浜松基地からイラクへの第8次派兵(第5期隊要員)に抗議し
イラクからの撤兵を求める要請書
2004年12月16日、小牧基地からC130による空自第5期のイラク派兵がおこなわれました。12月17日には浜松基地から第5期要員1人がイラクに向けて出発しました。浜松基地からは8次の派兵となり、29人目です。わたしたちはこの派兵に抗議しイラクからの撤兵をここに求めます。
政府は12月9日、国民の多くが反対しているにもかかわらず、イラク派兵の延長を閣議決定によって決めました。派兵の延長により16日に小牧基地から派兵された15人の隊員の半数以上が2度目の派兵となります。この派兵の本質は米軍の支援です。C130の機長は「派遣延長に思うところはない」と記者に答えていますが、本音を言わさずに、このような人間性を疎外させた発言をさせている政府の責任は重大です。即時、撤兵をおこなうべきです。
すでに米兵の死者は1300人をこえ、負傷者も1万人近くなっています。また、戦争の拒否・「脱走」者も数千人といいます。一方イラク民衆の死者数は10万人を超えるともいいます。開戦の口実とされた大量破壊兵器がなかったことをアメリカ自身が認めています。11月からのファルージャへの総攻撃ではナパームの使用、捕虜の射殺、病院への攻撃などアメリカの戦争犯罪がつぎつぎに明らかになっています。
このような戦争の中止を求め、政府はアメリカに対して撤兵を呼びかけるべきです。基地司令は派兵の中止を上申すべきです。ここに、浜松を派兵の拠点とするような政策の中止を要請します。
日本国首相様・浜松基地司令様 2004年12月18日
NO!AWACSの会・人権平和浜松