2009・11・28 酒井美直浜松公演

1128日、浜松科学館のホールで酒井美直浜松公演が公演実行委員会の主催でもたれ、130人が参加した。

 

酒井さんは、高校生のときにカナダの先住民族と出会うことで、アイヌであることが恥ずかしいという自己否定の意識を、アイヌであることを自分自身で受け入れて堂々と生きるという方向に転換し、近年、アイヌレブルスというグループを作り活動している。

講演の後、アイヌの伝統音楽と舞踊が行われ、最後にアイヌレブルズの曲・エカトゥフピリカが紹介された。エカトゥフピリカは「君はそのままの姿で美しい」というメッセージを、アイヌ語の歌と映像で構成したものであり、自分を大切にして生きることを呼びかけるものだった。

最後に参加者が一体になって、ウタリオブンバレワ(仲間よ、立ち上がって踊ろう)をはじめにバッタなどを踊り、最後にポロリムセ(大きな輪踊り)で交流した。

酒井さんの話は、アイヌを価値がなく恥ずかしいものとする自己否定の意識を変え、それを自分自身で受け入れて堂々と生きていこうとする熱い思いにあふれたものだった。(竹内)