日本国首相様 2005年3月12日
浜松基地司令様
浜松基地からの第10次イラク派兵に抗議し
イラクからの撤兵を求める要請書
3月11日、浜松基地からの第10次イラク派兵要員の出発行事がおこなわれ、要員7人中5人が小牧に向かいました。今回の派兵は1月14日に続くものであり、これまでに派兵された要員はのべ40人ほどとなります。わたしたちは今回の派兵に抗議すると共に、イラクからの撤兵を強く求めます。
浜松基地へは昨年末から海上自衛隊のP3Cが完熟飛行のために飛来するなど、3軍統合を象徴する軍用機の飛来があります。2月23日から24日にかけては、日米共同訓練が秋田沖でおこなわれ、浜松のAWACSを空の司令塔とし、三沢の米F16や三沢・千歳の日F2・F15・F4などが訓練をおこないました。朝鮮有事をにらんでの訓練の強化がすすみ、浜松がその拠点のひとつとなっていることを、わたしたちは強く抗議します。
サマワに派兵された米帰還兵や住民が、米軍が使った劣化ウランに汚染されていることが報道されています。ドラゴビッチ博士は「罪のない市民が犠牲になっているのに政治家は事実を隠そうとしている。科学的な事実でかれらの嘘を暴かなければ」
と語っています。自衛隊のイラク派兵は米軍のこのようなウラン弾攻撃を支援することにつながります。わたしたちは自衛隊の米軍支援の中止と撤退をここに強く呼びかけ、貴職が撤兵にむけて尽力することを要請します。
NO!AWACSの会 人権平和浜松