612反安保静岡集会・デモ

2010年反安保静岡連絡会や静岡県労働組合共闘会議の呼びかけで、静岡市内で反安保集会とデモがおこなわれ、90人ほどが参加した。集会には静岡をはじめ、浜松、富士、三島など県内各地から参加があり、静岡・沖縄を語る会、韓国強制併合100年静岡共同行動、空港はいらない県民の会、人権平和浜松、静岡の市会議員、新社会党、社会民主党など県内各地からの連帯アピールがなされた。

アメリカは日米安保を結ぶことで日本に軍事基地を置き、世界各地で派兵と戦争を繰り返してきた。そして日本の自衛隊はそれを後方支援するとともに、ともに戦闘するための態勢を整えるようになった。

もともと安保条約は民衆に秘密のうちに締結され、新安保条約は反安保闘争の中での強行採決によるものである。そして冷戦後は新たな日米防衛協力の指針によって、日米の共同戦争態勢が強化され、戦時の後方支援と自治体・民間の動員がなされるようになったわけであり、この態勢を象徴する兵器が浜松基地のAWACSとPAC3である。沖縄の民衆の反基地の闘いと連帯する意味でも、静岡現地での反基地の活動を強めていくことが求められる。

参加者は安保はいらない、基地はいらないと力強く街を歩いた。途中大学生の参加者や、拍手する市民の姿も見られた。                          (T)