証人しらべ そして結審へ
たちかぜ裁判第14回弁論報告
「証人しらべ」次回(12月11日)、次々回(12月16日)
「口頭弁論(弁論終結・結審)」1月27日
「たちかぜ裁判」控訴審はまさに最終段階に入った。2013年10月21日の第14回口頭弁論で原告側証人1人、国側証人2人の採用が決まり、それぞれの日程が決定した。さらに最終の弁論の期日も1月27日となり、いよいよ最終段階の攻防を迎える。
この日の弁論で、裁判長は12月中の「証人調べ」、来年1月の「弁論終結」に意欲を見せ、引き伸ばしを図る国側に対して年度内「判決」の決意を示したと判断される。
採用された証人は、自衛隊が隠匿した「艦内生活アンケート」の存在を内部告発した元国側指定代理人Sさん、国側証人はSさんの同僚で元国側指定代理人のKさん、開示請求時の担当事務官のHさんの2人だ。3証人とも証拠隠匿に関わる証人であることに注目すべきだろう。たちかぜ艦内での継続的暴力行為とIさんの自死との相当因果関係を認めるか否かがこの裁判の主要な争点であるのだがこの部分で今回は証人を採用しなかったことにもう一つの特徴がある。
ともあれ「たちかぜ裁判」控訴審はまさに大詰め。これまで以上に傍聴につめかけ裁判を多くの人々で監視することが求められている。
(門奈)