6  4月15日 浜松基地からの第3次派兵に抗議し、
2波の抗議要請

航空自衛隊浜松基地司令様防衛庁長官様
小泉首相様川口外務大臣様

浜松基地からのイラクへの自衛隊派兵を中止し、イラクからの自衛隊の即時撤退とアメリカ・連合軍の即時撤退に向けた行動を決断する事を求める要請書

人道的復興支援を隠れ蓑にイラクへ自衛隊が派兵され、航空自衛隊C130輸送機はアメリカの兵士・物資を輸送しファルージャ包囲・攻撃・殺戮を支援しています。自衛隊はイラクの市民にとって復興支援のためにきているのではなく、占領軍(CPA)の支援のためにきているということが、ますますはっきりと認識されてきています。

イラクでは、人質事件が多発しています。日本のNGO・ジャーナリスト3名が拘束され、さらに2名が新たに拘束されたという情報も入っています。拘束されているのは日本人だけではありません。それは、武力による暴力・破壊・殺りくにしか解決方法をみいださないアメリカの占領政策によって生み出された憎悪の拡大と暴力の連鎖が原因です。

今、アメリカの強圧的、暴力的なイラクの占領統治を中止させなければ、こうした破壊と殺りくの連鎖は止めようがありません。

日本でも各地で自衛隊の撤退を訴える声が高くなっています。日本政府はアメリカの占領統治をやめさせるべきであり、自衛隊をこれ以上派兵し、アメリカを支援するべきではない、すぐに自衛隊の撤退を、そしてアメリカ軍の撤退を訴えるべきだという声が日に日に大きくなっています。それは、テロや戦争によっては、問題を解決・決着することができないということがはっきりわかってきているからです。殺してしまえば、破壊しつくしてしまえば、声も力も出すものがなくなるという政策は誤りです。そうした動きに加担すること、自衛隊を派兵し、支援させる事は誤りです。日本のNGO・ジャーナリストの拘束に対し、ともにイラクの真の解放を目指している人たちであり、こころから心配している人たちであることを、訴え続け、そして彼らの解放への努力をしつづけたのもNGOの人たちでした。戦争で解決しようとするアメリカ・日本国家にはその能力も資格もないことは、はっきりとしてしまったのです。

本日も、浜松基地から4名の自衛隊員が派兵されました。

これ以上のイラク民衆へのアメリカ・その連合軍による殺りくと占領をやめさせるためにもイラクへ自衛隊の派兵は即時中止してください。

そして、いますぐ自衛隊の撤退の決断をしてください。

私たちは怒りと悲しみを込め、基地司令・首相・防衛庁長官・外務大臣そして政府関係者のすべての人に訴えます。

平和と戦争のない社会を目指す市民の声をきき、またイラクころされていく人々の叫びをきき、問題解決のため武力ではなく、平和的な外交に力を注ぎ、イラク占領・統治をやめさせるため行動してください。

2004年4月15日

NO!AWACSの会・浜松
2004年4月15日

日本国首相様 浜松基地司令様 防衛庁長官様

浜松基地からの第3次派兵に抗議し自衛隊のイラクからの撤兵を求める要請書

 4月15日浜松基地から4人が、第2次空自イラク派兵要員として小牧基地へと出発しました。浜松基地からの派兵は3次目になります。私たちは今回の派兵に強く抗議し、その撤回を求めます。

 4月14日には日本人2名が、すでに人質とされた3人に続いて、イラクの抵抗勢力によってさらわれたと報道されています。一人はイラク戦争に反対し人間の楯にも参加し新聞社を退社して真実を報道さるためにイラクに入ったジャーナリストであり、もう一人は自衛隊派兵に反対し、イラクに入って自衛隊の動向を監視し、イラクの民衆の思いを報道しようとした市民団体のメンバーです。

 先に人質となった3人も国境を越えてイラクの民衆に思いを寄せてイラク入りし、米軍による劣化ウランの被害実態調査、イラク民衆の現実の報道、イラクの子どもたちの救済をおこなおうとした人々です。

 これらの人たちは、平和を求め自ら危険な現場に入った志の高い人々です。かれらは日本が世界に誇ることができる市民であり、政府が自衛隊派兵によって何百億円をも費やして行なってきたことよりも多くのことを自費で行なってきた人々です。

 これらの人たちが日本政府の派兵政策の犠牲になっているのです。あなた方の始めた戦争によって私たちの仲間が殺されようとしています。志ある人々が自由に世界平和のために活動する条件を作るためにも、今こそ米軍を支援する派兵をやめて撤兵をすべきです。空自のC130が米軍を輸送していること、サマワの自衛隊が米軍輸送ルートの確保のために配備されていることは世界の人々が知っています。「復興人道支援」というウソをつくのはやめるべきです。

 東京駅や国会周辺はイラク派兵以後、厳戒態勢です。日本をこのような監視国家・戦争国家にしてしまった政府と派兵を実行していきた基地司令の責任は重大です。すぐに撤兵に向けての行動を始めることをここに要請します。

       4月3日、この間の浜松基地からの派兵に抗議


浜松基地からはすでに二次にわたって計11人がイラクへと派兵されている。

また、イラクへ派兵された小牧のC130は浜松基地で塗装され、遠州灘沖で訓練をおこなった。浜松は再び戦争の拠点となったのである。

この日対応した当直幹部は昨年12月に小牧から転属したという人だった。

要請をしながら、市民の反戦平和の声が、アジアの民衆のみならず、自衛官自身の命をも守ってきたことを訴えた。横にいた警備の自衛官が真剣なまなざしをして聞いていたことが印象的だった。(T)

追記 このページを読んだ自衛官の皆さん!

イラク戦争は「イラクの大量破壊兵器の保持」というウソで始まりました。うそをついたのはアメリカのブッシュ政権であり、小泉政権はそれを支持しました。こんなウソの後始末のためにイラクに行く必要はありません。派兵にNO!の声をあげましょう。戦争を始めたうそつきこそ処罰されるべきです。

防衛庁長官様・浜松基地司令様・基地内隊員様      NO!AWACSの会浜松

浜松基地からのイラク派兵に反対し、

過去の侵略戦争を賛美する基地内資料館展示の中止を求める要請書

 1月22日、3月17日と浜松基地の隊員を含めての空自イラク派兵要員が派兵されました。わたしたちはこの派兵に抗議し、即時の撤兵と今後の派兵計画の中止をここに求めます。

イラク戦争は「大量破壊兵器」を口実とした侵略戦争であり、国際法に反するものです。その侵略をおこなった米英軍占領当局の指揮下に入り米英軍へと物資輸送をおこなう兵站支援は武力行使であり、明確な憲法違反です。またイラク特措法では「非戦闘地域への派遣」を想定していますが、イラク全土が戦闘地域となり、この派兵はイラク特措法にさえ反しています。

世界各地で反戦の声が上がっています。スペインでは撤兵をすすめる政権が選出され、ポーランド大統領も「米英情報にだまされた」と発言して抗議の意思を示しています。民衆の反戦スローガンのなかに「お前たちがはじめた戦争で私たちが殺される」というものがあります。軍需や石油の利権で利益を上げているものたちの語る「復興人道支援」という派兵の文言にだまされてはなりません。派兵を「名誉」とみなしてはいけません。殺し殺される関係をつくってはいけません

長官は派兵を中止し、司令は中止を上申し、隊員は派兵を拒否してください。それが真理と正義を考えての勇気ある行動です。

浜松基地内資料館に浜松陸軍部隊の戦争展示があります。その館の陸軍爆撃隊展示の部屋の解説に、浜松から多くの爆撃隊が編成され、「中国大陸、南方戦線等の戦場において、持てる力のあらん限りを発揮、祖国の危急を救わんと奮闘したが、多くの将兵が殉国の柱となられ」「今日のわが国の平和と繁栄は、自己の欲望を一切絶ち、一命を以って祖国防衛に任じられた人々の尊い犠牲の上に築かれたという事実を、我々は後世に語り継がなければならない」「英霊の遺徳を偲び平和の尊さを理解していただく」とあります。

かつて日本が中国をはじめアジア各地でおこなった戦争は侵略と占領でした。浜松からの陸軍爆撃部隊は、重慶や蘭州ほかで無差別空爆をおこない、住民の無差別大量殺戮という戦争犯罪を含むものでした。当時の政府は兵士を「東洋平和」や「祖国防衛」の名で派兵し、死ぬと「殉国」「英霊」の名で賛美しました。

資料館では、この時代の戦争をすすめるための用語がそのまま肯定的に使用されています。そこには過去の戦争に対する反省、現憲法の理念、国際的な歴史認識などが反映されていません。爆撃する側を「奮闘」とすれば、爆撃され殺された側の痛みは抜け落ちてしまいます。徴兵されて天皇の軍人とされ、他者を爆撃する兵士へとマインドコントロールされて、あげくの果てに死を強いられた人々の悲しみもありません。

戦争への参加とそこでの死を「遺徳」とし「殉国」とすることは、戦争への動員装置として使われた「靖国」の思想です。奥の部屋は「栄光の間」とされ戦死者が賛美され、靖国のポスターも貼ってあります。

このように浜松基地資料館の展示解説は、過去の戦争を肯定しその反省をしめさないものであり、侵攻されて殺される側の視点を示しえず、兵士を英霊として賛美し続けています。そこには戦争責任の視点はまったくなく、国際的に通用する表現ではありません。

このような戦争観を持つものたちによって再び浜松が戦争の拠点となったことにわたしたちは深く憂慮し、このような展示に強く抗議し撤回をもとめるものです。

現自衛隊について展示する浜松基地広報館では、こどもたちに飛行用戦闘服を着せたり、軍用機の模擬飛行訓練をさせたり、軍グッズを売ったりしています。過去の戦争を肯定する意識のもとで行われるこのような広報はきわめて危険なものといわざるをえません。即中止することを求めます。

自衛官の皆さん。過去の戦争文化財を大切にしてそれらの史的価値を尊重していくこと、戦争を反省してその責任を明確化していくこと、アジア各地での浜松の部隊の攻撃によって死を強いられた人々の存在にも思いをはせること、「靖国」の思想を克服し死者を「英霊」としないこと、排外主義・民族差別をなくし戦争の廃絶にむけて国際的な精神を形成すること、これらは現在の課題でもあります。戦争反対の市民の声と憲法の戦争放棄の精神が海外派兵を止め、自衛官の生命をも守ってきました。ぜひ反戦の声に耳を傾けてください。

7 浜松基地からの第4次派兵に抗議

2004年6月15日

 日本国首相様
  空自浜松基地司令様                 
                                        NO!AWACSの会浜松

浜松基地からの第4次派兵に抗議し

自衛隊の多国籍軍参加計画の中止を求める要請書

 6月11日に浜松基地から1名がイラク派遣のために出発しました。これは04年1月・3月・4月に続く浜松からの4回目の派兵です。同日小牧基地からはC130の交替機2機と35人がイラクへと派兵され、13日には全国30基地から集められた83人が入間基地で出発の式典をおこない、14日に民間機でイラクへと派兵されました。これらは空自のイラク第3期派兵となります。

 空自派兵の本質は米軍の兵士や物資の輸送という後方兵站支援です。すでにC130は米兵や物資を運んでいます。また、6月末から7月にかけて陸の第3期派兵となる東北(仙台)の陸上部隊40人の先遣派兵も予定されています。

 わたしたちはたび重なる派兵とその計画に抗議の意思を示し、即時の撤兵を求めます。浜松をはじめこの国を再び派兵と戦争の拠点としてはなりません。

 首相は先におこなわれた日米会談で自衛隊の多国籍軍への参加を語り、「多国籍軍に参加しても指揮は自衛隊にある」と詭弁を弄しています。しかし多国籍軍への参加はイラク侵略への加担であり、明確な憲法違反です。新聞の社説には「めちゃくちゃな」なやり口とまで記すものもあります。国政には倫理というものが必要ですが、今はそれがありません。首相のテレビでの発言を聞き、浜松のある中学生は、「思考回路がおかしい」「学校でちゃんと勉強したことがあるの」「こんな人が首相なの」と語っています。首相はこのような人々の批判に耳を傾け、多国籍軍への参加計画を即中止すべきです。

 また6月14日の国会での有事関連法・特定船舶入港禁止法の制定は、日本国憲法の平和主義と人権の精神に反し、この国を戦争国家とするものです。よってこれらの法の制定に強く抗議します。
 

 以上の趣旨を踏まえ、基地司令においては、浜松基地からの派兵が今後おこなわれないよう尽力し、隊員の派兵拒否権を認めていくことを要請します。

8 7月15日浜松からの第5次派兵に抗議

日本国首相様                        2004年7月15日

浜松基地司令様                       NO!AWACSの会浜松

浜松基地からの第5派のイラク派兵に抗議し、イラクからの撤兵を求める要請書

 7月15日空自浜松基地から6人がイラク派兵要員として基地を出発しました。浜松基地からは、6月11日に続いて第5派、計22人の派兵となります。私たちはこの派兵に抗議し、イラクからの撤兵を求めます。

 7月14日、イギリスの調査委員会は、イラク攻撃の理由であった大量破壊兵器情報に根拠がなかったと報告しました。アメリカでも元政府高官が戦争への誘導をあきらかにしています。戦争の口実そのものがうそであったのです。このような戦争を首相が支持し、自衛隊をイラクに派兵したことは間違いです。このようにつぎつぎと戦争のうそがあきらかになってきているにもかかわらず、派兵を繰り返す行為は歴史的愚行です。

 イラク派兵と多国籍軍への参加への民衆の怒りは7月11日の参議院選挙での自民党議員の減少という結果からもあきらかです。ポーランドは派兵人員の縮小を発表しました。基地司令は派兵の中止を進言し、首相はすぐに派兵を中止してください。

1 NO!イラク派兵 1月行動報告

12月9日、政府防衛庁は、イラク派兵計画を策定し、12月26日には空自の先遣隊を派兵した。2004年1月9日には陸自先遣隊と空自本隊の派遣命令をだし、16日には陸自先遣隊を派兵し、1月22日には空自本隊の100人余を政府専用機で、26日には空自のC130輸送機3機の50人を派兵した。また、同日陸自本隊と海自の派兵命令を出した。空自本隊には浜松基地からの6人(21日にバスで小牧へ)が含まれた。

この派兵がおこなわれる中で、朝霞では日米共同訓練、日出生台では米海兵隊の訓練、さらに1月29日には朝鮮への経済制裁法案が衆院を通過し、31日未明にはイラク派兵承認案が衆院を通過した。

この動きに対し、1月10日、9日の派遣命令に対して抗議文、11日呉での派兵反対行動への参加、15日陸自先遣隊派兵に抗議してのプラタナスアピール、

16日陸自先遣隊派兵抗議文、17日小牧基地での1400人による人間の鎖への参加(4人)と小牧での要請書の読み上げ、プラタナスアピールと派兵を問う連続講座の開催(20人)、同日の東京防衛庁行動では要請書を提出した。NO!AWACSの会も呼びかけ団体となったイラク派兵反対の意見広告が、朝日新聞に16日付けで出され、浜松からも賛同が寄せられた。 

18日には浜松基地へと浜松からの派兵に反対して緊急要請(4人)、同日の朝霞での日米共同訓練に対する抗議文提出、21・22日空自の本隊派兵に抗議してプラタナスアピール(9人・10人)、25日静岡での派兵反対デモ(60人・浜松から4人)、26日小牧からのC130の派兵に対してプラタナスアピール(10人)と抗議文、29日の衆院での経済制裁法案審議に対しての撤回要請、と反戦平和の活動をおこなってきた。

ともに反戦平和の声をあげていきましょう。      




 2 浜松基地からの第1次イラク派兵に抗議       

1.8 浜松基地要請

04年1月18日16時から浜松基地へと、浜松基地からのイラク派兵への中止を要請した。
17日に静岡新聞が、浜松基地から7〜8人の派兵予定を報道したことを受けての要請である。
緊急の行動を四人で横断幕を掲げながらおこなった
空自からの派兵は小牧を中心に春日、小松、浜松、那覇ほか各地にわたるとみられる。
1月21・22日18時30分からJR浜松駅前での連続抗議行動も予定されている

日本国首相様                                 2004年1月18日
浜松基地司令様                           NO!AWACSの会・浜松
基地内隊員様                                

イラクへの空自本隊派兵の中止とイラク派兵計画の撤回を求める要請書 
 政府は1月16日午後に東京・市ヶ谷で陸自イラク先遣隊約40人の完結式・隊旗授与式を行い、夜、旭川からの約10人や陸幕監部を含む陸自先遣隊を派兵しました。また、ロシア機をチャーターし、16日に装甲車両などを積み込みました。
わたしたちはここに空自先遣隊に続く陸自先遣隊の派兵に抗議します。

また報道によれば、浜松基地からも航空教育集団の第一航空団から数名が派兵され、C130の機体整備などの任務につき、基地内で壮行会も計画しているとされています。
 わたしたちは浜松基地からの要員の派兵を含め、自衛隊のイラク派兵計画の撤回を強く求めます。
 政府は今後、一月下旬には空自の本隊、2月中旬には約70人の基地建設のための施設部隊、その後2月下旬から約一ヶ月かけて、陸自480人を3次にわたり派兵する予定といいます。さらに、政府はこのイラク派兵を「復興支援」活動としてごまかすために40億円もの拠出を決めました。しかし、その80パーセント近くは警察車両の導入であり、米軍占領を支えるものです。
 一方、日本国内約650箇所で「対テロ」警戒態勢がひかれ、マスコミに対しては報道統制も強化されました。さらに、旭川では「自衛官の無事を祈り、留守家族を支援する」ために黄色いハンカチキャンペーンまで行われるようになりました。
 まさにこの国は参戦し、戦時体制への組み込みが始まっています。このような戦時体制への組み込みをすすめる政策に対し、抗議します。
 今回の派兵は集団的自衛権の海外での行使であり、米軍のイラク戦争への加担です。これは明確な憲法違反であり、平和を侵すものです。また、この派兵は市民のイラク派兵反対の多くの声に逆らうものであり、報道統制や日本国内での警戒強化をともなうものです。それは人権侵害です。さらに派兵された「自衛官・家族への支援」の名によって、反戦平和と撤兵の声を覆い隠そうとする新たな戦時動員が強められているのです。
 かつて、日本は中国東北(満州)を自らの謀略によって侵略を始め、それを中国側の責任にし、戦争と言わずに「事変」と呼びました。抵抗した中国人を「匪賊」と呼び、「討伐権」を主張し、たくさんの中国人を殺しました。国内の戦争反対者は「治安維持」の名によって検挙されました。「遺家族援護」の名で「精神総動員」も行われ、戦争拡大と統制の強化の中でマスコミは「大本営発表」を重ね、市民を偽りました。このような道を繰り返してはなりません。
 自衛隊員の皆さん、空自の自衛隊員のイラク派兵は、小牧、春日、小松、浜松など全国からの派兵となっていきます。首相は「戦争に行くのではない」「憲法違反ではない」「復興のため」と大言しますが、「それはおかしい、ウソだ」と感じる隊員の方も多いと思います。自衛隊員の命をもてあそび、「国益」や「テロとの戦い」を宣伝し、一部の利権集団の利益のための派兵がおこなわれようとしています。今、政府自らが折り鶴に放火するような行為を繰り返し、自衛官の命を燃やして利権を得ようとしているのです。
 今回の派兵はアジア太平洋戦争以後の最大の歴史的誤りです。このような憲法を蹂躙する政策や誤った命令に服従する義務はまったくありません。「戦場に行かない」という勇気こそ求められています。英知を絞って派兵を拒否してください。行かないことで処罰はされません。皆さんは主権者であり、国民としての人権があります。処罰されるべきは憲法に反している政府です。
 基地司令は派兵に反対の意見を上申すべきです。それが隊員の命を守ることになり、日本の民衆の利益にもなります。西アジアの民衆は、米軍を支援しての日本の軍事的侵攻を求めてはいません。基地司令の周辺の将官にもイラク派兵への異議が多いと思います。「イラクに自衛隊がいく必要はない」「憲法を守れ、戦争に行くな」という市民の声を受け止めてぜひ発言してください。
 憲法があるからこそ、自衛隊員はその生命を、海外での戦争で失わずにきたのです。皆さんが海外で戦争することがなかったのは、反戦平和を呼びかける市民の声が強かったからです。反戦平和を呼びかける市民を敵視してはなりません。
 戦場に派兵するにもかかわらず、「戦争に行くのではない」といって恥じない首相に追随する義務はまったくありません。隊内からの異議申し立てが今こそ必要です。隊内の皆さんの本当の気持ちを、ぜひ市民に伝えてください。
 私たちはよびかけます。自衛隊はイラクに行ってはいけません。イラクの人々を撃つ側にたってはいけません。自衛官は死を「名誉」とする道を選んではなりません。派兵の拒否は真の勇気であり、それが現行憲法の理念であり、人としての道です。
  よって以下を要請します。

 一、首相はイラク派兵計画を撤回し、即時撤兵すること
一、 司令はイラクへの自衛隊の派兵に反対する旨を上申すること
一、 司令は自衛官が憲法上の人権を有し派兵の拒否権があることを公認すること
一、 自衛官はイラクへの派兵を拒もう。
一、 自衛官は戦争と派兵に反対する市民の声をうけとめ、市民とともに歩もう。

2浜松基地要請
2004年1月21日

航空自衛隊浜松基地司令様

NO!AWACSの会・浜松
航空自衛隊浜松基地からの自衛隊員派兵への抗議と派兵の中止を求める要請書

 1月21日、浜松基地において自衛隊員のイラク派兵の壮行式が予定されているということです。私たちは、自衛隊のイラク派兵はアジア太平洋戦争以後の最大の歴史的な誤りであり、自衛官がこのような憲法を蹂躙する政策や政府=防衛庁による誤った命令に服従する義務もなく、基地司令はそれに反対する意見を上申するよう、この間、求めてきました。それが隊員の命を守る事にもなり、日本の民衆の利益にもなると訴えてきました。

 イラクの民衆は米軍の占領を支援することを望んではいません。米軍による生活する権利と生存する権利の破壊に対し、抗議の行動を行なっています。今回の自衛隊のイラク派兵は首相がいくらウソでかためた美辞麗句を並べても米軍の占領政策の加担に他なりません。日本においても市民の声は「イラクに自衛隊が行く必要はない」「憲法を守れ、戦争に行くな」が大半です。
 そうした市民の声を無視し、イラク民衆の期待を踏みにじり、また自衛隊員の命をもてあそび、「国益」や「テロとの戦い」を宣伝し、一部の利益集団の利益のための派兵には、断固とした反対の意思を伝えてください。基地司令のそうした反対の上申は、イラクの人々の期待にこたえることにもつながり、また自衛隊員の生命を守り、そして戦争ではなく平和的な解決を求める市民の声とつながる第一歩になるのです。
 浜松基地司令は22日の本隊派兵に向けた壮行会を中止し、また本隊派兵そのものにも反対の意思をぜひ上申するよう要請いたします。

  日本国首相様 防衛庁長官様               2004年1月22日

   浜松基地司令様 小牧基地司令様           NO!AWACSの会浜松

3     航空自衛隊本隊のイラク派兵に抗議し、その撤兵とイラク派兵計画の撤回を求める要請書

 2004年1月22日、政府防衛庁は、空自小牧基地から政府専用機でイラク派兵要員100人の部隊を派兵しました。さらに26日にはC130輸送機3機、50人を派兵する計画です。私たちは、今回の派兵に強く抗議し、空自部隊を始め全部隊の撤兵とイラク派兵計画の撤回をここに求めます。

 すでに送られた先遣隊員は小牧、三沢、美保基地から送り込まれています。今回の本隊派兵は、小牧をはじめ、浜松、千歳、春日、小松、那覇ほか各地の空自の基地から送り込まれて編成されています。今回の空自のイラク派兵は全国の基地から輸送・管制・整備・通信・警備等の要員を選んでの派兵となっています。

 空自本隊はクウェートの、米軍が支配しているアリ・アルサレム基地を拠点とします。ここは、米軍の輸送拠点です。またカタールのアウディド基地にも空自の要員が派兵され、米軍との調整をしています。この基地は米軍の中東の航空管制センターであるとともに、運搬の調整センターです。これらの拠点基地からの指示により、イラクのバグダッド・バスラ・バラド・モスルなどへとC130による輸送がおこなわれることになります。

 政府は、イラクの「復興支援」といっていますが、輸送は米英軍の物資が中心となります。この輸送はイラクの「復興支援」ではなく、米軍への支援であり、即中止すべきです。

 1月21日浜松基地からも6人の隊員が、小牧へとイラク派兵のために送られました。わたしたちは、浜松がかつて侵略戦争の拠点となり、浜松から派兵された陸軍爆撃隊によってアジアの民衆が殺された歴史を繰り返してはならない、とする立場から、「浜松を再び派兵の拠点とするな」と活動をすすめてきました。今回の派兵は、浜松を再び戦争の拠点とするものであり、断じて許すことができないものです。

 また政府は、「戦争に行くのではない」「憲法違反ではない」「武器の使用は正当防衛」「テロ・盗賊への武器使用は戦闘ではない」などと詭弁を弄し、憲法をふみにじり、市民を愚弄しています。このような、詭弁を弄し、憲法をふみにじり、市民を愚弄する行為をすぐにやめ、市民の多くが反対しているイラク派兵計画を即、撤回すべきです。戦争をとめる活動をすすめる政策にこそ道義があり、戦争の支援を「復興支援」といってごまかすことは人の道ではありません。真の勇気は誤りをすぐに認め、派兵を中止することです。

● 首相は派兵計画を中止すること、
●司令は派兵に反対の意思表示をすること
● 司令は隊員の派兵拒否権を認めること

4  日本国首相様 防衛庁長官様                2004年1月26日

  小牧基地司令様 基地内隊員様              NO!AWACSの会浜松

 小牧からのC130派兵の中止と

全派兵部隊の撤兵、イラク派兵計画の撤回を求める要請書

 2003年12月9日、政府防衛庁は、イラク派兵計画を策定し、12月26日には空自の先遣隊を、2004年1月16日には陸自先遣隊を、1月22日には空自本隊の100人余を政府専用機で派兵しました。今日26日には空自のC130輸送機3機、50人を派兵しようとしています。また、陸自本隊と海自の派兵命令を出そうとしています。

 私たちは、今回の派兵に強く抗議し、空自部隊を始め全部隊の撤兵、イラク派兵命令の撤回と派兵計画の撤回をここに強く求めます。

 すでに送られた先遣隊員と本隊は小牧、三沢、美保、浜松、千歳、春日、小松、那覇ほか各地の空自の基地から送り込まれて編成されています。今回の空自のイラク派兵は全国の基地から輸送・管制・整備・通信・警備等の要員を選んでの派兵となっています。浜松基地からも6人の隊員が、1月21日に小牧へとイラク派兵のために送られました。今回の派兵は浜松を再び戦争の拠点とするのみならず、全国各地の自衛隊基地を戦争の拠点とするものであり、断じて許すことのできないものです。
 空自本隊はクウェートの、米軍が支配しているアリ・アルサレム基地を拠点とします。ここは、米軍の輸送拠点です。またカタールのアウディド基地にも空自の要員が派兵され、米軍との調整をしています。この基地は米軍の中東の航空管制センターであるとともに、運搬の調整センターです。これらの拠点基地からの指示により、イラクのバグダッド・バスラ・バラド・モスルなどへとC130による輸送がおこなわれることになります。
 政府は、イラクの「復興支援」といっていますが、輸送は米英軍の物資が中心となります。この輸送はイラクの「復興支援」ではなく、米軍への支援であり、即中止すべきです。
 政府は今後、2月中旬には約70人の基地建設のための施設部隊、その後2月下旬から約一ヶ月かけて、陸自480人を3次にわたり派兵する予定といいます。一方、日本国内約650箇所で「対テロ」警戒態勢がひかれ、マスコミに対しては報道統制も強化されました。まさにこの国は参戦し、戦時体制への組み込みが始まっています。私たちはこのような戦時体制への組み込みをすすめる政策に対し、抗議します。
 今回の派兵は集団的自衛権の海外での行使であり、米軍のイラク戦争への加担です。これは明確な憲法違反であり、平和を侵すものです。また、この派兵は市民のイラク派兵反対の多くの声に逆らうものであり、報道統制や日本国内での警戒強化をともなうものです。それは人権侵害です。さらに派兵された「自衛官・家族への支援」の名によって、反戦平和と撤兵の声を覆い隠そうとする新たな戦時動員が強められているのです。
 自衛隊員の皆さん、首相は「戦争に行くのではない」「憲法違反ではない」「復興のため」と大言しますが、「それはおかしい、ウソだ」と感じる隊員の方も多いと思います。自衛隊員の命をもてあそび、「国益」や「テロとの戦い」を宣伝し、一部の利権集団の利益のための派兵がおこなわれようとしています。
 今回の派兵はアジア太平洋戦争以後の最大の歴史的誤りです。このような憲法を蹂躙する政策や誤った命令に服従する義務はまったくありません。「戦場に行かない」という勇気こそ求められています。英知を絞って派兵を拒否してください。行かないことで処罰はされません。皆さんは主権者であり、国民としての人権があります。処罰されるべきは憲法に反している政府です。
 基地司令は派兵に反対の意見を上申すべきです。それが隊員の命を守ることになり、日本の民衆の利益にもなります。西アジアの民衆は、米軍を支援しての日本の軍事的侵攻を求めてはいません。基地司令の周辺の将官にもイラク派兵への異議が多いと思います。「イラクに自衛隊がいく必要はない」「憲法を守れ、戦争に行くな」という市民の声を受け止めてぜひ発言してください。
 憲法があるからこそ、自衛隊員はその生命を、海外での戦争で失わずにきたのです。皆さんが海外で戦争することがなかったのは、反戦平和を呼びかける市民の声が強かったからです。
 戦場に派兵するにもかかわらず、「戦争に行くのではない」といって恥じない首相に追随する義務はまったくありません。隊内からの異議申し立てが今こそ必要です。隊内の皆さんの本当の気持ちを、ぜひ市民に伝えてください。
 私たちはよびかけます。自衛隊はイラクに行ってはいけません。イラクの人々を撃つ側にたってはいけません。自衛官は死を「名誉」とする道を選んではなりません。派兵の拒否は真の勇気であり、それが現行憲法の理念であり、人としての道です。
 よって以下を要請します。

 一、首相はイラク派兵計画を撤回し、即時撤兵すること
一、 司令はイラクへの自衛隊の派兵に反対する旨を上申すること
一、 司令は自衛官が憲法上の人権を有し派兵の拒否権があることを公認すること
一、 自衛官はイラクへの派兵を拒もう。
一、 自衛官は戦争と派兵に反対する市民の声をうけとめ、市民とともに歩もう。


5 浜松基地からの第2次派兵に抗議  
 3・14 浜松基地への要請書

浜松基地司令様                       2004年3月14日

基地内隊員様                        NO!AWACSの会浜松

浜松基地からイラクへの派兵の中止を求める要請書

こんにちは、浜松基地の隊員の皆さん。

3月13日に千歳から本隊第3派の陸自190人がイラクに向けて政府専用機(2機)で派兵されました。イラク派兵の中止を求めている私たちはこの派兵に強く抗議します。

また、3月に入り1月の派兵に続いて空自の派兵がおこなわれようとしています。この中には新田原基地や浜松基地の隊員が含まれているといいます。明日15日には浜松基地で壮行会がおこなわれるといいます。私たちはこの派兵の中止をここに強く求めます。

今この国では、政府によって大きなウソがつかれています。アメリカの要請により米軍の後方支援にあたる派兵をして参戦するのに、「戦争に行くのではない」「イラクの人道復興支援をする」「国際協力をする」というのです。マスコミでは「復興人道支援の自衛隊」「給水活動や人道物資の輸送」「仲良くイラク人と握手」といった報道がなされ、この派兵の本質が論議されることはほとんどありません。参戦にむけてのごまかし、プロパガンダ、スピンがさかんにおこなわれています。

しかし、考えてみれば、アメリカの戦争の口実であった「大量破壊兵器」は発見されませんでした。逆にイラクを大量破壊し、イラクの石油産業を支配したのはアメリカでした。イラク内に「テロ」をもたらしたのもアメリカの戦争でした。このアメリカを支持し派兵する日本を、本当にイラクの人々が信用するかは考えてみればわかることです。イラクへの支援は非軍事でこそなされるべきであり、軍事組織による活動は必要ありません。

陸自の壮行会での「日の丸」や行進はかつての日本軍と同じです。海自では「軍艦マーチ」まで演奏されています。黄色いハンカチキャンペーンは派兵の本質をごまかすものです。私たちは、自衛官に「敬意と感謝を」と語るのではなく、「イラクに行くな、殺すな、死ぬな」と呼びかけます。

私たちは、派兵される自衛官のなかにこそ反戦平和の思いが強いものとしてあると考えます。マスコミ報道での自衛官の発言のなかに「ホントは・・・」「ヤバイ・・」というものがありました。私たちは自衛隊員が語りきれない本当の気持ちを語り続けます。私たちは命令と服従、そして同調の強制がおこなわれる戦争国家をつくろうとは考えません。非軍事の社会は可能です。

戦争で利益をあげているのはひと握りの特権階級です。兵士自衛官の命をもてあそび美辞麗句で持ちあげ、その血でもっておのれの利権を計算しているにすぎません。ブッシュや小泉、そのとりまきが本当に兵士自衛官の生命のことを考えていると思いますか。アメリカは、公民権付与をひきかえに移民に銃を持たせてイラクの最前線に派兵することまでおこない、最近では州兵まで派兵し家族の生活の危機まで生んでいます。そしてこの派兵によって多くのイラク人が殺され、射殺やウラン弾の汚染の恐怖の中で生活しています。

自国の国益のことのみを考えての戦争はすぐに中止すべきであり、自衛隊を派兵する必要はありません。自衛官はイラクに行ってはなりません。

私たちは、浜松を再び戦争の拠点にしてはならないと考えています。かつてこの浜松基地からアジア各地へと爆撃隊が派兵され、多くのアジアの人々を殺害し、隊員も死を強いられました。戦争を正当化するために「大東亜共栄」「アジア解放」「東洋平和」が語られました。反戦平和を語ることは犯罪とされました。その結果は2000万人を超えるアジアの人々の死でした。

参戦を「復興支援」と語ることはウソ・いつわりです。自衛隊員の皆さんは今こそこの国の本質を考えるべきと思います。2月末、自衛官の官舎に反戦チラシを配布した立川の市民グループ3人が「住居侵入」で検挙されました。1月に配布したものを2月になって犯罪とし、市民団体を差別的、恣意的に立件し逮捕したのです。防衛庁上部が「被害」を通告したといいます。

自衛官の皆さん、戦争に反対するチラシの配布は、平和的なものです。それを犯罪とすることは、政治権力が市民の平和への人権行動や自衛官への呼びかけを封じようとしているということです。そのような政治権力が他方で、自衛官の命を軽視し戦場に送り込んでいこうとしているのではないでしょうか。

この事件は、自衛官の皆さんに戦争反対の声が届かないことを狙う政府上層の狙いを逆に示すことになったと思います。政府の参戦をすすめる行為や戦争こそ、市民に被害を与えています。

昨年浜松基地内で新たな治安訓練がおこなわれました。戦争に反対する市民グループが基地内に侵入し、銃口を向けることも想定しての警備でそれを取り押さえるというものです。この訓練は反戦グループを犯罪集団と予断するものであり、市民の平和行動に対して偏見をうえつけるものです。憲法9条と市民の平和の声が、自衛隊員の生命を守ってきたことをこそ、ぜひ理解してください。

 このような時代であるからこそ、私たちは自衛隊員の皆さんに、「イラクに行くな、殺すな、死ぬな」と呼びかけます。派兵を中止し拒むことは勇気ある行動です。ぜひイラクへの派兵中止を上申し、イラク派兵を拒んでください。

以下を要請します。

1 基地司令はイラク派兵計画の撤回を上申すること

1 司令は隊員の派兵拒否権を認めること

1 今後市民団体の侵入を想定した治安訓練はおこなわないこと

1 自衛隊員は市民に銃口を向けないこと

1 立川の平和市民の釈放を要請すること

浜松基地からのイラク派兵に対する抗議文
            
1月から7月まで