5・8名古屋「脱原発×STOP浜岡」のデモ

2011年5月8日、「脱原発×STOP浜岡」主催の集会とデモが名古屋市内でとりくまれ、1000人が参加した。集会では「誰かを犠牲にするエネルギーではなく愛のあるエネルギーを」「卒原発を!」の呼びかけがなされ、「原発に不安を感じるママの会」などの参加グルーブのアピールやバンド演奏が行われた。

デモ参加者は原発反対を訴えるさまざまプラカードを持って、会場の若宮大通公園から中電前を歩き、再び公園に戻った。

3.11福島原発事故以後、大量の放射能汚染が始まり、その汚染は今も続いている。政府や東京電力の「安全」「ただちに影響がない」などという対応が、逆に、「怖い」「危ない」「止めよう」「安全は嘘」の声を巷に満たすようになった。

これまで、国策としての原子力を推進する東京電力や政府の文言は住民の生命を尊重するというものではなく、問題をあげてもそれを想定しようとしないものだった。

その権力は原子力に反対するという共同性を踏みつけるものであり、御用学者を動員して「原子力は安全」のキャンペーンを繰り広げるものだった。このようにアメリカから技術提供を受け、核の傘を借りて、原子力発電を導入し、推進したことの責任は大きい。

東日本を汚染し、自然を破壊し、住民を離散させ、今後の生活の展望をも破壊した責任と地球規模の汚染を行った加害の責任はずっと問われる。  (T)