10・7市民と野党が語り合うつどい・浜松
2018年10月7日、浜松市アクトタワーのホールで、市民連合はままつによる集会がもたれ、立憲民主党、国民民主党、自由党、日本共産党などの国会議員をパネラーにした論議がなされた。論議の柱は、経済、福祉・教育、安保、環境の4つであり、最後に憲法についても議論がなされた。
2018年9月末の沖縄での野党候補の勝利と第4次安倍政権による改憲案提示の動きのなかでの集会であり、野党が次の参議院選、衆議院選に共同候補を立てることができるかが問われる中での集会だった。
安倍政治は、国家の私物化、憲法の破壊、公文書偽造など倫理と言葉を破壊するものである。そのような政治を継続させている市民の民主主義意識も問題である。その状況に野党がどう一致点を見出し、共同できるのかが問われる。
参加した議員が互いを尊重する姿勢は好感が持てた。この間の安倍政治に対抗する共同線、たとえは、脱原発、安保法廃止、反TPP、格差是正などを出し、共闘をつよめるときだ。
集会のタイトルは、「市民と野党が語り合う」であるが、市民と語り合うことはなかった。野党議員が市民の前で語り合うという集いであった。市民は集客され、劇場での討論を眺め、帰った。市民連合が、野党の共同の場をつくったことには意義がある。市民が主人公となる政治にむけての課題は多い。