「JR不採用問題解決報告浜松集会」

2010927日、「JR不採用問題解決報告浜松集会」が国労浜松支部の主催により浜松市板屋町会館でもたれた。会場にはこれまで国労を支援してきた仲間50人が集まった。

集会とレセプションで支援や争議団のメンバーが次々に発言し、最後に輪をつくり、「がんばろう」を歌った。1047名の解雇撤回を目指す中、静岡闘争団の野田さんをはじめ64人が途中で亡くなっている。

23年の闘いの中で国労等は政府4党との解決案に合意し、20106月鉄道運輸機構との和解となった。しかし、JR側は雇用を決めてはいない。

集会後、資料を読み直してみた。今回の集会名は「JR不採用問題解決報告」となっているが、正確に言うならば、「JR不採用問題和解報告」とするべきだった。今回の和解は勝利的な和解ではあるが、課題も多い。国労の和解声明では、雇用問題の解決まで全力をあげ、政府が人道的見地からJR各社に助成することを求めている。その意味では今後は「JRへの再雇用の実現をめざす集会」も必要だ。

なお、国労の和解声明では、継続して裁判を続ける6人の運動との無関与を明らかにしている。このような、共に解雇された仲間を切るような文言は「人道的見地」に反するものであると思う。                        (T)