「第9次の派兵を許すな! 1・21防衛庁抗議行動」報告
あいにくの朝からの雪! 積雪6cmと間断なく降りしきる雪の中、それでも50名が市ヶ谷駅前の外濠公園に集まり簡単な集会後、防衛庁へデモ行進。
防衛庁正門前にて、反安保実と練馬現地を中心に取り組まれている「自衛隊・東部方
面隊をイラクに行かせるな!実行委員会」の申入書を読み上げ、全国各地(広島・呉・岩国、関西、名古屋、浜松)から寄せられた申入書とともに、防衛庁に手渡しました。(東京K)
日本国首相様 防衛庁長官様 2006年1月21日
人権平和浜松 、NO!AWACSの会
第9次陸自イラク派兵の中止と撤兵、
およびミサイル防衛と浜松基地へのPAC3配備の中止を求める要請書
政府はアメリカのイラクへの侵略戦争を支持し、イラク派兵をすすめています。静岡県の板妻などからも第9次の要員が派兵されようとしています。また、浜松基地からはすでに15派にも及ぶ派兵が繰り返されてきました。わたしたちはここに派兵の中止と撤兵を強く要請します。
さらに、イラク派兵のなかで、政府はアメリカからの「ミサイル防衛」の導入を決めました。このアメリカによる宇宙の軍事化の下でのミサイル防衛の装備には、数兆円が費やされます。たとえば、地上から発射されるPAC3は1発5億円、イージス艦から発射されるSM3は1発20億円もします。この開発と導入ではロッキードマーチンや三菱重工などの軍需企業が暴利をむさぼります。
ミサイル防衛は武器輸出禁止3原則、宇宙の平和利用原則、日本国憲法の平和主義に反し、アジアでの危機を高めるものです。航空自衛隊浜松基地にも教育・整備用に新型ペトリオットミサイル(PAC3)が配備され、ミサイル防衛の拠点になろうとしています。
イラク派兵もミサイル防衛も、日米の共同戦争であり、集団的自衛権の行使です。この作戦計画のなかで、3軍統合幕僚監部がつくられ、横田基地には日米の共同作戦司令部の設置がすすめられています。このようなアジアのみならず世界を敵視する軍事化はすぐにやめるべきです。政府はアジアを分断支配するアメリカの政策に追従してはいけません。
政府はミサイル防衛導入やイラク派兵をやめ、東アジアの平和と友好を創造する道を選ぶべきです。ミサイル防衛計画と浜松へのPAC3の配備計画の中止についてもここに要請します。