駆け付け警護など新任務の閣議決定に抗議!
南スーダンからの撤退を!11月浜松行動
2016年11月9日、浜松駅前で、なくそう戦争法・浜松行動による9デー行動のスタンディングをおこなった。この日は寒波と強風であったが、12人が参加。
以下、参加者の言葉。
〇トランプが当選した。激動の時代へ。
〇考えないような時代だ。
〇トランプは問題だが、安倍の問題を隠してはいけない。同類だ。
〇シャッフルされ、本質が示されてきたということだ。
〇グローバル化による格差の拡大が、ファシズムの動きを強めている。
〇苦しくなって物事が見えなくなっている。
〇寒いが、寒いと燃える。
〇あきらめたら、負ける。
〇「支配階級の一掃」を語るファシストの宣伝を支持する、没落する中産層の存在。
〇ポスト・トゥルース・ポリティクス、真実を示さずに都合のいいことだけを宣伝する政治の跋扈。だが、真実が勝つ。
2016年11月15日、政府は安保法による駆け付け警護など新任務付与を閣議決定し、20日には青森の施設部隊350人が南スーダンに送られることになった。
閣議決定の15日、なくそう戦争法・浜松行動は8人で、浜松駅前でのスタンディングで抗議し、抗議の要請書を送った。
11月19日には浜松駅前で、戦争させない・9条こわすな!浜松総がかり行動が、国会前での抗議行動に連帯して、抗議の集会をもった。集会には40人が参加、集会は雨の中で始まったが、次第に晴れ、最後には、歌やコールで戦争させないという思いが示された。
同19日には浜松市内で、「檻のなかのライオン」の著者で弁護士の楾(はんどう)大樹さんによる憲法カフェがもたれた。楾さんは権力をライオン、憲法を檻としてたとえ、国民が国家権力を縛るという立憲主義や憲法の条文を解説し、檻から出ようとしたり、檻から出てしまったライオンをどうやって捕えるのかについて話した。
日本国首相様 2016年11月15日
なくそう戦争法・浜松行動
自衛隊の南スーダンからの撤退と
駆け付け警護などの新任務の閣議決定の撤回を求める要請書
2016年11月15日、日本政府は南スーダンPKOで、自衛隊が駆け付け警護や宿営地共同防衛などを新たな任務とすることを、閣議決定しました。
私たちはこの決定に抗議し、その撤回を求めるとともに、自衛隊の南スーダンからの撤退を強く求めます。
スーダンでの紛争は石油利権によるものであり、南スーダンの分離独立は南北スーダンの国境紛争を起こし、さらに南スーダンでの内戦となりました。南スーダンでは2015年8月に和平協定がむすばれたものの、現在では再び内戦になっています。
内戦当事者間での和平がくずれているなかで、日本政府はPKOに自衛隊を送るべきではありません。内戦状況であるにもかかわらず、日本政府は、正規軍同士での戦闘ではない、首都は比較的平穏などと言質を弄して、自衛隊の派遣を継続し、さらに駆け付け警護などの新任務を与え、武器の使用を拡大できるようにしています。
それは、自衛隊が正当防衛や治安維持の名で、他国で交戦をおこなうことにつながります。そのような自衛隊による交戦は日本国憲法に違反する行為です。
日本政府が2015年9月に制定した違憲の安保関連法(戦争法)は撤廃すべきであり、安保関連法による駆け付け警護などの新任務付与は中止すべきです。そして、自衛隊を南スーダンから撤退させるべきです。