「アレクセイと泉」浜松上映会2011・5・7

5月7日、浜松市内で「アレクセイと泉」の上映会が持たれ、400人ほどの人々が参加した。福島原発事故後の上映会であり、ベラルーシの現状はこの日本の課題でもある。

ベラルーシのブジンチェ村はチェルノブイリから180キロ離れているが、強く汚染され、多くの村人が村から離された。残った老人たちとアレクセイ、そして動物たち。しかし、その村で湧き出る泉には放射能がない。その泉を中心に村人の命のサイクルが形作られる。

「運命からも、自分からもどこにも逃げられない。だから僕もここに残った」「泉の水が僕の中に流れ、僕を引きとめている」とアレクセイは言う。命を支えるどれだけの水がこの身体に流れているのだろう。ブジンチェの泉は人々に、福島の事故をみ、福島からの放射能に侵されながら、この国でどう生きていくのかと問いかける。

 5月6日、政府は浜岡原発の停止を中電に要請した。5月7日、中電は会議をもったが、継続審議となった。時代は動き始めた。3.11を契機に全原発の廃止へ!  (T)


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