第18回満月まつりコンサート
2017年10月15日、浜松市の龍泉寺で第18回満月まつり浜松コンサートがもたれ、70人ほどが参加した。
コンサートには、エイサー、月桃三線団、NO!NO!BAND、地引浩・べにはこべ、塩崎、ハヤオ、めでたバンド、OSHOS、シラクラ&YOSIKO、豊田将志、多夢などが出演した。
沖縄での基地建設や軍拡、東アジアでの戦争の危機に対して、参加者は音楽で、平和衣表現した。 参加者にひとりが、「怒りと復讐の調べ」を!という詩を示したが、心地よい癒しではなく、現実を問う思いが交わった午後だった。 (t)
要請書
日本国首相 安倍晋三 殿
「戦争への道を許さない。憲法改悪に反対しよう!」という呼びかけに賛同する市民が本日ここ浜松の龍泉寺に集まり、音楽や詩などのそれぞれの表現で命の尊さを訴え、平和への想いを分かち合った。
安倍首相、あなたがその座についてからやってきたことは私たちの想いと大きく方向が異なるものばかりだった。前回の政権での教育基本法改悪、今回の東日本大震災での原発事故の収拾すらつかないうちの原発再稼働や原発輸出への動き。大半の県民が反対する中でのオキナワ辺野古・高江の新基地建設強行、オスプレイの配備強行、米軍による重大事故・凶悪事件に対する曖昧な態度。相次ぐ米軍機の事故は「危険の除去」がいかにまやかしであるかを示している。一方で国民に対しては、「森友学園問題・加計学園問題」をうやむやにし、秘密保護法で目や耳や口を塞ぎ、集団的自衛権容認を閣議決定、戦争法を強行採決する。トランプ米大統領へ一方的に肩入れし、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からの脅威をあおり、結果東アジアの緊張を高める。そして憲法改正を声高に唱える。
先の都議会選挙で有権者が示した意思は、あなたのその数を背景にしたおごり政治に対する「否」(ノン)なのだ。
元ドイツ連邦共和国大統領ワイツゼッカーは「過去に目を閉ざす者は、現在に対しても盲目になる」と説いた。安倍首相、あなたの目には過去は見えているのだろうか?過去はなかったことにしたいのだろうか?
ワイツゼッカーは更に述べている、「自由民主主義体制において必要な時期に立ち上がるなら、後で独裁者に脅える必要はない、つまり自由民主主義擁護には法と裁判所だけでは不足で市民的勇気も必要」と。今回の衆議院選挙の結果がどうなろうと、その結果生まれる政権が命を大切にせず、平和への願いを踏みにじるものなら、私たちは市民的勇気を持ってその権力者に立ち向かうだろう。
以下、要請する。
一、憲法改悪をするな。
一、戦争法を廃止し、集団的自衛権容認を撤回せよ。
一、辺野古、高江の新基地建設をやめ、原状回復せよ。
一、オスプレイを撤去し、米軍基地をなくす交渉を米政府と開始せよ。
一、福島原発事故の責任を明らかにし、被害者への謝罪と補償をせよ。
一、原発再稼働をやめ、再生可能エネルギーへの転換を進めよ。
2017年10月15日
第18回満月まつり浜松コンサート参加者一同