原発いらない 戦争させない
3・20浜松集会
―浜岡原発を廃炉へー
3月20日(日)
JR浜松駅北口、市民の木前
13時30分 集会開始 14時30分からデモ
主催 実行委員会
2016年3月20日、原発いらない戦争させない浜松集会がもたれ、200人ほどが参加した。集会には静岡、御前崎、豊橋などからの参加もあった。
その後、「原発いらない」「戦争させない」「命を守れ」などのコールや平和の歌などを歌い、市街を歩いた。以下は集会アピール。
「原発いらない、戦争させない」の声を広げよう
2011年3月の福島原発事故から5年がたちました。しかし、福島事故は収束することなく、その事故の責任はいまもとられていません。被害者は救済されることなく、安全宣伝がなされています。避難の権利は確立されず、帰還がすすめられています。原子力推進の権力構造は生きのび、原発の再稼働や原発の輸出がすすめられています。
また、昨年9月には、多くの市民の反対の声を無視し、戦争法と呼ばれる安保関連法が強行採決されました。非正規雇用の増加など、格差は拡大し、経済的徴兵がすすむことも指摘されています。
このような動きのなか、わたしたちは、浜松空襲のなかで生き残った木の下に集まり、「原発はいらない、戦争はさせない」と強く訴えます。
浜岡原発は福島事故後、政府の要請によって停止しましたが、中部電力は再稼働をねらっています。中電は原子力規制委員会に新規制基準の適合審査を請求し、テレビなどで安全宣伝を強めています。しかし、原発反対の声は強く、2016年3月9日、大津地裁では、高浜原発3・4号機稼働停止の仮処分決定をかちとりました。わたしたちは、中電による浜岡原発の再稼働の動きに強く抗議し、浜岡原発の廃炉を訴えます。
戦争法と呼ばれる安保関連法は3月29日に施行されようとしています。それにより、自衛隊の海外派兵が浜松基地をふくめ、いっそうすすみます。自衛隊は海外で駈けつけ警護や治安維持の名によって交戦し、米軍を護衛し、米軍とともに戦闘・交戦するようになります。それは、交戦権を否定する日本国憲法に反するものです。わたしたちはこのような、憲法を無視し、海外派兵と戦争をすすめる動きに、強く反対します。
政治的な立場をこえ、市民の生命と権利を維持するための連帯が、つよく求められるときです。わたしたちは今日、「原発いらない、戦争させない」という思いを、力強く表現します。
2016年3月20日
原発いらない 戦争させない 3・20浜松集会参加者一同