜松の航空教育集団、岐阜の航空開発実験集団、飛行総隊や各方面隊から集められているといいます。派兵要員の内訳をみると、幹部は110人、一般隊員210人、そのうち実際の派兵は250人ほどといいます。浜松からも派兵人員が選ばれているようです。わたしたちは浜松が派兵の拠点とされることに強く抗議します。

このような訓練は即中止してください。憲法を愚弄・無視し、米国ブッシュに追従する首相に徳性や先見性はありません。自衛隊員はこのような指導者のために生命をかける必要はまったくありません。派遣の拒否こそ平和につながります。

ここに、首相がイラク派兵計画の撤回をおこなうことを要請します。

なお最後に当会に寄せられた市民の声を添付します。

 

 

 

 

(以下添付)

小泉はブッシュのイラク攻撃支持で路を間違えた。小泉はブッシュのイラク攻撃をいち早く支持を公言した事で、引くに引かれなくなった。
 イラク攻撃を支持した事で、日本はアラブ世界で得てきた”尊敬”を失ってしまった。
 イラク攻撃を支持した事で、アメリカ(侵略者)側に立つ日本の外交官は”敵”となって殺されてしまった。なにゆえこんなに見事に「テロ」が成功しているのか。
 なにしろアメリカのイラクへの空爆(これはフセイン軍隊や市民を区別はしない、そう第二次大戦の米軍の日本空襲のように)やテロ掃討作戦は、実は「テロ」とは関係のない多くの市民をも殺している。昨日のニュースでも1人の「テロリスト」(これが本当にテロリストか分かったものではない)の死亡と9人(6?)の子供の死亡が公表され、アメリカ軍も認めた。「テロ」はフセインの残党、国際テログループ、それにイラク攻撃の被害者、関係者、同調者と言われるが、「フセインも嫌だがアメリカも嫌だ」という少なくない人々の協力があることが推測される。        
 今回も日本はアメリカと組まず、独自の立場で”人道支援”をしていたら、その活躍の舞台は相当広いものになり、世界から日本のような”立場”(正当性があっても軍隊は出さない)もあることを、”日本には憲法”があることを認知させえただろう。
 戦後日本の自衛隊は戦争で一人も殺していないといわれる、すばらしい宝をいま捨て、普通の軍隊(=グローバルスタンダードか!)になろうとしている。    (奥)

「思いは行動に移す。行動しなければ何も思わないことと同じである」
これは、料理の専門家の方の言葉。
全ての世界に通用する名言です。
そして「平和のときに平和を作る努力を重ねねばならない」
これは私の実感です。                     (大)

小泉首相へ
「まずご令息をイラクに派兵されたし。日露戦時の乃木希典大将のごとく・・・・・・だってアンタ『自衛隊は軍隊だ』なんて、このあいだ、言ったでしょ」     (塚)

イラク派兵に、絶対反対です!!
派兵が「テロ」を拡散・増幅し、多くの人々を危険に陥れるということを
私たち国民は、すでに知っています。
もう、小泉さんには、だまされません。                 (怒)

自衛隊はもちろん、どの国の軍隊も、文民も、イラク南部の地域に派遣することに反対します。もちろん、米軍もです。また、そこに住んでいるみなさんの、安全対策も必要だと思います。
 劣化ウラン弾を使用した地域では、放射能の被爆の危険があります。テロ以前に、戦闘地域か非戦闘地域かという前に、すでに汚染されている可能性があります。放射能の被爆という観点から、被爆国の1つとしての態度はいかにあるべきかという問題意識をもつべきだと思います。             [村]

                 

9.11のニュース映像を見たとき、これは第三次世界大戦につながる、と凍りついた。
イラク戦争が始まったとき、いよいよ本当に戦争になってしまった、と恐ろしくなった。
そして日本政府が自衛隊の派遣を決めたとき、ついに日本が戦争に足を踏み入れた、と地面が崩れ落ちるような気がした。
 ことここに到っても、明日も同じような日常が来ると信じて疑わない人の何と多いことか。やはり人は自分の頭の上に爆弾が落とされない限り気がつかないのだろうか。私は、自分の上に爆弾が落ちるのも落とす側に属するのもまっぴらごめん。かくなるうえは、気がついてない人たちを一人でも多く起こしていかなくては。
 と言うわけでちょうど新年が間近。年賀状には「アメリカ合衆国日本州」と書いて発送しよう。                                (藤)

日本国首相様 防衛庁長官様               2003年12月7日

小牧基地司令様 浜松基地司令様 

基地内自衛隊員様                  NO!AWACSの会浜松

 

グアムでの日米共同訓練実施と浜松基地でのC130の派兵用塗装実施に抗議し 

小牧基地のC130をイラクへと派兵しないことを求める要請書

 

 11月10日から21日にかけてグアムで空の日米共同訓練が昨年に続いておこなわれました。この訓練には日本からは那覇のF4、浜松のAWACS、小牧のC130、米軍は嘉手納のF15,AWACS,空中給油機、岩国のFA18,EA6Bが参加しました。

参加機種から見て、今回の訓練は米日のAWACSによる管制下で空中給油を行っての共同戦闘訓練であり、C130を運用し海外へと派兵することをも想定している訓練です。

 今年の春、日本の戦闘機は米軍からの空中給油を受ながら、浜松のAWACSとともにアラスカに行って共同訓練をおこなっています。このような海外派兵を想定しての共同訓練の中止をここにつよく求めます。

 また、11月末には浜松基地で、小牧のC130をイラク派兵用にむけて、空色に塗り替えました。C130は硫黄島で着陸訓練を繰り返し、各地の航空自衛隊からはイラク派兵要員が選抜されたとも報道されています。このようなイラク派兵に向けての準備は即中止すべきです。

 わたしたちは小牧や浜松が海外派兵の拠点としてはならないと考えます。

 イラク戦争は米英による侵略です。その占領は広範な抵抗を生み、イラク全土が戦争地域となっています。自衛隊の派遣は「復興」を口実とした米英軍支援にほかなりません。

 この日本の派兵は、イラクへの米英による平和と人道に対する犯罪行為に加担するものであり、日本の人々への憎悪と攻撃をうみかねません。米国の侵略を支持しその占領行政に加担する形で外交官を派遣してきた政府はその責任をとり、今すぐC130を含めたイラクへの派兵計画を中止すべきです。

 自衛官の皆さん。イラクに行く必要があるのか、行きたくはないという思いがいっそう強いのは自衛官の皆さんであると思います。

報道されている世論調査であきらかなように、市民の多数がイラク戦争に反対し、戦争を軍事的に支援することになるイラク派兵は中止したほうがよいと考えています。隊内では緘口令がしかれたり、「文民統制だから自衛官は政治的意見を言ってはならない」といった誤った規制がなされているかもしれません。

しかし、自衛官の皆さんは自衛官である前に人間あり、日本国憲法で保障された人権があります。おかしなことはおかしいという権利があります。家族の多くが派兵に反対であると思います。市民団体が開設したホットラインには家族からたくさんの問い合わせがきています。誤った政府の政策によって、自衛官が民衆を殺害し、自らが死を強いられることになってはならないと考えます。1億円の補償金を出されても失った命は帰ってきません。

日本人外交官2人が命を失いました。家族と遺体との対面に立ち会った外務次官は「まさしく慟哭の対面だった。私も涙がこぼれて仕方がなかった」「家族は胸が張り裂けんばかりだったろう」「[遺族は2人の]お父さんであり子どもでもあった」と語っています。

私たちは自衛官の皆さんがこのような情景を迎えてはならないと考えます。そしてこのような情景がすでにイラク国内では数千、数万の死者が出ることで繰り返されていることに想いをはせます。

わたしたちは国境・宗教・民族を超えてこれらの死者を追悼するとともに、このような戦争を始めた者たちの責任を追及します。そして自衛官の皆さんに、このような戦争に加担してはならない。派兵は拒むことができる。それは臆病なことではなく、勇気ある行為であり、日本と世界の平和につながる選択であると呼びかけます。不当な命令に従えば、その結果に対し、自らも責任が問われることになります。死者がでるとそれをたくみに利用して、派兵の口実としていく動きにごまかされてはなりません。

いまでは、インターネットなどで情報へのアクセスが簡単にできる時代です。統制してもそれをとめることはできません。「イラク戦争 反対」 「自衛官 人権」と検索すれば、さまざまの情報をつかむことができます。自衛官の皆さん、憲法9条を守り、戦争に反対することは、世界の平和を創ることのみならず、皆さんの生命を守ることでもあるのです。自衛官のみなさん、イラク戦争と派兵に反対する市民とともに歩みましょう。

わたしたちは以下を要請します。

 

一、首相はC130などのイラク派兵を中止すること

一、首相はアメリカに対しイラクからの撤退を要請すること。

一、海外派兵を想定しての日米共同訓練をおこなわないこと。

一、基地司令はイラク派兵の中止を上申し、部隊での派兵に向けた準備を中止すること

一、基地司令は自衛隊員の人権を尊重し、派兵拒否権をみとめること。

一、自衛官はイラク戦争と派兵に反対する市民とともに歩もう。



12.8浜松平和のための女性行動

12.8反戦行動が約30人によって取り組まれた。マイクで呼びかける一方で、一
人一人に語りかけながらビラを配り「自衛隊をイラクに派兵するな」という署名を集め
ました。
近くで配られるティッシュは受け取っても、ビラは受け取らない人もあり、スーツの
男性、子供づれの若いカップルの受け取りが悪いようにも感じました。しかし,すす
んで署名に応じてくれた方も多くあり、小学生に説明するお母さんの姿に励まされま
した。強風のためイラク写真は展示できなかったのですが、1持間で179筆の署名
が集まりました。これからも自分の周りで署名を集め、実際の派兵をとめていきたい
と思います。 
                    AWACSはいらない女性の会 (陽)

12.8女性浜松行動報告 

毎年12月8日に行われる「浜松平和のための女性行動」に参加し、新浜松駅前でビ
ラ(片面イラク派兵反対、もう一方赤紙コピー)を配りました。
 派兵の閣議決定直前とあって行き交う人々の中には派兵反対署名に応じる人もある
程度いました。しかし、20才前後の若い人たちの反応はもう一つ。未来に生きるか
れらに「今」をきちんと捉えてもらうにはどうすればよいのかと思いました。
ある学校のことを思い出しました。過日の天皇来浜時に沿道歓迎動員がかかった際、
その学校の生徒は、「参加は保護者と相談し決めるよう言われた」とのこと。「考え
そして判断する機会の日常的な積み重ねが是非とも必要だよなぁ」と思いながら、焦
らず諦めず通行者に私たちの思いが伝わるようビラ配りをしました。       
[宮]