2013.9.28富士を撃つな!東富士行動

 

   

2013年9月28日、沖縄県道104号線越え実弾砲撃演習反対!オスプレイ配備と低空飛行訓練に反対する県民集会が静岡県平和・国民運動センターなどの主催で開催され、150人が参加した。集会には三重、愛知、神奈川などからの参加があり、富士を撃つな!実行委員会も賛同し、参加した。

集会では、平和国民運動センターなどの主催者あいさつの後、フォーラム平和・人権・環境、全国基地問題ネットワーク、富士を撃つな!実行委員会などが連帯の挨拶をおこなった。そして、神奈川平和運動センターの金子豊貴男さんが、オスプレイの低空飛行が法的な根拠などのない無法なものであることを指摘した。

集会後、キャンプ富士に向かってデモ行進に移り、104訓練反対、オスプレイ反対、富士を撃つな!、武力で平和はつくれない、秘密保全法反対などのコールをあげて歩いた。富士を撃つな!実行委員会も横断幕を掲げて、コールして歩いた。

 デモ行進後、富士を撃つな!実行委員会はキャンプ富士と防衛省東富士出張所に104訓練とオスプレイに反対する要請書を渡した。キャンプ富士前ではオスプレイ反対!富士を撃つな!米軍は故郷へ帰れ!アジア民衆を撃つな!とコールし、米兵に直接、大統領あての要請書を渡した。

以下は要請書。

 

USA大統領様                     2013年9月28日

日本国首相様 防衛大臣様              富士を撃つな!実行委員会

                             

東富士での沖縄104訓練とオスプレイ配備の中止を求める要請書

 

2013年10月1日から、米軍は東富士演習場で、沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の本土分散訓練(104訓練)をおこなうとしています。今回は海兵隊中隊の約250人、車両約60両、155ミリ榴弾砲6門による訓練といいます。わたしたちはこの104訓練に反対し、その訓練の中止を求めます。

東富士での米海兵隊の訓練は今回で12回目になります。アメリカは8月末にはシリア攻撃をおこなおうとしましたが、104訓練はアメリカがグローバルな戦争をすすめるための訓練です。

東富士演習場ではすでに通常の実弾訓練もおこなわれ、この104訓練により、米軍の軍事訓練は一段と増加することになります。この訓練は米軍のグローバルな展開のために日本全土を訓練場とするものです。この訓練の移転によって、米軍は民間輸送機関を動員し、夜間訓練を増加させ、訓練規模を拡大し、日米の軍事的共同をいっそうすすめてきました。

さらに米軍は沖縄に昨年、今年とオスプレイを配備し、岩国と東富士を拠点に日本各地を飛行して実戦訓練をおこなおうとしています。オスプレイの配備は高空での1000キロ以上の軍事輸送が目的であり、米軍によるアジアなどへの侵略をいっそう強化するものです。私たちはこのような軍用機の配備・訓練に断固として抗議し、その撤去を求めます。

静岡県は「キャンプ富士」の全面返還を求めています。軍事訓練は富士山麓での重金属汚染を拡大します。富士山は世界遺産とされました。これ以上、「富士を撃つ」という環境破壊はやめるべきです。

オスプレイ配備や104訓練などの米海兵隊によるグローバルな戦争の訓練は中止すべきであり、米軍は本国へ撤退すべきです。私たちは、沖縄を始め世界各地での平和を求め、基地を撤去する動きに連帯します。そして、静岡県内での軍事基地の撤去を求め、東富士での104訓練とオスプレイ配備の中止をここに要請します。

 

 

 

Dear Mr. President of the United States of America

September 28, 2013

A Petition to Stop the 104 Drill and

Osprey Drill at Higashi-Fuji

The 104 Drill, live-fire operations conducted across Okinawa Prefecture Route104 and partially moved to Higashi-Fuji Shooting Range on the mainland is going to be conducted on October 1th as part of the decentralization of Okinawa operations.

We are resolutely against the Drill, which involves a Battalion of Marines (numbering about 250, 60 tanks and 6 155mm cannons being used at the base of Mt. Fuji.  We demand it stop right now. 

This is the12th time the Marine Corp has carried out drills at Higashi-Fuji.  This operation is part of the assault training for the US to conduct global war.

Regular live-fire military training is already being conducted at the Higashi-Fuji Shooting Range.  The 104 Drill will expand the US military presence in Japan.  The transfer of the live-fire exercises utilizes civilian transportation companies, increases the frequency of night-time drills, and extends the scale of the 104 Drill from a company to a battalion level, drawing Japan further into US military affairs.

Furthermore, the US military is going to dispose the Osprey in Okinawa, which will fly all over Japan to carry out the drill for active service, Iwakuni and Higashi-Fuji being their strongpoint. The aim of the Osprey’s disposition is to make it possible to transport soldiers and munition for more than 1,000 km at a high altitude, it strengthens the invasion of Asia by the US military.

We strongly protest against the disposition of military aircrafts and drills.  We demand their removal. 

  Shizuoka Prefecture is calling for the total recall of all military units at Mt. Fuji.  The contamination at the foot of Mt. Fuji by metal fragments, caused by the original live-fire drills, has been exacerbated by the continuation of the current live-fire exercises.  Mt. Fuji is World Heritage Site.  We must stop the environmental devastation caused by Marines shooting at Mt. Fuji.

The deployment of the Osprey and the US Marine’s use of Japan to prepare for global war should be put to an end.  The U.S. troops should be recalled back to the US.  We demand that the disposition of the Ospreys the 104 Drill at Higashi Fuji be stopped and the removal of military bases inside Shizuoka be conducted immediately. 

              Yours Sincerely,

 “Don’t Shoot Mt. Fuji” Executive Committee

 

 

静岡県知事様                     2013年9月24日

     富士を撃つな!実行委員会

                             

県知事が東富士での沖縄104訓練とオスプレイ配備に

反対の意思表示をおこなうことを求める要請書

 

2013年10月1日から、米軍は東富士演習場で、沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の本土分散訓練(104訓練)をおこなうとしています。今回は、海兵隊中隊の約250人、車両約60両、155ミリ榴弾砲6門による訓練といいます。わたしたちはこの104訓練に反対し、その訓練の中止を求めています。

東富士での米海兵隊の訓練は今回で12回目になります。アメリカは8月末にはシリア攻撃をおこなおうとしましたが、104訓練はアメリカがすすめるグローバル戦争のための訓練です。

東富士演習場では通常の実弾訓練もおこなわれ、この104訓練により、米軍の軍事訓練は一段と増加することになります。この訓練は米軍のグローバルな展開のために日本全土を戦争の訓練場とするものです。この訓練によって、米軍は民間輸送機関を動員し、夜間訓練を増加させ、訓練規模を拡大し、日米の軍事的共同をいっそうすすめてきました。

さらに米軍は沖縄に昨年、今年とオスプレイを配備し、岩国と東富士を拠点に日本各地を飛行して実戦訓練をおこなおうとしています。オスプレイの配備は高空での1000キロ以上の軍事輸送が目的であり、米軍によるアジアなどへの侵略をいっそう強化するものです。私たちはこのような軍用機の配備・訓練に断固として抗議し、その撤去を求めます。

静岡県は「キャンプ富士」の全面返還を求めています。軍事訓練は富士山麓での重金属汚染を拡大します。富士山は世界遺産とされました。これ以上、「富士を撃つ」という環境破壊はやめるべきです。

今こそ県知事は、東富士での沖縄104訓練とオスプレイ配備に反対の意思表示をおこなうべきです。以上、要請します。