2008・10「浜松の戦争遺跡」静岡大学での市民講座

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「浜松の戦争遺跡」の講義は、1戦争遺跡の定義、2戦争の歴史と浜松、3浜松の戦争遺跡の調査、4世界各地の戦争遺跡、5戦争遺跡の意義 の順にすすめます。

1戦争遺跡の定義では、日本各地ですすめられている戦争遺跡調査の現状とその定義・種類について解説します。

2戦争の歴史と浜松では、陸軍の航空爆撃隊の拠点となった歴史、派兵の経過や軍需生産の拡大、米軍の空襲関係史料などを紹介し、浜松の戦争遺跡の特質をまとめます。

3浜松の戦争遺跡では、浜松各地に残る戦争遺跡について、陸軍航空基地、浜松空襲関係、戦争死者の追悼碑、強制労働跡などから紹介します。

4世界各地の戦争遺跡では、アジアやヨーロッパでの遺跡の保存について紹介し、史実の継承の課題について考えます。

5戦争遺跡の意義では、1から4の講義をふまえ、まとめます。

 

1025「浜松の戦争遺跡を歩く」

「浜松の戦争遺跡を歩く」は、浜松の戦争遺跡のフィールドワークです。歩いて2時間ほどの遺跡めぐりです。

フィールドワークでは、浜松市植松町から新町まで歩きます。@円通寺の被災山門、A円通寺の追悼墓の碑文、B植松第1公園の戦死者・戦災死者の追悼碑、C本誠寺の救世平和観音像、D新町の被爆地蔵の順に、見学する予定です。

この見学は、参加者とともに、空襲にあって焼け残った門や修復されて現在もある地蔵を見、碑文から軍事基地と戦争による派兵の実態を読み、各町での戦争死者の実態について学び、市民の平和への想いについて考えるというものです。

フィールドワークのなかで、浜松の他の戦争遺跡についても解説します。