イラクでの日本人青年の殺害事件に対し、
撤兵を求め以下を政府に送りました。
日本国政府首相様 2004年11月3日
人権平和・浜松
NO!AWACSの会浜松
イラクからの撤兵を求める要請書
首相はアメリカのイラク戦争を支持し自衛隊を派兵しました。そのなかで、2004年10月30日には、イラクで日本人青年が殺害され、10月31日にはサマワの日本の陸上自衛隊の基地がロケット弾の攻撃をうけました。
イラクの現実を知ろうとして現地に入った青年が「星条旗下の市民」として殺害されバグダッド市内に捨てられるという事件の根源には、首相の戦争政策があると考えます。首相は「テロに屈しない」と語るのではなく、「アメリカの戦争政策に屈しない」という姿勢を示すべきです。
イラク内では、今回の日本政府による、日本人青年の殺害事件への対応について、自国市民の生命に冷淡な政府であり、それがイラク社会からの同情を失うことになるとする指摘さえあります。このような政府の対応は、被害青年の国内の家族への迫害という人権侵害事件まで生んだといえます。
政府は『人道復興支援のため』『非戦闘地域への派遣』といって派兵を正当化していますが、それらは嘘です。その派兵の本質は米軍への兵站支援であり、戦闘地域での軍事拠点の確保です。
イラク戦争の口実とした大量破壊兵器の存在については、アメリカ政府自身が自らの調査でその存在を否定しました。戦争の口実は嘘だったのです。アメリカはこのような嘘をついて、不法な戦争を行使した責任をとるべきであり、日本もまた、その戦争を支持して派兵したことへの責任をとるべきです。
航空自衛隊浜松基地からもすでに7次にわたって自衛隊員が派兵されています。わたしたちは