3・9浜松「反原発をあきらめない」小出裕章・佐高信講演会

 

20133日、浜松市内で、「反原発をあきらめない」小出裕章・佐高信講演会がもたれ、600人が参加した。主催は臨済宗の薪流会であり、「今を生きるいのち、明日を生きるいのち」をテーマに薪流会創立20周年記念講演会として開催された。

 小出裕章さんは、生物の不思議な力から話をはじめ、放射線による遺伝情報の破壊について指摘し、原発事故により福島や関東の生活の場が放射線管理区域と同様の汚染地帯になり、全てが汚されてしまった現実を示した。小出さんは、日本政府が法律を反古にして、住民を居住させ、被曝による健康被害の危険性を指摘し、原発の責任が問われているとした。そして、原発は危険であるからのみならず、被曝労働や過疎地への押し付け、後の世代への核廃棄物の押しつけにみられるように、差別の象徴であるとし、事故後ひとりひとりがどう生きるのかが問われているのであり、原発を廃絶させるまで、わたしはあきらめないと結んだ。

 佐高信さんは、原発報道などでテレビに出てくる人々は無害な人々であるが、それは生きていないということだ、人は生きている限り、かたよるものであり、公正中立とは実際には無責任な態度である、かたよらないとは、死んだ無責任な生き方を表すものであって、そのような在り方と闘ってきたと思いを語った。また、電気事業連合会が一億円で応援者としてアントニオ猪木を呼びよせ、東電経営陣が紙おむつをして株主総会に出席して、その場を乗り切っている事例をあげて、原発をめぐる攻防を、1億円をばらまき、紙おむつをして総会を乗り切る者たちとの闘いと表現した。そして、口先三寸タカ、お笑い無責任タカなどタカ派の特徴を話し、会社国家日本のなかで、笑いを忘れることなく闘っていくことを呼びかけた。

 日本の危機のなかで、右派が跳梁するようになったが、今回の集会は、ひとりひとりの命を基礎に人々が新たなつながりを求めはじめたことを示すものだった。  (竹)