2011.3東日本大地震による福島原発事故を受けての
浜岡原発を考える静岡ネットワークの要請書
2011年3月12日
静岡県知事 川勝平太様
浜岡原発を考える静岡ネットワーク
緊急の申しいれ 浜岡原発も危険です
無条件ですぐ止めるように国と中部電力に働きかけてください
s第1.第2原発が大変危険な状況です。東北地方太平洋沖地震によって、原発の基本である「止める・冷やす、閉じ込める」の三原則のうち、「冷やす・閉じ込める」が危うくなり、緊急炉心冷却システムが働かず、原子炉の燃料棒は露出し最悪の事態も予想されます。その結果炉内の圧力は異常に高まり、放射能ガスの大気中への放出が始まりました。国は、原子力非常事態宣言を発し、周囲10km以内の住民に対し避難勧告を出すにいたりました。
私たちが、国・県・中部電力に絶えず申し入れてきた原発の危険性が現実のものになりつつあります。地震で原発が止められても、電源喪失の危険は極めて高く原子炉溶融と放射能の外部放出は避けられない可能性が高いことを証明してしまいました。
また、浜岡原発を必ず襲うと国も予想している東海・東南海地震は、マグニチュード9クラスの超巨大地震になる可能性が高いことを指摘し、マグニチュード8.5を最大とする耐震設計では耐えられないことを指摘し続けてきました。しかし、国も中部電力もこれを無視続けてきました。今回の地震は軽くこれを超えてしまったのです。浜岡原発は、それに対応出来る対策は全く立っていません。
今すぐにも今回の東北地方太平洋沖地震と同クラスの超巨大地震が浜岡を襲う危険が、現実味を帯びてきました。静岡県知事は、この事態を真剣に受け止め直ちに次の行動をとってください。
記
1.中部電力に対して、浜岡原発をすぐ無条件に停止するように申し入れること。
2.国に、「止める・冷やす・閉じ込める」が、完全に保障されないことが明らかになった今、浜岡をはじめ地震列島日本の原発推進政策を根本的に見直すよう申し入れること。
以 上
2011年3月12日
中部電力株式会社
代表取締役社長 水野明久様
浜岡原発を考える静岡ネットワーク
浜岡原発、即座、無条件停止の緊急の申しいれ
s第1.第2原発が大変危険な状況です。東北地方太平洋沖地震によって、原発の基本である「止める・冷やす、閉じ込める」の三原則機能していないことが明らかになりました。さらに緊急炉心冷却システムが働かず、原子炉の燃料棒は露出し最悪の事態も予想されます。その結果炉内の圧力は異常に高まり、放射能ガスの大気中への放出が始まりました。国は、原子力非常事態宣言を発し、周囲10km以内の住民に対し避難勧告を出すにいたりました。この状況は中部電力・浜岡原発にとっても人ごとではないと考えられます。
私たちが、中部電力に絶えず申し入れると同時に裁判で、浜岡原発も電源喪失の危険が高く、緊急炉心冷却システムが機能しないことを指摘してきました。まさにその通りのことが現実に進行しています。
さらに、浜岡原発を必ず襲うと国も予想している東海・東南海地震は、マグニチュード9クラスの超巨大地震になる可能性が高いことを指摘してきましたが、中部電力もこれを無視続けてきました。
中部電力は、それに対応できるはずもなく、また、このような事態が起こった場合、その責任を取る能力もありません。
よって、この際、浜岡原発を、即座・無条件に停止するように要求します。
以 上
2011年3月18日
御前崎市長 石原 茂雄 様
浜岡原発を考える静岡ネットワーク
浜岡原発を考える会
地震で原発だいじょうぶ?会
緊急の申入れ浜岡原発も危険です
無条件ですぐ止めるように国と中部電力に働きかけてください
福島原発が、メルトダウンに至り、このまま推移すればまさしくチェリノブイリ級の大事故に発展することすら予想される深刻な状況に陥っています。そして、この事態を世界が注目しています。なぜなら日本一国の問題ではないからです。
東北地方太平洋沖地震によって、原発の基本である「止める・冷やす、閉じ込める」の三原則のうち、「冷やす・閉じ込める」が全くなされておらず、原子炉本体を守るためにと放射能ガスを大気中に放出し、現在、なりふり構わずの冷却作業が繰り返されています。しかしその効果は上がっていません。そのため、国は、原子力非常事態宣言を発し、避難指示を周囲10kmから次々と拡大するにいたりました。しかし、避難を30km、50kmと拡大したところで安全が保障されるものでもありません。
私たちが、国・県・中部電力に絶えず申し入れてきた原発の危険性が現実のものになりつつあります。地震で原発が止められても、電源喪失の危険は極めて高く原子炉溶融と放射能の外部放出は避けられないことを証明してしまいました。
また、浜岡原発を必ず襲うと国も予想している東海・東南海地震は、マグニチュード9クラスの超巨大地震になる可能性が高いことを指摘し、マグニチュード8.5を最大とする耐震設計では耐えられないことを指摘し続けてきました。しかし、国も中部電力もこれを無視続けてきました。今回の地震は軽くこれを超えてしまったのです。浜岡原発は、それに対応出来る対策は全く立っていません。
今すぐにも今回の東北地方太平洋沖地震と同クラスの超巨大地震が浜岡を襲う危険が、現実味を帯びてきました。御前崎市長は、この事態を真剣・深刻に受け止め直ちに次の行動をとってください。
記
1.中部電力に対して、浜岡原発をすぐ無条件に停止するように申し入れること。
2.巨大地震に対して「止める・冷やす・閉じ込める」が、完全に破綻した現在、浜岡をはじめ地震列島日本の原発推進政策を根本的に見直すよう国に申入れること。
以 上
2011年3月18日
中部電力株式会社
代表取締役社長 水野明久様
浜岡原発を考える静岡ネットワーク
浜岡原発を考える会
地震で原発だいじょうぶ?会
浜岡原発、即時、無条件停止の再度の要求
浜岡原発を考える静岡ネットワーク(浜ネット)は、11日発生した東北地方太平洋沖地震の翌日、福島原発の深刻な実態を受け「浜岡原発、即座、無条件停止の緊急の申しいれ」をしたところです。
しかし、貴社は、その後の福島原発の危機的状況がさらに進行した状態を承知しながら、私たちの申し入れ無視し、未だに浜岡原発を厚顔無恥にも運転継続しています。
東海地震は、東南海地震、南海地震と連動し超巨大地震となることも予想されています。東北地方太平洋沖地震を上回る規模の地震となることもあり得るはずです。
しかるに貴社は、頑迷にも安政東海地震以上の地震はあり得ないとして、地震対策を講じそして、そのことにより、浜岡原発は絶対安全だと声高に叫び、国・保安院などと一体となり、これまで住民を欺いてきました。だが今回の福島原発のメルトダウンを含む一連の事故によって、これらの対策が完全に破綻したことが証明されました。
ここに至っては、貴社がどのような甘言を弄しても、浜岡原発の運転を継続することは許されません。住民(国民)の安心と安全の確保を図るために直ちに浜岡原発のすべてを停機しなければなりません。
福島原発の現状を深刻に受け止め、同様の事態に陥った場合、貴社も責任を取れない以上、この観点からも直ちに全機の停止を即刻すべきです。
私たちは再度、浜岡原発を、即時・無条件で停止するように要求します。
以 上
2011年3月18日
牧之原市長 西原茂樹様
浜岡原発を考える静岡ネットワーク代表 他市民有志
中部電力に浜岡原発の即時停止を要請することを求める申入れ
東日本大震災の被害は甚大です。特に、福島原発では、これまで私たちが警鐘を鳴らしてきた地震と原発事故が同時に起きる、いわゆる「原発簾災」が現実のものとなりました。現在も事態は進行中であり、未曾有の原発事故として大変危険な状態です。
中部電力では、この事態を受けて周辺行政や議会に現状を説明していますが、対処療法的な説明に終始し、福島原発事故の本質に迫るのではなく、逆に浜岡原発の健全性を強調する内容です。福島原発事故は原発の安全設計が根本から破綻したものであり、東海大地震を前にして市民の安全を第−に考えれば、浜岡原発の運転続行の正当性や根拠はまったくありません。
貴殿は福島原発事故に鑑み、「原子力発電所を一度止めて検証するぐらいの覚悟を示してほしい」と発言されています。これに私たちも大いに賛同するところであります。
つきましては、以下のことを申入れます。
1、 中部電力に対して、浜岡原発を即時停止するよう文書で要請していただきたい。
2、 4市対協を開催し、浜岡原発の停止を取りまとめていただきたい。
3、 県知事に対して、浜岡原発の即時停止を求めるよう要請していただきたい。
以上