東北アジアの核・ミサイル危機をどう打開すべきでしょうか?
    米国と日本の宇宙開発は、宇宙覇権と宇宙資源獲得のため?
           ブルース・ギャグノンさんとともに考えませんか。

  ☆ ブルース・ギャグノン・スピーキングツアー
    ――夜空を眺め、宇宙と地上の平和を考える夏―― ☆


 軍事衛星や商業衛星などの宇宙システムを駆使した、米国によるイラク
とアフガニスタンへの侵略戦争が泥沼化する一方で、朝鮮民主主義人民共
和国(北朝鮮)は米国の「脅威」に対抗するためとして、ロケット発射と
核実験を立て続けに強行しています。これに対して麻生政権は「ミサイル
防衛」(MD)を初めて発動し、「敵基地攻撃能力」保有論さえ声高に叫
ばれています。6月初めには、宇宙の軍事利用に道を開く「宇宙基本計画」
が反対の声を無視して作られました。    

 世界恐慌の深刻化の中で、軍拡と戦争による危機打開を求める軍産複合
体の動きも危惧されます。軍事利用を含む宇宙開発の拡大は、経済危機や
気候変動に苦しむ人々に充てられるべき資金を浪費し、社会保障や教育、
医療などを圧迫します。また、米国による原子力をエネルギーとした宇宙
探査などの危険性も見過ごすことはできません。
 他方で、来年5月の「核兵器拡散防止条約再検討会議」を前に、米国の
オバマ大統領が「核兵器のない世界」をめざす姿勢を明確にする演説を行
うといった変化も生まれています。

 宇宙軍拡をストップさせ、非核・共生の世界を築くには、どうしたらよ
いのでしょうか。「宇宙への兵器と原子力の配備に反対するグローバル・
ネットワーク」コーディネーターのブルース・ギャグノンさんは、この問
題に今もっとも透徹した見解を示している一人でしょう。

 彼が8月初旬に、国際平和シンポジウム(広島)と「平和市長会議」総
会(長崎)に招かれ来日する前後に、今年4月にソウルで開かれた「アジ
ア太平洋のミサイル防衛に反対し軍拡競争の終わりを求める国際会議」へ
の日本からの参加者有志が講演会を持ちたいと考え、各地のMD反対運動、
反基地運動、脱原発運動などに協力・賛同を頂いて、「ブルース・ギャグ
ノン・スピーキングツアー」(東京・名古屋・京都・福岡)を行います。 
ぜひ、ご参加、ご協力ください。    

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◇今回の来日は、1984年、2000年に続き3回目です。8月1日に広島市で開
かれる国際平和シンポジウム「核兵器廃絶への道――2010年核不拡散条約
再検討会議に向けて」(広島平和文化センター・朝日新聞社共催)で基調
講演するとともに、8月7日から10日にかけて長崎市で開かれる「平和市長
会議」の第7回年次総会の場で、「2020ビジョン 核兵器廃絶のための緊急
行動」を宇宙的視野から深める内容の基調講演を行います。 

国際平和シンポ:核兵器廃絶への道――2010年NPT再検討会議に向けて
http://www.city.hiroshima.jp/www/contents/0000000000000/1246257130690/index.html

第7回平和市長会議総会プログラム
http://www.mayorsforpeace.org/jp/7thGenConProgramJpMay09.pdf

2020ビジョン 核兵器廃絶のための緊急行動
http://www.mayorsforpeace.org/jp/ecbn/index.html

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★ あなたにできること……

【1】当日会場に足を運ぶ!

ツアーは以下の4ヶ所で開催されます。ぜひ当日ギャグノンさんの話を聞
きに行ってください。

7月25日(土)18:00 東京[文京シビックセンター障害者会館3階AB会議室]
            (地下鉄後楽園駅3分)

7月26日(日)13:30 名古屋[名古屋YWCA105号室](地下鉄栄駅2分)

7月28日(火)18:30 京都[キャンパスプラザ京都2階ホール]
            (京都駅ビル駐車場西)

8月11日(火)18:30 福岡[早良市民センター](地下鉄藤崎駅すぐ)

◇各地企画の詳細は
 http://www.anatakara.com/petition/Gagnon-Speaking-Tour-flier.html
 から、各地企画の「詳細」をクリックしてご覧ください。

【2】ツアー成功のためにカンパする!

市民が独立して行う今回のスピーキングツアーには、ギャグノンさんの交
通費・滞在費・謝礼・宣伝費など、多額の費用がかかります。ツアーを成
功させるために、ぜひ事前の資金カンパにご協力ください。
(なお、残額が出た場合は「グローバル・ネット」に寄付します)

[カンパ振込先(郵便振替)]
 ◆口座名: スピーキングツアー実行委員会
 ◆口座番号: 00120-8-567940 (一口1000円より。複数口大歓迎!)
  <カンパ目標:20万円 締め切り:8月11日>

【3】ツアーやギャグノンさんの話を報道する!

報道関係者の方は、各地の企画を伝えたり(事前の案内や事後報告)、本
人へのインタビューなどをぜひご検討ください。マスコミ、ミニコミ、フ
リージャーナリスト、地域メディアなど、どなたでも歓迎します。

【主催】ブルース・ギャグノン・スピーキングツアー実行委員会
  
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≪ブルース・ギャグノンさんのプロフィール≫ 
 
 米国メーン州で活動する平和運動家。1992年に「宇宙への兵器と原子力
の配備に反対するグローバル・ネットワーク」を立ち上げた際の中心メン
バーで、現在、同ネットワークのコーディネーターを務める。
 宇宙が戦争のためにどう使われているかを知らせ、宇宙の軍事化を止め
るために世界中を講演などで駆けめぐる一方、地元メーン州のコミュニテ
ィ・テレビでパーソナリティを務めるなど、地道な草の根の活動も続けて
いる。論文に「危険な宇宙レースの道を歩みだした日本」(『世界』岩波
書店、2005年7月号)などがある。
 1984年8月には「生存のための全国呼びかけ」(National Mobilization
for Survival、現在は解散)の代表として初来日する。6日に広島での原
水協大会に出席。9日には長崎で、原水禁大会と強制労働従事中に被爆死
した朝鮮人の追悼式典にも出席し、その後福岡で講演を行う。2000年には
「グローバル・ネット」の仲間である藤岡惇さんと故・大庭里美さんの尽
力で、長崎・広島・京都・東京などで講演した。

【参考】
◆ブルース・ギャグノン ソウル国際会議 基調講演(2009年4月17日)
「米国が画策する宇宙支配による地球支配とグローバル・ネットワークの反攻」
http://www.anatakara.com/petition/Seoul-Conference-BruceGagnon-speecn-in-Japanese.html

◆ブルース・ギャグノン 宇宙基本計画(案)への反対意見(2009年5月11日)
「宇宙軍拡はこうして始まる この一瞬だけが反対できるとき」
http://www.anatakara.com/petition/comments-on-space-basic-plan.html

◇ブルースは保守的な家庭に育ち、ニクソン時代は共和党支持者で米空軍
 のパイロットだった。ベトナム戦争のばかばかしさがひどくなるにつれ
 考え方が180度変わり、成長していった。
  ――カール・グロスマン(作家・大学教授)

◇1982年6月12日、ニューヨークで100万人が核廃絶を願うデモをしている
 のをテレビで観ていたら、番組が変わり保守党大会になった。その画面
 で、レーガンの戦略防衛構想(SDI)の「スター・ウォーズ計画」を
 率いるダニエル・グラハム中将が、ニューヨークでの大規模デモが心配
 ではないかとリポーターに尋ねられて、「いいや。すごいじゃないか。
 彼らがあそこで大陸間弾道ミサイル(ICBM)に反対し、我々は宇宙
 に移る。彼らには何がなんだかわからないだろう。やらせておけばいい」
 と語った。それから私は米国の宇宙計画に注意を払うようになり、フロ
 リダの平和運動に携わる他の人たちにその問題を語り始めた。
  ――ブルース・ギャグノン

(ブルース・ギャグノン著『 COME TOGETHER RIGHT NOW 』より)


≪「宇宙への兵器と原子力の配備に反対するグローバル・ネットワーク」
  ってなに?≫

 1992年、米国による宇宙の軍事化と原子力を使った宇宙探査に反対する
ことを目的として、「宇宙平和のためのコロラドスプリングス市民」、
「平和と正義のためのフロリダ連合」など米国の市民運動を中心に結成。
 現在、ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、チェコ、ドイツ、
インド、日本、ノルウェー、ポーランド、ルーマニア、ロシア、韓国、ス
ウェーデン、英国、米国にネットワークを持ち、毎年10月には「宇宙平和
週間」を設けて、全世界で同時多発行動を繰り広げている。