以下東京の仲間からの報告記事です。

2005年5月7日(土)午後6時から、防衛庁正門前で、「自衛隊のイラク第6次派兵に反対
し、即時撤退を求める5・7防衛庁抗議行動」を行いました。
グループ 武器をつくるな!売るな!、関西共同行動(在京メンバー)、市民意見広告運動、反天皇制実行委員会などからの発言を受け、6時半に、防衛庁の当直・関さ
んに、反安保実の申入書と、有事法制反対ピースアクション(名古屋)、人権平和浜松/NO!AWACSの会、関西共同行動/しないさせない戦争協力・関西ネットワーク、ピースリンク広島・呉・岩国から寄せられた申入書・抗議文・要請書を一緒に手渡しました。
ちょうど第一陣の派兵と同日となりました。(K)

                         2005年5月7日

日本国首相様                     人権平和浜松

防衛庁長官様                     NO!AWACSの会

     陸自第6次イラク派兵の中止と即時の撤兵および

イラク派兵経過の情報公開を求める要請書

 

 この5月に、政府は関西を中心に陸自の第6次派兵を計画しています。すでに空自は第6次派兵をおこないました。この1年半で浜松基地からは11次40数名が派兵されました。ここに、この間の派兵に強く抗議し、陸自第6次の派兵計画の中止と即時の撤兵を求めます。

 現政権は、「昭和の日」の制定や昭和天皇記念館建設にみられるように天皇制を賛美し、靖国神社を肯定し、過去の戦争を正当化する教科書を認め、アジアの戦争被害者への個人賠償についてはかたくなに拒否し、そして憲法の改悪を狙い、反戦平和のチラシ撒きを犯罪視してイラクへの派兵を繰り返しています。このような戦争肯定とあらたな派兵の状況にたいして、アジアの民衆からは強い抗議の声があがっています。しかし政府はその声に真摯に答えることなく、逆に自国民に恐怖心を煽るような対応をしています。

アジア太平洋戦争から60年の今日、なすべきことは過去の侵略戦争への実体をともなう反省であり、立法によるアジアの戦争被害者個人への賠償です。そして、憲法九条の理念にたち、アメリカによる戦争を中止させ、イラクから即時撤兵し、平和的理念による政策をすすめることです。

 政府によるこの間の派兵によってすでに5000人ほどの自衛官がイラクに派兵されたとみられます。アフガン攻撃支援を含めれば、1万人近い派兵になるのではないでしょうか。政府自らが憲法に踏みにじり、アメリカの戦争を支援したことは犯罪です。

 この間、わたしたちは政府・防衛庁に対し、イラクへと派兵された全国の基地ごとの派兵人員数と出発・帰国月日、そしてその業務内容に関する情報の公開・提供を要求しています。わたしたちは主権者として自衛隊イラク派兵の実態を知る権利があり、政府・防衛庁は国民に対しその情報を提示する義務があります。今すぐに公開・提供することをもここに求めます。