東富士での第13回めの104訓練に抗議、要請書を陸自滝が原駐屯地に提出


                                     2015年9月9日
USA大統領様 
日本国首相様 
防衛大臣様
                   「静岡・沖縄を語る会」
                 
                   「富士を撃つな!実行委員会」

 東富士での沖縄104訓練とオスプレイの飛行の中止を求める要請書

 2015年9月11日から、米軍は東富士演習場で、沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の本土分散訓練(104訓練)をおこなうとしています。東富士での米海兵隊の訓練は今回で13回目になります。前回の2013年の訓練は海兵隊中隊によるものでしたが、今回は大隊規模に拡大し、約430人、車両約100両、155ミリ榴弾砲12門による訓練であり、倍のものになります。
 わたしたちはこの104訓練実施に反対し、その訓練の中止を求めます。
東富士演習場ではすでに通常の実弾訓練もおこなわれ、この104訓練により、米軍の軍事訓練は一段と増加することになります。この訓練は米軍のグローバルな展開のために日本全土を訓練場とするものです。この訓練の移転によって、米軍は民間輸送機関を動員し、夜間訓練を増加させ、訓練規模を拡大し、日米の軍事的共同をいっそうすすめてきました。
 さらに米軍は2014年7月にオスプレイの飛行訓練を東富士で強行しました。オスプレイの配備は高空での1000キロ以上の軍事輸送が目的であり、米軍によるアジアなどへの侵略をいっそう強化するものです。私たちはこのような軍用機の訓練に断固として抗議し、その撤去を求めます。
 静岡県は「キャンプ富士」の全面返還を求めています。軍事訓練は富士山麓での重金属汚染を拡大します。富士山は世界遺産とされました。これ以上、「富士を撃つ」という環境破壊はやめるべきです。
 オスプレイの飛行や104訓練などの米海兵隊によるグローバルな戦争の訓練は中止すべきであり、米軍は本国へ撤退すべきです。私たちは、沖縄を始め世界各地での平和を求め、基地を撤去する動きに連帯します。そして、静岡県内での軍事基地の撤去を求め、東富士での104訓練とオスプレイ配備の中止をここに要請します。