6・21 つくるな!戦争法 つぶすな!憲法9条 浜松集会報告
2015年6月21日(日)、つくるな!戦争法 つぶすな!憲法9条 浜松集会が浜松駅前でもたれた。雨のなか、「つくるな!戦争法 つぶすな!憲法9条」「NO!戦争法」「NO!集団的自衛権」などの横断幕を掲げ、安保法制反対をアピールした。
集会では、反戦平和の歌や詩の朗読があり、戦争法案反対の発言もおこなわれた。集会アピールの採択後戦争法はいらない!9条を守れ!アベはやめろ!などコールしてデモをおこなった。
デモに移るころには雨もやみ、終了時には晴れ空になった。集会とデモには40人の仲間が参加した。
6・21つくるな!戦争法、つぶすな!憲法9条浜松集会アピール
現在国会では安保関連法案が審議されています。この法案は、政府による集団的自衛権行使容認の決定をうけ、自衛隊が海外で戦争に参加することをねらうものです。このような法案は日本国憲法に違反するものであり、即、廃案とすべきです。
過去の侵略戦争において、浜松の陸軍航空基地で編成された部隊は、中国をはじめアジア各地で空爆を繰り返し、人々を殺しました。70年前の米軍による浜松大空襲では多くの市民が殺され、浜松駅前には死体が並べられました。憲法の第9条はこのような戦争の結果、生まれました。その憲法の戦争放棄の精神は市民にうけつがれ、浜松市は平和都市宣言をするに至りました。
現代の戦争は、宇宙を軍事化してミサイル防衛システムをつくり、対テロの名で切れ目のない戦争態勢を準備し、地球の裏側から指揮して、ロボット兵器を使って攻撃を加えるというものです。
今回の法案は、そのような戦争に積極的に参加するものです。政府は「国際平和支援」とか「平和安全法制」などの言葉を使って、ごまかしていますが、政府のいう平和とは戦争のことであり、安全とは危険の意味にほかなりません。安保法案はまさに戦争法案です。
すでに浜松基地には警戒管制機・AWACS(エ―ワックス)やPAC3ミサイルが配備され、この戦争態勢をささえています。また、浜松基地からはイラク戦争にも派兵されてきました。この安保法案が成立すれば、自衛隊による海外への派兵がさらにすすめられ、武器を使用し、交戦するようになります。自衛隊員を殺し、殺される関係に追い込んではなりません。
私たちは、浜松を再び戦争の拠点としてはならないと考え、浜松空襲で生き残った市民の木の前で、この戦争法案の廃案を強くアピールします。
つくるな!戦争法、つぶすな!憲法9条集会参加者一同
2015年6月21日
ちょうど、集会会場の横のステージでは、フリースクール・ドリームフィールドによるバリアフリーコンサートが開かれていた。
ドリームフィールドのバンドとともに、元ブルーハーツのドラマー梶原徹也、PANTA、制服向上委員会なども参加して、ピースソングを歌った。
2015年に「心による平和を願う皆のネットワーク」が制作したCDに収録された歌なども紹介された。(T)