映画日本国憲法浜松上映会感想
2005・10・16


● 憲法改正は国内問題ではない、国際問題であるという日高さんの言葉を実感した。改正によって国内の日本人(とくに家族や友人といった近しい人たち)に及ぶだろうリスクばかりに気をとられていたが、周辺の国々との今日までの関わりから考えれば、またこの国がと警戒され不信感を抱かれるのは当然のことで、かれらの人生・生活にもリスクを負わせるかもしれないものだ。ほんのささやかにみえることながら、重大な、大事なものを抱えている、世界は決して孤立しあっているものではなく分かちがたくつながっているものなのだと実感した映画だった。                  (岡)

● 加害者意識がなかった。加害者なのか、加害者なのだとつきつけられた想いを、はじめて抱かされました。                            (S

● 憲法9条は神からの贈り物ということばに本当にそうだ、と思いました。わたしたちはこの9条を世界に広げたいと思っています。憲法は国家の権力をおさえるためにあるのだから。                                  (早)

● 主権在民であると同時に追随ではない主権国家としての行動をとってほしい。改憲は国内問題ではなく世界・アジアの問題だという視点に気付きました。      (WA

● 平和は自らの手で守り行動していかなければ机上の空論になってしまう、と再認識しました。                                  (福)

● これだけ熱い思い出9条を見ている人がいることに感動した。一人一人が主体的に9条を守っていくことが重要。どんなに状況が厳しくても!この映画がTOHOシネマズでやれるように!                                 (SI

   この映画はメッセージで綴られている。映像は淡々とすすむが、アジアの風景が出てくると、理念の渦が見るものの心を洗っていくようだ。理性を静かな感動が揺り動かしていく。それは知的な感動だ。映像からはこんな言葉が語られる。

・・・アメリカのような「普通の国」になるとするならば、それは野蛮な国になるということである。暴力による解決をしないこと、政府に戦争をする権力を持たせないことはよいことである。20世紀、国家による戦争で2億人が死んだという戦争の記憶が9条という法の形となった。憲法9条は、戦争をしない理想を描いている。軍隊は、あること事態が危険である。基地は安全をもたらさない。生き残ったものたちには平和を守る権利がある。性奴隷被害者は解放されても身を隠す日々を強いられた。かの女たちが自分を責めないですむ関係をこそつくるべき。道義的意義に関心を示さない政府が問題。アジアの民衆の心を知ること、第9条は戦争への謝罪の形であり、アジアからの不信感を抑える役割を担ってきた。改憲とはその信頼感を崩すことだ。9条改悪は国際問題なのだ。アジアの共同体にむけて、平和的な感受性を育てることが大切だ。・・・・

9条第2項は反戦争・反戦力の規定であり、反基地の市民行動を正義とするものである。権利は行使されなければ死滅する。                       (T

   改憲は国内の問題ではない。国際問題だ」という言葉は重い。その意味で東アジアの平和を米国抜きで構築するという提言を支持する。念仏としての9条が無力であることを、この映画は教えている。                          (高)
   宗教民族その他の違いを超えて平和のための結合のための内的な思想を確立するためにとても有意義な内容でした。子どもへの歴史教育の大切さも実感しました。民主主義や平和について体験的に感じ考える場を創る役割と責任が大人にあると思う。   (坪)

    9条を守るために国民に訴える必要を感じます。9条を守るためにアジア・世界に目をむけて活動する方向を市民運動として広げるべき。市民の一人として参加したい。新しい視点で9条を見ることができた。もっとこの映画を広く公開して国民の理解を助けてほしい.                                   (渡)

 THE BEST CINEMA OF  THIS YEAR IN MY HEART     (N

● こんなにも憲法9条が世界で大切に思われているのに、日本では改憲の嵐が吹き荒れている。闘いは目の前に迫っている。                     (I)