200883日 郵政ユニオン東海地本第5回定期大会開催

 

 83日、郵政ユニオン東海地本第5回定期大会が浜松市内で開催された。1998年年に郵政ユニオンの支部が浜松で結成されて以来、10年がたった。この間、郵政は民営化され、郵政事業の切り売りと労働者の労働条件の切り下げがすすんできた。この動きに対し、郵政ユニオンは「弱い立場にあるものの側にたつ」というスタンスで職場での運動をすすめ、非正規労働者の組織化もすすめてきた。最近でも3人の非正規職が組合に加入した。

 格差と貧困拡大、そして戦争参加という動きがグローバリゼーションの中ですすんでいるが、逆に、労働運動への期待は強まっている。大会では、西部の遠州連帯ユニオン、国鉄労組やNO!AWACSの会からの連帯の挨拶もあった。討論のなかで、組織を拡大し、労働者が大切にされる職場をつくろう!民営化を見直せ!平和のための運動を!という熱い想いが分かちあわれた。

 20081月現在、郵政職場では正規職234千人、非正規職204千人と46.5パーセントが非正規職となるなど、労働者の賃金切り下げとその権利の剥奪がすすんでいる。このなか多数を占めるJP労組は企業価値向上・生産性向上を掲げている。それは弱者を切り捨て、利益を優先することであるが、それが本当の労働運動なのだろうか。これに抗して少数ではあっても、まっとうな労働運動をすすめようとする郵政ユニオンへの活動への市民・労働者の支援も求められる。      (T