ひめゆり上映・浜松憲法9条の会
2011年7月末から8月中旬にかけて、浜松憲法9条の会の呼びかけで
映画「ひめゆり」の上映会がもたれ、のべ、1500人が参加した。
8月15日には、監督の柴田さんを招いて、囲む会がもたれた。
「ひめゆり」は沖縄のひめゆり学徒隊員の証言で構成されている。
だれがどこでどのように死を強いられのかが、証言によって浮かび上がっ
てくる。
現場で当時の話を聞くと、閉じ込められてきた記憶がよみがえり、「言葉の
シャワー」のようだったと監督は言う。話し手は亡くなった人に見てほしいのだろうとも。
そして、話の上手さの背景にあるものが、皇民化教育であることをしるべきなのである。
学習能力の高さとは人間の奴隷化を克服する意思でもあるはずだ。そこにどれだけ
自覚的であるのだろうか。「ひめゆり」もまた、今もヤスクニに縛られたままである。(T)