3.18郵政ユニオン東海地本、
浜松東郵便局ストライキ決行
2010年3月18日、郵政ユニオン東海地本は浜松東郵便局で始業時から1時間の時限ストライキを決行した。午前8時からの門前の集会には県内各地から支援の仲間が駆けつけた。ストライキには5人が参加した。郵政ユニオンの挨拶の後、郵産労東海、西部地区労連、静岡県労組共闘会議、国鉄労組、遠州連帯ユニオン、県学校労働者組合、全国一般安倍川労組、静岡ふれあいユニオン、人権平和浜松などからつぎつぎに連帯のあいさつがなされた。
今回のストライキは郵政ユニオンと郵産労が共同し、全国31の事業所でおこなったものである。春闘での共同要求は、非正規社員の原則正社員化、均等待遇、正社員・月給制契約社員・契約社員、パート、短時社員の給与アップなどである。
郵政ユニオン東海は3月18日、ストライキ突入宣言を発した。そこには、大幅賃上げ、非正規労働者の均等待遇要求を掲げてストライキに参加すること、日本資本が400兆円の内部留保を隠し他方非正規労働者への待遇改善はないこと、日本郵政グループの21万人の非正規の正社員化や均等待遇を求めること、もっとも弱い立場の側に立ち助けあい、支えあう労働運動をすすめることなどが、掲げられている。
郵政ユニオンは少数ではあっても、民営化に反対し、非正規の正社員化を掲げ、その組織化に取り組んできた。その要求は、郵政民営化の見直しや郵政資本による10万人の正社員化への動きをもたらしている。それは、現場での組織化と闘いが未来を創っていることを示している。ユニオンのチラシにあるように「闘ってこそ未来はきりひらける!」。
職制たちは「支援者は敷地内に入るな」「スト中は局内に入れない」などと監視していた。それは胸を張ってストに突入した組合員の晴れ晴れとした顔と比べ陰険なものだった。 (T)