10月20日、雨の中、9人で以下の要請行動をおこなった。爆音を響かせながら飛ぶ軍用機にはしゃぐ親子をみながら、戦争に反対する意思表示をおこなった。

防衛省長官様                    2013年10月20日

浜松基地司令様                   NO!AWACSの会

浜松基地自衛隊員様                  

             NO!基地祭要請書

 レッドフラッグアラスカ訓練で、航空自衛隊のF15戦闘機が米軍のB52戦略爆撃機の爆撃援護訓練に参加していたことが明らかになりました。このレッドフラッグアラスカ訓練には浜松基地のAWACSも参加しています。F15がAWACSの管制指揮を受けていたことは確実です。AWACSの管制指揮により、F15が爆撃機を援護し、先陣を切って敵国領に侵攻し、戦闘するという訓練が行われたのです。これは自衛隊を米軍の武力行使と一体化させるものであり、「自衛権」の行使を超えた侵略戦争の訓練です。そのような訓練が実際におこなわれ、そこにAWACSが参加していることは重大です。

 安倍政権は憲法の改悪、国防軍の設立、集団的自衛権の容認、国家安全保障会議の設立、国家秘密法案の提出などをすすめ、米軍とともに戦争のできる国家づくりをすすめています。それにより、米軍と一体化した海兵隊機能の強化、敵基地攻撃(戦略攻撃)能力の強化が目指されています。レッドフラッグアラスカでの米日の一体化した訓練はこのような動きを先取りしたものです。このようなレッドフラッグアラスカ訓練への参加は止めるべきです。

 また、AWACSによる中国・朝鮮の監視飛行が強化され、浜松市内でのAWACSの騒音も増加しました。AWACSの情報収集と管制指揮によって攻撃がはじまりかねない状況です。このようなAWACSによる監視飛行の強化は止めるべきです。大切なことは軍備の強化によって戦争を挑発するのではなく、平和的な外交を強めるべきです。領土争いによるナショナリズムの宣伝や軍拡は必要ありません。

 108日、浜松基地は幼稚園児を集め、燃料タンクに絵を描かせるというイベントをおこない、それを基地祭に展示するとしました。わたしたちはこのような幼児への軍事宣伝に強く抗議し、2度とこのような幼児への宣伝を行わないことを求めます。ブルーインパルスの飛行もやめるべきです。

わたしたちは浜松を再び戦争の拠点としないという視点で活動し、戦争のできる国家づくりに反対しています。安倍政権は、東アジアの平和に向けて外交的な努力をおこなうことなく、ナショナリズムを煽って「積極的平和主義」を掲げ、隣国との争いを強めています。そのような行為は、東アジアを戦争の危機に導き、自衛官に生命をかけることを強いることになります。わたしたちはこのような動きに強く抗議します。自衛官の皆さん、市民としてともに戦争のできる国づくりに反対しましょう。