【裁判とこれまでの主な経過】 |
2005年11月13日 Sさん自殺 |
2008年 4月14日 提訴 |
2008年 6月16日 第1回口頭弁論 |
2008年 8月18日 第2回口頭弁論 |
2008年10月26日 「支える会」結成 |
2008年10月27日 第3回口頭弁論 |
2008年12月15日 第4回口頭弁論 |
2009年 2月16日 第5回口頭弁論 |
2009年 4月13日 第6回口頭弁論 |
2009年 6月 1日 第7回口頭弁論 |
開示された黒塗り部分 |
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ご遺族の訴え |
何故息子は自殺しなければならなか |
ったのでしょうか。生まれて間もない赤子 |
と妻を遺して、29歳の若さで自らの手 |
で人生に終止符を打たねばならなかった |
のでしょうか。 |
何故息子は、日々高圧的態度で、バ |
カ、死ね、辞めろと人格を無視され、罵倒 |
倒されたのでしょうか。また殴る、蹴 |
るの暴行を受け、課業終了後にはコンク |
リートの床に正座させられるという酷い仕 |
打ちを受けなければならなかったので |
しょうか。私にはどうしてもそれが納得で |
きません。 |
私は今回の裁判で次のことを訴えたいと |
思います。 |
ひとつは、息子の死はいじめによるも |
のであること、上司隊員の安全管理義務 |
違反であることを明らかにして、上司隊員 |
員と国にはその責任をきちんと果たしても |
らうこと。もうひとつ、息子の自殺の原 |
因究明を自衛隊自身にも真剣にやってい |
ただき、上司隊員等による「指導」と称 |
しての身勝手ないじめで若い隊員が尊い |
命を落とすことがないようにしていただく |
こと。 |
どうか、悩み苦しんでいる隊員がいる |
ことを認識していただきたいと思います。 |
また、裁判所におかれましては、私た |
ち遺族の訴えに耳を傾け、真実究明の |
ため公正かつ慎重な審理を切にお願いす |
る次第です。 |
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弁護団からの呼びかけ |
過去10年間で陸・海・空の自衛官 |
726名が自殺に追い込まれています。 |
本来、心身共に屈強なはずなのに…。 |
まさに異常な事態です。 |
自衛隊という存在をどう見るかはとも |
く、今自衛隊はわが国最大のお役所で |
す。年間予算約4兆円、職員総数26万 |
人の“労働現場”です。 |
その労働の場で、労働者たる自衛官 |
にとってまことに苛酷な事件が繰り返し |
発生していることを、私たちは放置する |
わけにいきません。 |
これまで遺族のほとんどが泣き寝入り |
してきました。しかし、2008年11月 |
8日、海上自衛隊護衛艦「さわぎり」 |
でのいじめ自殺事件で、国の賠償責任 |
を認める初めての司法判断(福岡高裁 |
判決)が出ました。 |
今、横浜地裁でも護衛艦「たちか |
ぜ」での自殺事件の遺族の訴えがなさ |
れています。 |
ここに来てようやく、遺族が勇気を奮 |
い起こして立ち上がりつつあります。皆 |
さんの支援を弁護団としても切望しま |
す。 |
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「浜松基地自衛官人権裁判を支える会」 |
入会のご案内 |
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2008年4月、航空自衛隊浜松基地・自衛 |
官自殺国家賠償訴訟が提訴されました。 |
2005年11月、航空自衛隊浜松基地に勤 |
務していたSさんは自ら命を絶ちました。同じ職 |
場に勤務する先輩隊員のいじめが原因でし |
た。 |
自衛隊は年間約100人も自殺者を出してい |
る異常な公務員職場です。国は多くの隊員 |
が自殺しても、真実を隠し続け、闇から闇へ |
葬り去ってきました。そんな中、Sさんの遺族 |
が、 「なぜ彼が命を絶たねばならなかったの |
か知りたい」と勇気を出して訴訟に立ち上が |
ったのです。 |
このような自衛隊員の人権を守る裁判が全 |
国で起きています。 |
この航空自衛隊浜松基地自衛官人権裁判 |
勝利のために、「浜松基地自衛官人権裁判 |
を支える会」への入会をお願いいたします。 |
個人会員 … 年間 1 口 1000円 |
団体会員 … 年間 1 口 2000円 |
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浜松基地自衛官人権裁判を支える会の連絡先 |
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430−0929 |
浜松市中区中央一丁目6番22号 |
はままつ共同法律事務所内 |
TEL 053−454−5535 |
FAX 053−454−5727 |
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