7・25「新エネルギー、未来への選択・浜岡原発は運転再開させてもいいのか?」

2011年7月25日、「新エネルギー、未来への選択・浜岡原発は運転再開させてもいいのか?」をテーマにが浜松市内でもたれ、150人が参加した。集会では菊地洋一さん(元GE技術者・福島第一原発設計者)と湖西市長の三上元さんが発言した。

菊地さんは「原発をつくった私が、原発に反対する理由」を最近出版している。福島原発の修理工事には世界から原発労働者が集められて危険な線量の箇所での労働を強いられたこと、福島原発は津波以前に、地震で配管が破壊されたとみられること、GE製の沸騰水型原子炉は下部が穴だらけの構造になっているから、2000度以上の溶けた炉心が下に落ちていけば、下から差しこまれている棒などを溶かしてメルトスルーしていくものであることなどを話した。また、原発を作ったものとして危険を感じ、浜岡原発を停止するための運動に参加した経過なども話した。

湖西市長の三上元さんは、国論が2分されているときにこそ政治家が問われる。自民党の塩谷さんも「超原発」と言い始めた。原発事故で自分自身学習した。浜岡原発は直下型地震に耐えられない。市民が大きな声をあげ、それを政治家に届けることが大切と話した。

集会は、浜松の、生活科学ネット、浜岡原発 巨大地震対策 虹のネットワーク、原発震災を防ぐ全国署名連絡会などが主催し、復興と地域防災を考える会、ロハスな生活を楽しむかえるの会、浜松サーフィンクラブ、湖西サーフパトロール、遠州の映像「記録屋」などが協力した。多くのネットワークで原発の廃炉をめざそう。    (竹)